2014年9月25日木曜日

最も大切な成功法則廣田バージョン② No.0602



さっきの続きだよ。「人に与える」「もらったら返す」とこまで話したね。
実はさ、ウチの社長連中には、変わった、というか、面白い特徴があるの。
自分のところの会社のことも、もちろん一生懸命やるのだけど、、、

仲間の会社のことこそ、
より一生懸命にやるのよ。

自分自身のことよりもね。


例えば、寺田お父ちゃんが静岡で会社を興したときのこと。
まだ、若い衆もしっかりしてなくて、指導者も圧倒的に足らない頃。

小林と久保が、ほとんど毎週、静岡に通ったの。交通費もホテル代も自費で持ち、若い子らを鍛え上げた。それを、2年以上続けたのさ。

かりに、その会社の売り上げが上がっても、自分たちの収入が上がる訳でも何でもない。でもさ、自分らのことそっちのけで、毎週通った。

今では、寺田の会社は県内で押しも押されもせぬ会社になった。

・・・

その後、久保が岐阜県で会社を興したときも、小林と寺田が指導に通った。お返しなの。それと、仲間のために尽くす、その方が自分に対してよりも力が出るの。

「困ってる仲間のためにこそ、力が出る」
それが、ウチのリーダー連中の、特徴なんだ。

だからさ、ウチの連中は、困らないのよ。
困ったら皆が助けてくれるんだもん。
助けあいっこするんだからさ。

そういう人たちは、成功するかって?
当たり前だよね。

そんな連中と仕事できていることが、私にとっては大きな誇りだね。

・・・

その逆で、、、

自分のことばかり考えている人間は
(ウチのリーダー達にはそんなのいないけど)
決して成功なんてできない。

自分が儲かれば良い、何かしてもらってもそれは当たり前、返さなくても良い、そう考える人には、誰も何もしなくなってしまう。

これまた当たり前。

他人に与えないが故に、
誰からも、与えられなくなってしまう。

自分で全部取り込もうとすると、
誰も、何も、くれなくなっちゃう訳ですよ。

まあ昔から言うね。「慌てる乞食はもらいが少ない」のさ。
すぐ目の前の利益を追うと、利益は少なくなるんだ。

・・・

稼いでさ、まあ、パフォーマンスもあるけれど、
「オレはどれだけ稼いだぜ!見ろお前ら!」的な行動をとる人は、
あまり長続きしてない事実がある。

(誰かを揶揄してる訳じゃないよ。最近では与沢さんがああなってしまったけど、彼は礼儀がちゃんとしてる人なので、私は好きです。だいたい、若い頃ヤンチャしてた連中は、上下関係の礼儀がしっかりしてるからね。まあ、いつかまた上ってくるでしょう。若いんだから何でも経験。男にはコヤシさ)
自分のためにお金使っても良いさ。
でも、せっかく得た力を、周りの人のため「にも」使うんだ。
すると、その力はいつか帰って、長持ちするし、増えるんだ。

自分が快楽を追求するため「だけ」に力を使う人間は、決して長続きしないし、してないね。歴史が証明してる。(歴史ったって、このマーケ業界数年でもね)

当たり前だよね。
そんな友人、誰も欲しくない。

・・・

難しいことかもしれないね。
でも、まず、力を得たら、
その力を、、、

自分のためだけではなく、
人のために(選んだわずかな人間に対してでも良い)尽くすのさ。

他人の、というか、仲間の幸せを先に願うのさ。
そうすると、今度、人が尽くしてくれる。
そうして、上っていった方が、人生も楽しい。

・・・

では、最後に、最も大切な成功法則を言うよ。

同じようなことを誰かが言ってるかどうかは知らない。私は成功本は読まないし、成功法則セミナーも行かない。自分の目で見て、経験したことでしか、モノを語りたくないと思ってる。なので、おおげさだけど全くオリジナルです。正しいかどうかは知らんけど、私はこう思ってる。
では行きます。


“絶対的な成功法則 廣田バージョン”。
「成功は自分でするものではない。誰かに、成功させてもらうもの」
だよよ〜ん。


どれだけ頑張っても一人は一人。
サポーターは無限だからね!

