2016年4月6日水曜日

ローンは悪か?

日本に戻って、ビルダーズのセミナーに顔出してるよ。そこで、金利の話が出たの。今日は、参加してくれた人への復習もかねて、住宅ローンに対する私の個人的な意見を書いてみるよ。
 
なんでかというと、ちょっと前の平先生の記事で、住宅ローンは組むべきだ、というのがあったのね。そこに「ミスターXは借金ダメといってた」というコメントがあったの。これってよく聞く質問なんだよね。ちなみに、ホリエモンさんも「アパートでいい」といってる。こういう、一見真逆に見える情報に混乱する人もいると思うので、説明入れてみようかなとも思ったのさ。

  
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まず、人によって違うのよ。
 
ホリエモンさんみたいに「常にいつでもどこでも稼げる自信があって、家族を持つつもりがない、海外を飛び回り、自分の人生を何よりも優先したい(多少違ってたらごめん。私はホリエモンさんを尊敬しています、念のため)」人は、不動産なんて持っちゃいけないし、住宅ローンなんて組んじゃいけない。
 
 固定の不動産を持つと、基本的に日本の税制から逃げられない。逃げるつもりがあるかないかは知らないけど、自由がひとつ縛られる。都会でいうと、マンションなどの区分所有を買っても、売るときは下がってるので、意味がない。新しい賃貸を借りて順繰り変わっていった方がいい。つまり、ホリエモンさん、もしくはそんなタイプの人には、メリットなんてないんだ。
 
ホリエモンさんは、いつでもどこでも稼げる。実際、刑務所の中でも稼いでいたんだからね。本当にすごいと心から思う。
 

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 普通の男性でも同じ。健康でさえあれば、ある程度「住むところを確保」することは将来にわたって難しいことではないよ。
 
でもさ、ちょっと考えてみてほしい。もし、自分が死んだら、残された奥さんと子供さんは、どこに住むんだろう?
 
 住宅ローンには、超割安の保険、団体信用生命保険というものがあるの。つまり、これは借金ではなく、ある意味、生命保険なんだ。

 
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 個人的に私が思う極論を言ってみよう。誤解が出たらごめん。
 自分のために、家を建てる人間なんて、いないんだ。
 
   
 家はね、子供のために建てるの。

  
 世の中のお父さん、お母さんは、家族が帰る場所を、自分たちの命を担保にして、つくっているんだ。それが住宅ローンなんだよ。
 
いつでもどこでも、何かあっても家族が戻れる場所をつくる。それが目的であって、、、
 
どっちがトクとか、そういう論点で考えてないのよ。

 
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さて、こういうと詭弁みたいに思われるといけないから、正面から「どっちがトクか?」をいってみよう。で、実はトクだったりする。
 
ホリエモンさんの理論は、「自分一代での損得」なのよ。
 
 実際、親子二代で考えてみよう。アパート代を払い続けても、自分が死んだら子供たちは住めない。でも、ほぼ同額の住宅ローンなら、自分が死んでも、家族はローン残額無しで住めるんだ。いつでも安心して(?)死ねるんだ。これが世の中のお父さんに取ってどれだけ大きなことか、ということなんだよ。
 
ホリエモンさんのいう損得は自分一代での損得。もし、自分一代での支払いで子供たちも使えたとしたら?得られる金額、メリットは倍になる。これで損得の計算式は全く変わって来るんだ。
 
 (日本の家は20年でダメになるとかは嘘だからね、今の家は長く持つよ。メンテはいるけどね)。

 
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そしてさらに、住宅ローンについてる団体信用生命保険は、実は、メチャクチャ安い。
 
ちなみに私の場合で行くと(年だからね)、住宅ローンの支払い金額は、ほぼ同額の生命保険と変わらない。つまり、生命保険払っているつもりで、家が手元に残るという話になる。私の場合なら、住宅ローンを組めば、ころっと毎月の賃貸料が浮く計算だよ。

 
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なんでそんなことになるかというと、メチャクチャ今は金利が安いからなんだ。マイナス金利とか、その前のゼロ金利とか、今の日本は、、、
 
 他の国では考えられない金利なんだよ。
 
ミスターXは「純然たる借金をするな」といってるだけで、「現在の日本における特殊な金利と保険のからんだ、ローンという名の、純然たる借金とは別のもの」について言及してるわけではないんだ。
 
 諸外国なら銀行に預けるだけでも数%以上金利がつくんだからね。今の日本は借りても0、数%とかなんだ。10倍近い差がある。しかも、住宅ローンは35年間固定の金利が選べる。つまり、今借りてしまえば、35年ほぼ、タダで借りてるようなもんだよ。

 
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 結論行くよ。
 
今、この時期、35年間固定金利で借りた人は、人生におけるひとつの勝利を手に入れたといっていい。
 
   
いいかい、ぜったい、固定だよ。35年。変動で借りちゃダメだよ。せっかくのアドバンテージを捨てるようなもんだよ。金利、この先、いま以下って、ないからね(あっても雀の涙、上がればすぐ倍にでもなる)。

 
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 自分にもしものことがあったとしよう。ローンは完済される。ガンになっても、今じゃ認知になっても、その後のローンは支払わなくても済む。詳しくはお近くの住宅屋さんにでも聞いてください。
 
 私は住宅屋さんを5社ほど持ってる。なので、こういった話をすると、「お前は家を売りたいんだろう」と思われるから避けてきた。
 
でも、ひとつだけいえるのは、どこで建てようが、何を建てようが、今がトク。そして、住宅ローンは、使わなければもったいない制度であるということ。これが伝わればいいと思ってるよ。
 
