2017年2月13日月曜日

ホールディングカンパニー設立 No.0702

今度、名古屋でやるホールディングカンパニーの設立登記が終わったよ。

世間様へのお披露目は3月にやるんだけど、とりあえずスタッフたちだけで集まったの。

で、これからこうやって行こうねと語り合った。

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ウチは、できる限り多くのスタッフ社長として育て、会社を持たせたいと考えてる。

今はそういった社長が10人を超えちゃった。先輩として小林や寺田、久保がいて、若い社長たちがそれに続いてる。わりと、業界では層の厚い組織だと定評もらってるの。

それだけ見ると、なんか順風満帆な感じもするけどさ、まあどんな組織にも必ず問題はあってさ。

そのひとつが、誰もが年を取ってしまうってことなんだ。

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初めて私が会社を立ち上げたのが、もう24年前になる。

組織として、かなり長い間続いてると言っていい。最初は、ガソリンカードも作れなかった。全く何の信用すらもなかったからね。

で、なんとか、今は毎年50億円を売り上げてる。ありがたいことなんだけどさ、それらの売り上げのほとんどを作ってくれてる連中、、、

つまり、ウチの核、力のコアであり、第一世代である小林、寺田、久保も、そして、私自身も、、、

ずいぶん、おっさんになっちゃったよ。

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私たちのしておかなければならないことは、今の第一世代が引退した後の、組織の維持なんだ。

今のうちに仕込んでおかなきゃ間に合わない。

だから、ホールディングカンパニーを立ち上げたの。

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今のウチは、言ってみれば独立国の集まりに近い。

おのおのの会社に、おのおのの決まりごとがある。独立採算制だからね。給料も皆違う。

もちろん、理念であり、存在理由、そういった基本ルールは統一されてるけれど、それ以外の細かいことはそれぞれ違うんだ。

それらをまとめてるのは第一世代の連中の「仲の良さ」なんだよね。

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第ニ世代が仲が悪いってんじゃなくて、第一世代は異常に仲が良いんだ。

例えていうと、自分が稼いだお金でも、第一世代同士の仲間にいとも容易く分けてしまえる、そんな心持ちを持ち合わせてる。自分の心配よりも、仲間のことを優先できる者が揃ってる。

しかも、第一世代はみんな日本記録持ちばかり。全員がチャンピオンだよ。力があるんだ。それが、やはり組織の力の「核」になってるんだよね。

でも、人間、誰もがいつかは死ぬ。その前に、いつかは働けなくなる。私たちだって、例外じゃない。

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私たちがこれからやるべきことは、第一世代が引退した後の、組織の力の核を、意図的に作っていくということ。

独立国の集まりを、合衆国にしていくんだ。今までは第一世代の個人の心の結びつきで持ちこたえてきたもろもろの事柄を、システムに落としていく必要がある。

それが、五年はかかると思う。

逆に言えば、五年後、私たち第一世代は、年齢的に、体力的に、物理的にも仕事できなくなってくるからね。

だからこそ、今からやらなきゃ、間に合わないと思ってるってことなんだ。

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実際に何をやるかというと長くなるので省く(またFBでもおいおい報告してくね)んだけど、それをホールディングの本部機能として進めていく。

すると、副次的効果として、結果的に新規展開が増えていく形になる。

なので、このやり方がうまくいった場合、拠点が増えることになるので、数年後には年商が100億円になってしまうと思う。

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べつだん、私は100億円売り上げることに何の意味も感じない。まあ、多少は嬉しいだろうけどね。それが目的ではない。

売り上げなんて、いくらでもいい。そんな事よりも、この先もさらに20年続く会社にしたいんだ。

私たちが死ぬ頃にも、まだ健全に存続してほしい。「こいつら、これでこの先も大丈夫だろう」と、先の安心を感じながら。

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うちの組織に関わってくれた全ての子たちが、安心して永く働けるように。ずっとウチで、生活の糧を潤せるように。

自分がいくら儲かるとか、いくら稼ぐとか、そんな瑣末な事よりも、永く存続して、皆の礎になるよう、自分の、この先の10年をそれに賭けたいと思ってるよ。

多分、それが私の人生の、最後の仕事になる。それでいい、そう考えてる。

家康じゃないけど、「ざっと済みたり」と言って死にたいね。それが夢だよ。

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写真は、設立記念で皆でJPタワー名古屋事務所でちょっとしたパーティーをした時のものだよ。

なんか、スタッフ増えたね。皆の人生がかかってる。私たち第一世代がいなくなった後でも彼らをずっと守っていける、そんな組織を作らなきゃね。

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