2012年12月23日日曜日

クリスマスイベント No.0464



ジングルベール、ジングルベール♪、と

何処からともなくクリスマスソングが聞こえてきます。



何処を見ても、キラキラと光り輝くイルミネーション。

街を歩いていると、すっかり世間はクリスマスの装いですね。

私はべつだんクリスチャンじゃないけど、、、
なんかウキウキするものです。


さて、世間さまが
クリスマスでうきうき浮かれている頃。

その浮かれ具合と比例して、
ウチのグループは忙しくなります。

はい、恒例の、、、

クリスマスイベントが始まるからです。


・・・


スタートは、今を去ること14年ほど前。

当時は、会社もまだ一社で、
私は家を建てる仕事をしていました。

で、たまたま、クリスマスのとき、

「せっかくのクリスマスだから、
 何かお客さまに喜んでもらえる、
 そんなお返しができないだろうか?」

そう考えました。


・・・



何をしたら喜んでもらえるだろう?せっかくのクリスマスなので、、、サンタの格好をして、プレゼントもって、夜にお邪魔したらどうだろう?

などと考えてみたのです。


最初は、ジョーク半分で、
「お客さま驚くかな、まあ、とにかくやってみよう」

そんな軽い感じでした。


お客さまに「来てほしい方は教えてくださいね」と
告知し、夜に行けないお宅様はお昼に回り、
ご不在のときは入り口でポラ撮影して、
プレゼントと共においてこようと。


初めての年は、まだお客さまのところに
回ると言っても、2、30軒ほど。

一日でできます。


・・・


私は一番サンタに似合いそうな
お父ちゃん(寺田、現静岡社長)を
サンタにし、私はトナカイ、
当時数人だった社員に
いろんなコスチュームを着せ、
お客様の家を回りました。


