2018年4月7日土曜日

なんでもコヤシ

「なんでもコヤシ」

人生どんな経験も無駄にはならない。男にとっては、どんなこともコヤシになる、というのが私の座右の銘。師匠の浮田さんがいつも言ってた。


浮田さんは昔「とんねるずのオールナイトフジのゴングショー」の準レギュラーだったので、テレビで見た人もいるかもしれないね。豪快でポジティブこの上ない人なの。


右腕を骨折すると「ヤスユキ!これで左ジャブの練習が徹底的にできるわ!良かったわ!」と言ってたり、


左手の親指を真剣で落としかけた時も「良かったわ!これで極意を会得したぞ!!」と(心から)言う、そんな人だった。


決して負けない男、その人から学んだ言葉。それが、、、


なんでもコヤシ。


・・・


経験値を積む環境を探せ、と言ったり、どんな経験も無駄にはならないと言ったり、矛盾してるように思うかもしれない。


でもそうじゃないんだ。


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経験値を積む、ということは、日常に起こるいろんなことから「学び」があるかないか?ということなんだ。


もし、あなたが営業マンなら、経験値を積みやすいと思う。セールスはどんな会社に行っても役立つからね。


最も大切なスキルのひとつだよ。


でも、もし、営業マンであっても、何も考えずルートを回るだけだったり、ダラダラ営業してみたり、毎日を「学びなく」過ごしていたら、なんの積み立てにもならない。


大切なのは、今日1日をどう過ごし、何を学んだか?なのよね。


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同じ作業を毎日続けていても、進歩はできる。


例えば、ウエイトトレーニングで、ベンチプレス(という胸の運動)をやるとするよね。


ベンチプレス自体の運動行為は初心者から上級者まで全く変わらない。


つまり、毎日同じ仕事をしてる、と理解してほしい。


違うのは?「負荷の高さ」なんだ。


今日は60キロ、次のトレーニングでは60.5キロ、と増やしていって、いずれ100キロをリフト(持ち上げる)ことができるようになる。


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FB友達で、岡部さんという人がいる。この方、2年前に95キロにチャレンジしていて、今は120キロを軽がるリフトする。そのうち130キロを上げるだろう。


ベンチ130キロってどれくらいかというと、概ね、マサト選手や松ちゃんクラスと思って貰えばいい。


普通、100キロというと割と強い方。武道で言えば黒帯か茶帯くらいかな。力自慢のシロウトではまず上がらない(バーベル慣れもあるからね)。


130キロまでいくと、ある程度の素質と、キチンとしたトレーナーが必要。やれば誰でもできるって数字じゃない。立派だよ。


・・・


何が言いたいかというと、ここがポイントなんだけど、、、


・同じ運動を
・負荷を高め
・毎日続ける


ことで、人間は知らず知らずのうちに、他人の届かないところまでいく、ということなんだ。


細胞レベルで生まれ変わっていくんだよ。だいたい、90日で人間の細胞は入れ替わるらしいからね。


「ネオあなた」がそこにいるってわけよ。


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二人の営業マンが同じ仕事を毎日続けたとする。


かたや目標値を上げていき、負荷を高める1人。もう1人はダラダラと流されながら営業を続ける。


2年もしたら、2人の間には全く埋まらない差ができてるよ。


まあ、当たり前なんだけどさ。


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もう一つの質問があるかもしれない。流れ作業のような「積み立てる負荷を変えにくい」仕事をしていたとします。


流れ作業なら、自分だけ人の倍の作業したら怒られるもんね。


確かにこのような職場だと、経験値は積みにくいかもしれない。不利ではあると思う。


でも、いろんな積み立て方法があるよ。


例えば、私語が許される環境なら、会話を磨いて周りの人たちに気を配ったり、休憩時間に「人のために何ができるか?」などを積み立てることはできる。趣味の時間を積み立てることもできるしね。


少なくとも、出世くらいは可能かもしれないし、何より、その環境においての自分の居場所は良くなっていくんじゃないかな。


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ちなみに、どーでもいいことなんだけど、私も若い頃、車の部品をつくる流れ作業のラインをやっていたことがある。(12種類職を転々としたからね)


その時も、私は当時の自分の持てる実力をいかんなく発揮し、不良品を量産し続けた(穴あけの位置が常にズレていた)。ちなみに作業中もいかがわしい(?)話題などを振りまくり、工場長から叱られていた。ズル休みもした。結果、職を追われた。


まあ、偉そうに言ってるけど、本人はこんなもんだった。


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さらに余談になるけど、昔、スラムとかの過酷なエリアを回るのが好きだった。


どの国に行っても、好んで行ってた。少しだけステイしたこともある。今で言うクレージージャーニー的な感じかな。内戦や戒厳令も経験した。


何もトクはしない。でも、今まで見たことのない世界を見るたび、したことのない経験をするたび「あ、俺、ひとつトクした」と思ってた。


・・・


職を転々としてた時も、実は心の中で「お、また新しい職を経験できるじゃん」とは思ってた。クビになり続けただけなんだけどさ。


なんでアレやコレや話してるかというと、こういうことなの。


積み立てになったかどうかは知らない。でも、少なくとも、ここでこう話すことで、多少は話のタネになってる。コヤシになってるじゃんね。


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トビをやってた。バーテンやってた。ホモバーでシェイカー振ってた。タマゴ配って食中毒を出した。それらは、全て、、、


「中卒、プロキックボクサー崩れ、12種類の職を転々としたホニャララ」


というキャッチフレーズとして、他人様と少し違う立ち位置を持てている(良いかどうかは知らん)。


どんなことも、意識して経験していけば、コヤシになった、ということなんだ。


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自分を鍛える環境があるに越したことはない。できる限りそれを探そう。そこに身を置いた方が早い。強いジムを探すんだ。


ただ、どんな環境でも、努力を積み立て、伸びていくことはできるということなんだよ。


この先、もしあなたが「経験値を積めるような環境にない」と思ったとしたら、、、


「なんでもコヤシ」という言葉を思い出してくれると嬉しいです。


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写真は、浮田さんに連れられてフジテレビさんの新春隠し芸大会に指導に伺った際のものだよ。もう30年は経つね。とんねるずさんと中森明菜さんと一週間ほど一緒に過ごさせてもらったよ。みんなで一緒に握り飯食べたりしてた。これも、人生のコヤシだね。


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さあ、今日も一日、新しい経験をしよう。今まで知らなかったことを身につけよう。意識して一歩を踏み出すんだ。


それらは全て、人生のコヤシになっていくのだから。


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