2014年9月21日日曜日

最も大切な成功法則 廣田バージョンその① No.0601



久保ちゃんという若い衆がいます。若い衆といっても、私より年上で、かつ、能力人格、いろんな面で私よりも上です。今は、東海地方のある県で、3年目にして売り上げ10億円の企業をつくり、私に尽くしてくれています。


今から少し自慢話するね。


昔、20年も前からずっと、久保ちゃんは私のところの取引業者さんの社長でした。まあ、いってみれば下請けさん。下請けさんとしてうちらと仲良くなり、取引をしていました。


ある日の夜、といっても、これももう10年以上前になるかな。


久保ちゃんが思い詰めた顔をして当時のウチの事務所に来てさ、こう言ったの。


「不渡りつかみました。どうしようもありません。ですので、最後の挨拶に来ました」


下請けの悲しさ、自分たちがどれだけ努力していても、不渡り喰らっちゃどうしようもありません。(不渡り=手形が現金化しない状態になること。つまり、払われるべきお金が払われなくなる)

それで、会社がつぶれてしまう、というのです。


私や、当時の専務だった小林は、久保ちゃんが大好きでした。
なので、私が債券を整理してあげることにしました。

債権者と話を付け(そういうの、昔から私は大の得意なのです)、久保ちゃんが倒産しなくて済むようにしました。


私は債権者たちに、こう言いました。

「その債券のことはオレが責任を持つ。そのかわり、久保はオレがもらうよ」

だって、欲しかったもんね。
ということで、久保ちゃんは私のところで働くことになったのです。

「会長や小林社長に恩返しをしたい」と、久保ちゃんは死ぬほど働きました。


当時、日本最大級の住宅団体において、住宅営業5年連続日本一に輝きました。1年間に、12億円以上、たった一人で売るのです。

もともと、営業として天性のものを持っている久保ちゃん、もう、お客様としばらく話すと、お客様の方から「もう久保さんに任せるわ」とお答えいただく、そんな営業マンでした。

営業を引退するまで、1度たりとも1位の座を明け渡さず、現在はウチのグループ会社の社長をしてくれています。


私が(別に恩返しをアテにしていた訳ではないよ)、久保ちゃんを助けた、その「恩」と、本当に兄弟のようにしている小林との「義」に報い、今も私のところで一生懸命尽くしてくれているのです。


・・・


私が昔、少し助けた。

すでに、助けたことよりも、ずっとずっと大きなものを、ずっとずっと長い時間、返してくれています。

助けた、と言っても、債券を整理しただけ。代わりに払った訳でもない。でも、すでに何十億というメリットを私に与えてくれています。


もし、私のあのときの行為を投資として見るなら、なんて素晴らしい効率の投資だったことでしょう。


・・・


実は、久保ちゃんに限らず、ウチの連中は多かれ少なかれ、そういったいきさつで結びついています。

ナンバー2の小林もしかり。

ナンバー3の寺田もしかり。

みな、私がしてあげたことよりも、ずっと大きなものを返してくれているのです。小林は既に今までで売り上げにして150億、寺田も100億以上の売り上げを私にもたらせてくれています。(まあ、20年間、かつ、この数年50億以上だからね)