あるお客さま宅で、

「今日、子供にプレゼントを
 渡そうと思って買って来たのだけど、
 せっかくだからサンタさんから渡して」

と頼まれました。

プレゼントを受け取った子供さんは、
目をキラキラさせて、

「うわーー、サンタってホントにいるんだ」

と涙を流さんばかりでした。


その子供の笑顔を見て、やって良かったなあ、
大変だけど・・・また来年もやるか。

こう言って、、、
毎年、恒例の行事になってしまいました。


・・・


年々、次第にお客さまの数は増えます。

なので、近年は複数のチームに別れ、
23、4、5日の三日間ぶっ続けで
回らなければならなくなってしまいました。


朝から晩まで回って回って、
みなふらふらになってしまいます。

当然、社員たちにはクリスマスはありません。

大変だから、今年を最後にしよう、最後にしよう、
と毎年言い続け、あれから十数年が経ちました。

今も、続いています。


・・・


あれから、会社の数も17社に増え、
住宅関連会社だけで4社、
マンション系もいれると
住まい系は7社。


ありがたいことに、
お客さまの数も莫大な数になりました。


愛知、岐阜、三重、静岡と、
東海4県あわせて千件を超えるお客様の家を、
全部で30チームが回って行きます。


私が回っていた頃はクルマ一台1チームだったのに、
今は総勢200人を超えるスタッフが手分けしなければ、
とても周り切れません。


なんか、、、
すごいことになってしまったものです。


・・・


思えば、、、
私のひょんな思いつきから、、、

クリスマスは、毎年、
ウチのグループにとって、
無くてはならない行事に
なってしまいました。



毎年、この時期にお客さまのお顔を拝見して、
感謝の言葉とともに、わずかながらのプレゼントを。

お客樣方に喜んでもらえるように。

私たちを選んでくださって、
ご依頼くださったお客樣方が、
わずかでも笑顔になってくださるように。

そして、、、
また、来年も、
この時期にお会いできますように。


そう念じて、今年も、
クリスマスの3日間が始まります。


・・・


写真は出陣前の集合写真。
三重の本社前です。

この他、静岡とか岐阜のほうでも、
同時にスタートして行きます。


・・・


各社スタッフのみんな、ご苦労さま。

君らのクリスマスは毎年ないけれど、、、
きっと、お客さまは、喜んでくださるよ。

身体に気をつけて、まわってね。

私はいつも、君らを、誇りに思ってるよ。

2012年12月22日土曜日

ぼーねんかい2 No.0463



「忘年会の話が出たけれど、複数の会社を経営していると、

顔出せない会社もあると思うのですが、そういうときどうしてるの?」



とご質問を頂いたので、お答えね。


基本、私のグループは、
各社長がいるので、
私が行かなくてもなんとかなります。


でも、やっぱり、こういった
イベントごとはなるたけ
顔を出したいもの。


かといって、海外も多いと
実際全てに顔を出すのは無理。


そういうときは、、、


ビデオで出演です。


こんな感じだよ。
このときはハワイにいて行けなかったの。


ということで、忘年会も、東京、静岡、京都、名古屋、三重、岐阜とうだうだ回って来ました。


次は年末の挨拶、
年明けの挨拶、で、、、


新年会か。ふうっー。



その前にクリスマスかあ。
クリスマスイベントもまた中継しよっかな。

うちはすごいよ。

でわー

ぼーねんかい No.0462



京都に来ています。忘年会です。

ちなみに、私は17社ほど所有していますので、

自分の会社の忘年会だけでも、、、

17回あることになります。


まあ、実際は全ての会社でやる訳ではないし、全てに出席する訳ではないけど、こういう時期しか会えない社員もいるので、、、

出来る限り出席したいと思っています。


・・・


で、、、うちの忘年会はちょっと変わっています。

基本、飲めや騒げ、歌えの忘年会ではありません。

・酒は出さない
・お昼にやる
・セミナー形式で、私や、社長連中が講義をする
・ゲストも呼ぶ(著名な人にも講演をしてもらう)
・会場はその地域のナンバーワンホテルを借りる


なので、全くセミナー風景にも見えます。
(というか、セミナーにしか見えないと思う)

そして、社員たちはおのおの、
出し物などを考え、工夫します。

楽しく(?)ためになる忘年会になるように。


・・・


昔、私が職人だったころ、当時の忘年会は、
飲めや歌え、騒げの忘年会でした。

酒を飲んではグダグダ管巻くもの、
グチを言うもの、暴れるもの。
まあ、どちらかというと「いい行動」は
あまり見ませんでした。

なので、私が自分でビジネスするときは、
絶対にこういうやり方はやめよう、と思ったのです。


酒飲みたきゃ、勝手に自分たちが家で飲めばいい。
もっと意味のあることが出来るはず。
そう思っていました。


酒の出ない、セミナーにしか見えない忘年会。

いいかわるいかは知りません。
でも、、、

ま、少なくとも、他ではないと思うし、
ま、いいんじゃないかなー

そう思ってますね。


・・・


写真は、静岡での忘年会の様子だよ!
セミナーにしか見えないっしょ?

まあ、これだけ規模の大きい忘年会は
グループ内でも数社だけどね!

手前右から溝口先生、私、小林、久保だよ。
(グループの中心メンバーは各忘年会に出て、
 いろいろ講義するよ)

まあ、年末は忘年会で忙しい。
でも、ひとんちの忘年会ではなく、
自分の会社ばかりだからねー

ちなみに、それが終わったら、
年末のシメで各会社を回ります。

年が明けたら、今度は新年のスタート回りと、
新年会か・・・

これまた17社回るのか・・・

年末、お正月、キライ。

忙しいんだもん。

でわー

2012年12月18日火曜日

記念日 No.0461



Fb先行しちゃったので、連投だよ。
ごめんね。


・・・



昨日南の島からの投稿をした感じなんだけど、

実はすでに戻ってきています(単に投稿が順ぐり遅れているだけ)。

で、、、2週間ぶりに日本に戻り、部屋に帰って見ると、、、

なぜか、いろんなお届けものが部屋に届いている。

どうやら、最近、私が日本を離れているあいだに、

記念日のようなものがあったようだ。

嬉しいなあ。
ありがたいなあ。

ウチのグループの仲間からも、友人からも、

なんかブランドものとか、シャンパンとか、

ワインとか、お花とか、たくさんお届けものと、嬉しいメッセージが。

涙が出るなあ。


・・・


平先生からは、大きなお花と、
なんと、、、

黒鉄ヒロシの「東郷平八郎 千思万考」の原画が!!!