 (限られた紙面なので、ツッコミはやめてね。出来るかぎり短くしたいと思って総論をかいてる。なので、全て誤解なく書くのは難しいからね。売りたいから書いてるわけじゃないからね)

 
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もうひとつだけ付け加えるね。
 絶対に気をつけてほしいこと。
 
 当たり前だけど、決して、無理したローンは組んじゃいけない。家を持つのが人生の目的じゃないよ。そこでの暮らし自体が、家族で楽しく暮らせる生活自体が目的なんだ。家にかけるお金、住宅ローンは必要最低限にしよう。そして、家族と暮らせるほんのわずかな時間を、彩りあるものにしようね。
  
家があり、家族が帰る場所があり、子供たちが大きくなって、いくつになってもそこに思い出という原風景になるような、、、
 
そこでの、楽しい毎日、それが目的。そして安心。
 
 単に、住むところと金銭の損得だけじゃないんだよね。
 私は、そう思ってるよ。

 
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 写真は、ビルダーズセミナーの’様子だよ。参加くださった人たち、ご苦労さまです。よく勉強なさいました。かならず、いい方向に向くよ。お互いに頑張っていこうね!

2016年4月5日火曜日

どんな「考え方」であるべきか



社内セミナー終わって、そのまま空港に向かって、いまは海外に来ておりますよ。

で、前の記事で「会社が健康で長生き」するためには、「会社の体質」をよくすることが大切だよ、というお話をしたよ。

体質を変えるためには「よい考え方」を毎日言い続け、スタッフ全員に浸透させることが必要ってとこまで話したね。100回言ってダメなら101回言え、と。

でさ「じゃあ、お前んとこはどんな体質を目指してるんだ?お前の言う、よい考え方とはどんなものなんだ?」というお話に行こうかしら。

まあ、続きだわな。

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もちろん、完璧に健康で、ぜったいに風邪も引かない、怪我もしない人間はいない。

ただ、そうなるよう目指すことで、完璧な健康体に僅かでも近づくことが大切だよね。

ウチも、私がこんな話をするからといって「完璧な健康体」であるとは言わない。もし完璧なら、むしろこんな話する必要ないもんね。

私たちも、多くの会社さんと同じように、それを目指すひとりであるだけのことなんだよ。

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さあ、本題。

こで私の言う「よい考え方」とは、、、

月並みだよ?

「お客様のためであるか?」

なんだ。「ふーん、本当に月並みだね」との声が聞こえてきそうだけど、少し注釈が付くよ。

言い換えるね。

「本当の意味で、長期的に見て、お客様のためになるか?」

なんだ。

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大前提として、なんのために会社が存在しているのか?というと、これは「消費者(お客様)のため」に存在してるわけだよね。

消費者が必要とするからその商品があり、それを販売する会社があるんだ。だから、会社のレゾンデートル、存在意義はお客様のためにある。

でも、会社のどういった行動が「本当の意味で、長期的に見て、お客様のためになるか」をしっかりと考えなければならない。

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例えば、お客様に言いにくい事実でも、きちんとお伝えしなければならないよ。長期的に得ができるようリードしなければならない。

お客様は神様だからといって、おべんちゃら使って、全て言われるがままにしたとすると、結果的に損するのはお客様なんだ。

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また、「お客様のため」と言って無謀なサービスをする社員がいたとする。それが続くと、会社は潰れる。それでは永続的にお客様に尽くす(何らかの商品を提供する)ことができなくなるよ。

だから、結果、お客様のためにならない。
ポイントは「長期的に見て、本当に」なんだ。
 
表面的に「お客さまのため」というのではなく、このように、長期的に、結果的に、本当にそれがお客様のためになるのか?を考えなきゃね。

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変な例えだけど、子供はアメ玉が食べたいとする。でも、そればかり食べたら虫歯になるよね。だから本当に長期的にためになるようにするには身体に良いものをあげなきゃなんない。こういったこともあるよ。
 
政治の世界ですら同じだよね。
 
国民が「税金払うの嫌だ!」というからって納税をさせなければ、国は潰れてしまう。結果、困るのは国民なんだ。
 
会社も国も、子育てでも、選手を育てるのも、全て同じだよ。
 
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もちろん、会社が存在することがお客様のためになるよう、きちんとした適正な利益をいただき、かつそれが業界で最もお値打ちでありながら、かつ最高の商品を提供できるよう切磋琢磨しなければならない。
 
それが会社の存在意義だからね。
 
自分たちは、それを提供できる、本当のプロ中のプロでなければならないよ。価値のあるプロとして。
 
そうあり続けること。
それが「お客様のため」なんだ。

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常に、自分のどんな行動さえも「本当の意味で、長期的にお客様のためになるか?」それを毎日追求し続けなければいけない。
 
それを長年練り上げて、社員全員で共有し、考え方を揃えて、やっと会社の体質はできていくのだと思う。
 
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さあ、今日も、何が「本当の意味で、長期的に見て、お客様のためになるか?」を考えよう。
 
頭で、上っ面で考えるのではなく、とことん追求して、どうあるべきかを考えよう。
 
考え方が行動を決める。
行動が未来を決める。
 
ウチの子らにこそ読んで欲しい。これは備忘録でもあるの。だからこそ、こうやって何度も何度も同じフレーズを繰り返して書いてるよ。
 
誇り高く、気高く、プロとして誰にも負けない自負と、お客様の役に立てる自信を持って、理想に身を燃やそう。そんな生き方をした方が、、、

きっと、人生は楽しい。そう思ってるよ。

今回も長かったね。
読んでくれたみなさん、ありがとう。