私は、彼らになんらかの「わずかなこと」をしてあげた。彼らは、それを大きく返してくれているのです。

それが今の私の、力であり、私の全てです。


・・・


彼らが私に尽くしてくれる。

今度はまた、私が彼らに返さなければいけません。


だから、今の私の仕事は、「私に尽くしてくれる彼らの幸せ」をとことん考え、そこに導くことなのです。


彼らの会社がいかにうまく進んでいくか。
この先のリスクをどう回避してやるか。
売り上げや利益、いろんなものを損なわず行けるようにするか。


また、ずっと先のことも考えます。

彼らが死んだ後、家族をどう養っていくか。
どんな老後を過ごさせてあげるか。

どのように、、、
人生を仕上げさせてやっていくか。


それらが、私の仕事なのです。



彼らが資産を増やし、金銭面での安心を手に入れさせるため、おのおのにビルを持たせたり、健康面でも最高級の検査を受けさせます。動けなくなっても、自動的に収入が入るようなシステムを作っていきます。


彼らが、安心して、人生を昇華させていき、望む人生を手に入れるようになるために。


・・・


ウチの社長連中は、みな、自分一人でやれる人間ばかりです。

自分の損得だけで動くなら、自分一人でやった方がずっと儲かるでしょう。
でも、返してくれています。


今は、むしろ私の方がみんなに借りているくらい。なので、私も返します。お互いが返し合うのです。

世間には、いろんな、ノウハウが氾濫しています。
テクニックや、しょうもない法則や、いろんなものがあるでしょう。

でも、人間同士の礼儀や、恩義、人情、そういった人間同士の結びつき。

それが出来ない人には、成功なんて、とんでもない話だよね。
まあ、当たり前だけど。


・・・

私が思う、成功への一番大切なこと。

“絶対的な成功法則 廣田バージョン”

ひとことで言うと、それは、、、

②に続くよ。

2014年9月19日金曜日

諸行無常 No.0600

前の記事の、
いかがわしい二人。

その約40年前の、、、


子供の頃なう。



これが、どうしてあんな大人になってしまったのだろう。

諸行無常・・・


(ちなみに右側もあのサングラスのオッさんだよ)




2014年9月18日木曜日

保証人をなくす方法のHPができたらしいよ No.0599



基本的にさ、私はFBやブログで商売したいと思っていないの。当然ながら、FBなどでビジネスしても悪くも何ともないよ。逆に私のように趣味でやってるのはマーケッターとしては邪道なんだと思う。

私の場合はめんどくさがりということで。

でね、べつだん宣伝やご紹介をする訳じゃないけど、自慢話として聞いてください。

私が以前記事にした「保証人制度がなくなるよ」というのがありました。

・ 保証人制度がなくなるよ

・ 政府がそのようにしむけてるよ

・ これって、だれかビジネスにしない?
 (私はめんどうだからやんないから)

・ 社会正義があるから、良いことだと思う

的な感じだったのよ。6月26日の記事ね。

そしたら、シェアが500近くになっちゃって、私自身も驚いた。

多くの人が関心あるんだなあ、保証人制度に泣かされた人、またはその話を知っている人ってすごく多いんだなあ、と思ったの。

で、その記事を見て、「保証人制度がなくなります」というページを作った人がいたのね。その人からメッセージが来たの。

原文のまま載せるね。

****

廣田さん
はじめまして。最近廣田さんの事を知って、本も読んで好きになりました。厚かましくも友だち申請させて下さい。
ちなみに私は元銀行員です。
今、「連帯保証人脱出プロジェクト」というサイトを作っています。http://rentaihosyou.jimdo.com/
前に廣田さんがFBで言っていたことまんまで作っています。
すみません。パクってしまいました。

****

最初にお話ししたように、私は他人様の紹介記事は基本的に書かないし、こういうので紹介料をもらったことがないです。税務申告がめんどうだから、くれるって言われてもいらないし。

なので、ビジネスのご紹介ではなくて、、、

“自分が書いた記事で、ちゃんとビジネスにしてくれた人がいたよー”

