若い子らと話をしたよ。「この先伸びるビジネスを教えてください」と言われた。
「それを教えてもらったら、その道に進もうと思います」と。
昔、孫さんは、リクルートの江副さんに「この先伸びるビジネスはネットだ」と聞いて今のようになったとか。
なので、そんな感じの質問なのかな、と思ってさ。
答えたよ。
この先伸びるビジネスは、、、
そんなもん、
わからんちゅーの。
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たとえば「AIとブロックチェーンを使う人」なんかもその答えのひとつになると思う。
でも、とにかく、何がというのでなくビジネスというものは「時と場所」を得たものが勝ちなんだ。よく言われる「弱肉強食の世界」なんかじゃない。
「適者生存」
なんだよね。
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たとえばこんな話がある。
十数年前の中国で、最も儲けた人の一人はエアコン屋さんだったそうな。
各家庭にエアコンが普及しだした、その時期にたくさん供給できた人が大金持ちになったらしい。
特殊な能力とか、発明があったとかじゃないんだ。時と場所を得たんだ。
松下幸之助が、今生まれていたら、少なくとも同じもの(電球)を売って成功することはできなかったかもしれない。
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ちなみに、平先生や私たちがうまく行ったのは、いわばこういうことなんだ。
ダイレクトマーケティングがなかった時代、神田先生が日本に持ち込んだ。私たちはそれを学び、駆使していろんなものを販売した。
その時に自分も会社も適齢期であり、タイミングがあった、ということに他ならない。
これまた「時と場所」を得たんだよね。
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言い換えれば、私たちが今からAIを駆使して一時代を築くのは難しいかもしれない。
決してできなくはないと思うけど、頭の柔らかい、若くて体力と気力の充実してる人には勝てないのじゃないかな。
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平先生と六本木のスタバでこんな話をしてたの。
「先生、知り合いの若い人がAIを使ったホテル集客をやってます。私たちもやるべきですかね?」
「もういいじゃん、廣田さん、だってオレもうすぐ60だよ?」
「そうですね、先生、実は私も、ハッキリ言って、新しいの面倒臭いっす」
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どの時代でも、うまくいく人はそれなりのものがあると思う。
でも、やはり、いかに時と場所を見間違えず、適者生存として世の中に君臨し続けていけるか?
その感性、見極める目こそが大切なんじゃないかな。そやって、若い子らに話したの。
まあ、それってメッチャ難しいかもなんだけどさ。
でも、アンテナ張り続けなきゃね。意識するだけで間違いなく差が出るから。
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こと私たちに限って言えば、今の組織を守り続けられる形だけ作って死んでかなきゃね。
それだけは、「もう歳だし」なんて言ってられない。いや、むしろ「もう歳」だからこそ、それをちゃんとやんなきゃだよ。
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若い人たち、時代をよく読んで、アンテナ張って、しっかりと見極めて行ってね。
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写真は若い人たちじゃなくて、いかにも面倒くさそうなオッさんたち。
東京の中華で五本の指に入る、ふれいかだよ。谷口さんが社長と友達なんだ。美味いよ。
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