2014年6月20日金曜日

必見、保証人制度がなくなっていきます−① No.0582

私の親父は、よく連帯保証人になっていました。そのために、よく他人様の借金を払わされていました。その親父は6億の負債を抱え、今度は保証人になってくれた人たちに迷惑をかけました。

私が16歳の頃つきあっていた彼女は、結婚後、身内の保証人になり、そのせいで多額の借金を抱えました。20年以上にわたり借金を返し続け、過労で倒れ、病院から帰っては来れませんでした。

私は、連帯保証人制度は根絶するべきだと思っています。

借りたい人間がいる。
貸したい、銀行なりの人間がいる。

二人でやり取りすりゃいいんです。関係ない人間を巻き込まなければビジネスのひとつもできない、借り入れのひとつもできない。こんなことはおかしいのです。

なんで借りてもいない人間が、
地獄を見なきゃならない?

こういうことは、なくさなきゃイカンのです。

・・・

この2月、保証人制度に関する新しい政府の方針が発表されています。

もし、ご存じなければ、お読みください。きっと役に立ちます。

長く書くとかなりややこしいので、カンタンにいいます。

保証人制度は、無くなります。
(なくなっていくように政府がしむけていきます)

それだけ聞くといいこと尽くめだけど、この政策には、メリットと、、、

デメリットがあります。

・・・

現在、日本には約300万社の会社が存在し、4兆円の法人税を払っています。

その8割は上場企業。

残りの2割、たった8000億円を中小企業が支払っています。中小企業のほとんどは赤字で、法人税を支払っていません。

儲かっていないのです。

後継者がいない。
売り上げが下がって、もうビジネスをやめたい。

でも、、、

銀行から借り入れがあって、
保証人に迷惑をかけるし、
家屋敷みんな取られてしまう。

なので、、、

やめたくてもやめられない、それが実情の会社も多いのです。

・・・

今回の政策は、乱暴な言い方をすると、

・ 元気のよい法人をのばし

・ 本来、やめたいのにやめられない、
  そんな赤字ばかりの法人はもうやめておきなさい、
  そのかわり、ケツの毛までは抜かないから。

というものです。これらはメリットです。

・・・

日本と違い、海外のほとんどの国では、融資は「借りたい人」と「貸したい人」の間だけで行われます。

不動産を買う際も、銀行は不動産分しかお金を貸しません。つまり、払えなくなったら「この不動産を持ってって」で終わります。これをノンリコースローンといいます。

借りてもいないのに、
借りた人と同じ負債を負うなんて、
とんでもない話です。

やっと、、、

日本にずっとつづいた保証人制度、
前時代の悪しき慣習がなくなる時が来ました。

次は、実際にどうすればいいのか?を書いてみましょう。

続くよ。

写真は、小籠包を食べるウチの若い衆達だよ。彼らは宝。彼らが育ち、社長になる頃、もっともっと社会は良くなっていると思う。少なくとも、彼らが保証人にがなることはないでしょう。

(文中、連帯保証人のことを保証人と表記しています、連帯保証人と保証人は少々違うのだけど、面倒だから一緒にしてます。その他、細かい説明は紙面上できませんのでツッコミなしだよ。あしからず)



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