あの世界最強と呼ばれたバルチック艦隊を完膚なきまでに叩きのめし、日本を救ったアドミラルトーゴー。もし、この戦いに負けていたら、今ごろ私たちはロシア語でこのフェイスブックを打っていたでしょう。

しかも、バックに秋山真之。

私は坂の上の雲の大ファンで、もー、東郷さんがだーい好き。

嬉しい!
しかも、原画なんだよねー



・・・


ちなみに、私のひいおじいさんは
日本騎馬の父、秋山好古さんの騎馬隊にいたそうです。

「よしふるさんは、よしふるさんは・・・」と
よく言っていた、と叔父貴から聞きました。

また、私も、いくつか騎馬隊時代の
エピソードを聞いたことがあります。


凍てつくマイナス30度の奉天を、
馬にまたがり悠々と歩く、
若き日のひいおじいさん。

その姿を想像すると、心が震えるものを感じます。


・・・


やはり、日本に帰ってくると、いいなあ。


何処よりも、どんな国よりも、、、
大切な仲間や周りの人たちが住むこの国こそが、、、

世界で一番の、天国だね。

みなさん、ありがとうございます。

タバコやめたよー No.0460



またご無沙汰してしまったぞ。
実はここのところ、ちょっと南の島へ逃げて来ていて、、、
ついでと言っては何なのだけど、煙草をやめてみた。

今まで40年間近く、多いときでは
毎日4箱吸ってたチェーンスモーカーだったんだけど、、、

医者からも止められてるし、まあ、禁煙チャレンジだね。


で、禁煙してから、既に一週間以上たちます。


せっかくの禁煙を楽しむために、ロードワークしたり、
フォートデルッシーでシャドーしています。

タバコ吸ってないと息が続くね。

確かに、鬼のように吸いたいけど、、、
禁煙の「良い側面」を見て、
自分を励ましてる。


・・・


よく、世間では「ポジティブに捉えろ!」とか言うけど、
あれ、一歩間違うと危険な考え方だね。

赤字会社の社長が、自社の経理を見て、
「ポジティブに捉えよう。何とかなるさ!」なんて
考えても、ハッキリ言って何ともならない。

わけて考えなきゃ。


・・・


私はこう考えています。


・状況判断は数字「のみ」で判断する。

 一切の感情を入れない。
 観念的な事象も、数値に置き換えて判断する。
 でないと、判断を間違うんだよね。
 行動はこちらで決める。
 

・感情面は、ポジティブ側面のみから見る

 上記の状況判断をした後、自分の感情を守るために、
 様々な側面から「都合の良い側面」を取り出して、
 そこを見るようにする。
 すると、気楽に進められる。



まあ、こうやって生きて行くと、
わりと楽だよ。

禁煙にもいいところ(しかないけど)あるよー
それを考えれば多少楽だよ。


写真は、朝っぱらから
ハアハアぜいぜいしている怪しいオジさん。

本当はすごくタバコが吸いたい。
写真: またご無沙汰してしまったぞ。実はここのところ、ちょっと南の島へ逃げて来ていて、、、ついでと言っては何なのだけど、煙草をやめてみた。

今まで40年間近く、多いときでは毎日4箱吸ってたチェーンスモーカーだったんだけど、、、医者からも止められてるし、まあ、禁煙チャレンジだね。


で、禁煙してから、既に一週間以上たちます。


せっかくの禁煙を楽しむために、ロードワークしたり、
フォートデルッシーでシャドーしています。

タバコ吸ってないと息が続くね。

確かに、鬼のように吸いたいけど、、、
禁煙の「良い側面」を見て、
自分を励ましてる。


・・・


よく、世間では「ポジティブに捉えろ!」とか言うけど、
あれ、一歩間違うと危険な考え方だね。

赤字会社の社長が、自社の経理を見て、
「ポジティブに捉えよう。何とかなるさ!」なんて
考えても、ハッキリ言って何ともならない。

わけて考えなきゃ。


・・・


私はこう考えています。


・状況判断は数字「のみ」で判断する。

 一切の感情を入れない。
 観念的な事象も、数値に置き換えて判断する。
 でないと、判断を間違うんだよね。
 行動はこちらで決める。
 

・感情面は、ポジティブ側面のみから見る

 上記の状況判断をした後、自分の感情を守るために、
 様々な側面から「都合の良い側面」を取り出して、
 そこを見るようにする。
 すると、気楽に進められる。



まあ、こうやって生きて行くと、
わりと楽だよ。

禁煙にもいいところ(しかないけど)あるよー
それを考えれば多少楽だよ。


写真は、朝っぱらから
ハアハアぜいぜいしている怪しいオジさん。

本当はすごくタバコが吸いたい。

2012年12月6日木曜日

与えるものは王者なり No.0459

「与える」話がちょっと出たので、今日はその話をしようかな。
座右の銘というものを誰もが持ってるかもしれないけど、

私の座右の銘は、、、

ふたつあります。


ひとつが、「人生何でもコヤシ」です。
そしてもう一つが、「与えるものは王者なり」。


与えることは、、、

周りも喜び、そして周りに自分の存在が「良きもの」で
あったと認識してもらえる、、、

それは逆に言えば、

自分にとって一番の贅沢です。


おごられるよりも、おごる方が、贅沢で、
その気分を感じられる分、得してるの。

だいたい、ボランティアとかって、
自分のためだからね。


・・・・


与えるものは王者なり。

せっかく男に生まれたからには、
他人様にひとりでも多く、
影響を及ぼせる人間になりたいものです。

そして、それが「いい影響」なら、
男の子冥利に尽きるというもの。


でも、、、

与えると言っても、、、

何でもかんでも、自分が持っているものを
他人にあげればいい、
というものではないですね。
当たり前だけど。

まあ、バランスが難しそうだね。
過不足なく、しなくちゃならない。


・・・


このバランス感覚は、
ビジネスをやっていく上で、
社長取って非常に大切な能力だと思う。


何より、自分が会社に勤めるなら、

「やったことをやっただけ判断してくれて、
 ちゃんと成果に対して
 報酬や何かを与えてくれる」

そんなリーダーのもとで
働きたいと思うものじゃないかな。

いろんな意味で、与えるのが
リーダーの仕事だよ。


・・・


ちなみに、「与える」人間になるために、
私の思う大切なポイントは、、、

・自分が力を持つ

与えすぎて、自分が疲弊するのは本末転倒。
自分の飲み水がたっぷりあるからこそ、
人に水をわけられるんだよ。
与える前に、自分が力つけなきゃね。

借金してまで、人を助けるのは、
間違ってるということだよ。

与えすぎて、自分の飲み水まで
あげてしまう人がいるけど、
そうすると、自分自身の命が保てない。

次が無い、ってことになる。

それなら、自分が生きて、もっと
たくさんの水を手に入れてくるべき。


・・・


・与える相手を選ぶ

私の個人的な意見だけど、
誰にでも均等に与えるのはどうかと思う。

私なら、自分に近いもの、
自分に良くしてくれるもの、
そういう人から与えていくね。

これが本当の意味で平等だと思うから。

一生懸命頑張る人と、そうでない人と、
報われ方が同じだとしたら、やってられないよね。

こういうのを不公平っていいます。


実際、この世の中は不公平なことが多いです。

でも、私は、”自分の目の届く世界”において、
出来る限り公平な”神”であろうと心がけています。


・・・


リーダーは、こう思うべき。

「自分は神であり、そして、自分の会社の中にだけは、
 公平な世界が存在する。それは
 自分の判断によってである」

ウチのリーダー連中もそう思ってるし、
私は常に、そうありたいと願っています。


・・・


国は、私たちから税金を取り、
それを社会の公平性の名の下に振り分けてる。

でも、実際は、偏って、一部の人間がトクをして、
どうも公平とは言いがたい。

私たち、ビジネスのリーダーは、
おのがグループ内のみは、
公平な世の中を作りたいものだね。


・・・


写真は、去年のサンタ作戦の私とフナだよ。

毎年、クリスマス恒例のムチャプレ


(ムチャクチャプレゼントすること)は


今年は無理みたい・・・

今年は、フナがいないのと、実は私が既に
海外に逃げて来ていることから、
出来ないんだよねー

去年で終わりだったな~
人生、諸行無常だな~

おごれるヒロタとフナも久しからずや・・・









2012年12月4日火曜日

二代目さん続き No.0458

二代目のことで書いていて、ちょっと思うことがあったので
そのテーマについて考えてみました。二代目シリーズ続き。

前はおかれた環境だったね。今度は人間性について。

二代目さんは、、、


私は、端的に言って「いい人」が多いと思う。


なぜか?

親御さんがある程度余裕があるので、、、

・愛情たっぷりに育てられた
・モラルをちゃんと教えられている
・強要がある人が多い
・習い事などもいくつかしているので、経験や知識も多い


そして、
ここが一番大きいと思うけど、、、

余裕があるので、「独り占め」しようとしない。

2杯の水があったら、一杯は人にあげる。

これ、大きなことだと思う。

(まあ、常に例外はあるけど、
 おおむねそうじゃないかなあ)

実際、小さい頃兄弟で取り合いしていると、
ちょっと違ったりするんだよね。


自分の食べる分が無ければ、取り合うのは当たり前。

人間だって所詮動物だから。


でも、自分のお腹が満たされたとき、
余った分を気持ちよく人にあげられるかどうか?

ここ、「人を使う」という段階で
非常に大きな美点になると思う。


気前の悪い親分についた社員はかわいそうだもん。

「人に与える」ことが出来る人間、
そういう人間こそが上に立つべきだよね。

与えるものこそ、王者だよ。


・・・


あと、商売屋さんの子供って、商売カンがあって、
やはり普通に育った子に比べて、
商売のセンスがいいように思う。

なので、ウチの会社は商売屋さんの息子、
わりと優先的に取ってるね。


・・・


とにかく、「人に優しくしろ」と
育てられている子が多いので、
二代目さんには優しい人が多い。


人に施す、ということを知ってるし、
そういう余裕の中で育てられてる。

困ってる人を放っておけなかったりする。

なので「ボンボン」という言葉は悪い印象があるけど、
実際は、友達として最高の要素を持ってるよ。


ハングリーではあるかもしれないけど、
ガツガツして、なんでも「オレのもの!」という友人より、
絶対そっちの方がいいよね。

まあ、初代がみんな「独り占めタイプ」と
いう訳ではないけどね。


二代目でなくても、「人に施す」人は多いけど、
二代目さんって、そういう割合が多いと思う。


・・・



ちなみに、幼なじみの友人と
ボンボンについての話をしてたら、
こんなことを言われた。


「あのなあ、会長よ。ワシもアンタもなあ、、、
 しょせんは、ボンボンやで」

「なんでー?」と私。

「ワシもアンタもな、人間の心ちゅうもんを、
 もっとるやないか」

「?」

「わしのところに来る若いモンはな、
 そりゃ、人間の心ちゅうもんを
 忘れてしもうとるヤツがぎょうさんおる。
 そういうのと比べたら、、、
 ワシらボンボンやでえ」

「いや、あの、それ、話してるレベルが違うくない?」

「いーや、ボンボンや。ワシもアンタも、
 ボンボンで、、、それでええやないか」


いや、ええやないかって言われても、、、
定義の問題ではなくて、、、

まー、ええか。


・・・


写真は、一見おぼうさんに見える友人。

人間らしさは持ってるかもしれないけど、
あまり一般の人間らしくは見えない気がするよ!


でも、「ボンボン」だそうだから、きっと、優しいよ!






2012年12月1日土曜日

二代目はつらいよ No.0457



前の記事で、今の億万長者の5人に4人が一代で財を成した、という話がありました。



まあ、たった資産1億円程度で「億万長者」っていうのもなんか値打ちがないけどね。

で、残りの1人。億万長者のうちの20%、

つまり、初代でなく、二代目(もしくは三代目)と呼ばれる人たちについて、

今日はちょっと話してみようかな。


まず、、、


自分一代の力でのし上がって来た創業者と比べ、
どうも二代目は低く見られがちです。

そりゃ、徒手空拳で、何もないところから
「何か」をつかんだ方がカッコいいような気もします。

二代目(3代目以降も含めて)さんたちは、
「しょせんボンボン」と呼ばれ、
なんかひ弱そうなイメージ。


でも、、、
現実はすこし違うよ。

実は、二代目の方がずっと大変なのです。
創業者のほうが、ずっと楽なんだよ。


・・・


まあ、あくまで私の私見ということだけど、
(とうぜん例外はあるよ)
実際の二代目は、、、周りが思っているほど、、、

実は、親(先代社長)は、そんなにお金を持っていないです。

5人に1人しか資産1億円程度すらないというのが
あるひとつの証拠だよね(どやって調べたか知らんけど)。

だいたい、日本の会社のほとんど(9割?)は赤字会社。

つまり、先代が築いて来たのは、、、

実は、資産じゃなくて「借金」なの。
それを覆いかぶされるのが二代目なんだよー


・・・


まず、昔は、とにかく銀行で借りて、
売り上げを粉飾してでも借りて、
お金が無くても、ビルとかゴルフ会員権とか
銀行から進められるままに借金で買って、
「支払いが出来る」=「会社が回っている」
と勘違いしていた経営者が本当に多いの。


なので、実際は、資産がありそうで、ほとんど借金。
ビルがあるからとか、会社が大きいからとか、全部借金。

昔はそれで普通だったんだよね。
でも、そういう「贅肉」が、今の経営を圧迫している。

今と昔は経営のポイントが違うんだ。


だから、二代目って、
実はマイナスからのスタートがほとんど。


それでも、先代経営者はおおむね、
「自分が作って来た、オレの会社」という
おかしな(間違った)自負を持っている。

なので「どうしようもなくなってから」しか、
経営を代わらない。


二代目さんは、最悪の状態で
経営をバトンタッチすることになります。

これって、、、

地獄だよね?


・・・


立ち位置も可愛そうだよ。

二代目がどれだけ頑張っても、
なかなか認められないし、、、


会社の連中はオヤジの側近だったりするから、
子供扱いされて、
なかなか言うことも聞いてもらえない。

少々頑張っても「親のレールだから」と割引される。
失敗したら「二代目がつぶした」と言われる。
ホントなら、初代が精算しなければならない「負の遺産」も
全て引き受けながら、全く評価してもらえない。


まあ、この話書き出すと、シリーズものに
しなければならないくらいありますね、ネタが。


・・・


私の若い頃からの友人の話。


その友人の家は、ある工場をやっていて、
業界で全国的にも有名な会社だった。


数億円の豪邸に、ベンツが停まっていて、
ライオンズだったかロータリーだったか一生懸命役員やって、
近所では名士だったんだ。


その友人は、小さい頃から「ボンボン」と呼ばれて、
「あそこは親が金持ってるからなー」とみんなに言われてた。

実際、オレもそう思ってた。



詳しくは省くけど、
最終的に、、、

彼のオヤジは急にいなくなった。


残された友人は、二代目息子ゆえに仕方なく社長として、、、
初めて、経理を開けて・・・驚いた。


うすうすは、厳しいだろうとは思っていたらしい。

しかし、ふたを開けてみると、
先代であるオヤジは、10億円近い借金を作っていた。


そして、会社の口座に残っていた、
最後の金を持って女と逃げた。


・・・


こんなのって、それこそ地獄だよね。

でも、その友人は、天才だったの。
工場で作る製品の、新しい発明をしていたの。

それが間に合った。


関わる様々な出来事も、奇跡的というか、
本当に、神がかっていた。

(非常に珍しい、興味深い友人なので、
 内容はいつか詳しく話します)

その話を聞いてから、最初の1〜2年はバタバタしてた。
で、ちょうど昨日、電話があった。

「ヒロタ、多分、六年くらいでその借金を返せそうだよ」

私は気の毒に、と思いながら、

「お前つらいなあ、もし初代でやってたら
 数年で10億近く貯まったということだよ。
 でもお前、、、すごいよ」


ホント、心から尊敬するね。


・・・


私の別の友人で、群馬のKさんという人は、(彼も天才だね)
親御さんの会社から独立し、自分で事業を始めた。

最初は、親の会社の連中から
「アイツだけ勝手なことしやがって」と
陰口を叩かれてたらしい。


最終的に、、、

親御さんの会社は左前になり、
Kさんによって、周りの人は救われた。


・・・


創業者よりも、ずっと大変な立場の、、、
世の二代目さんたち、どうか頑張って。


・・・


創業者さん、二代目に渡す前には、
ちゃんと黒字にしときなさいよ。

赤字なら自分の代で処理して、
勝手に破産でもして、
それから死になさい。

負の遺産なんて誰もいらねーよ。

子供に甘えるんじゃないよ。
子供を保証人になんてするんじゃねえよ。
自分のケツは自分で拭けよ!


・・・


なんか、友人のことを考えていたら、
感情的になってきてしまった。



まあ、二代目さんたちを応援してるけど、、、


世の中の二代目さんたちは、、、
育ちがいいので、、、

おおむね、私のような下品なタイプは嫌われるようだけどね。
てへへ。


写真は、ウチの弟だよ。
ちなみに、弟の方が男前なのはわかってるので、
いちいち言わなくていいよ。

昨日は遅くまで飲んで、うどん食ってしまった。


兄弟そろって、、、
やっぱ下品だわ。