って自慢。

この方は元銀行員の人らしいよ。

中は私もほとんど見てないので責任は持てないけど、元銀行員さんなら、いろんな裏話を聞けるんじゃないかな。

ということで、興味ある人は見てチョ。

・・・

この方には失礼かもしれないけど、あくまで私なら、ということだけど、、、

タイトルを、「保証人を断る方法」にするね。

で、副題で、「保証人になっている人も、保証人を頼まれた人も、断ることが可能です」にして、その方法をシェアするかな。

①保証人を頼まれた人には、
 「保証人制度を撲滅する会」に加盟
 してもらって、会の方からお断りを入れる
 (会の代表として、代わりに断ってあげる)

②保証人になってる人には、今回の
 制度を案内し、銀行に交渉する
 シナリオを作ってあげる
 (メルマガでいろいろ親切に指導してあげて、
  個人面談を行い、シナリオを作る)

①は協賛レベルの有償。
②はシナリオ作成なので、ある程度の報酬をもらう。

PPCもかけやすい。「保証人 断る」なんてほとんどないもんね。知恵袋にも出すね。これは痛みが大きい問題だから、かなりマーケティングがかけやすいと思う。

本にするのも簡単だよね。

まあ、多くの人がこういうことをやってくれると、社会が良くなるね。望月さん、頑張ってね。

今回の、宣伝じゃないからねー
記事がビジネスになったよーって自慢だよー

写真は、もし保証人になると、こんな人たちが家の近くにたむろするようになるかもしれないよー、という例ですよ。あー嫌だ、やだ。

2014年9月16日火曜日

中森明菜さんととんねるずさんと浮田さんと私 No.0598




中森明菜さんのCDがすごく売れてるらしい。嬉しいな。
というのは、実は、私は中森明菜さんのファンなのですよ。


その昔、私の格闘技の師匠、浮田さんのお付きで、とんねるずさんと中森明菜さんと一週間ほど一緒に過ごさせてもらったことがあるの。


フジTVの新春かくし芸大会というのがあってさ(今もあるのかな)ひょっとしたら覚えてる人もいるかもしれないけど、そこで、タカさんが鎌ヌンチャクやったり、明菜さんが蛍光灯の上に乗ったり、いろんなのをやったのね。

それに指導に行った(実際の指導は浮田さんだけどね)わけ。


で、その頃の明菜さんはDESIREを歌ってた頃で、人気絶頂だったの。そんな頃に一緒にメシ食ったり過ごしたりしてりゃ、ファンにもなるよね。当然、タカさんもノリさんも大好きだよ。


そういえば、タカさんはいつも「ちゃんとメシ食った?」とか私たちにも気を使ってくれてたなあ。義理堅い、すごいいい人。



・・・



その後、明菜さんは事件があったり、ずっと体調不良などで復帰できずにいたのね。気の毒で気の毒で仕方なかった。

最近、久しぶりにCDが出て、んで、すごく売れてるっていう。

本当に嬉しいなあ。

ぜひ頑張ってほしい。


かくし芸の練習のときも、これは明菜さんだけでなく、とんねるずさんもそうなのだけど、どれだけ危険な練習をしようが、怖そうな練習をしようが、全く当人達は意に介していなかったね。

練習で危険だと判断すると周りは「今から〇億の保険賭けろ!」とか騒いでた。危ないんじゃないか?けがするんじゃないかってね。


けど、本人達は「やる」の一点張り。

最後まで弱音なんて吐かない。



・・・



撮影終了後、浮田さんがインタビューにこう答えてた。


「芸能人ができるくらいだからカンタンなんだろう、という人がいるけど、全く逆です。芸能人の根性、やる気、情熱、勇気など、どこをとっても一流の格闘家以上のものがあります。芸能人だから、できたのです」



生き馬の目を抜く業界。

そんな中で戦い抜いている芸能人の人たち。


彼らほどの努力や情熱などをもってすれば、ビジネス界での成功なんて、ホント簡単なんじゃないかなと思うね。


私も、たまに弱音を吐きたいとき、あのときのタカさんの顔なんて思い出したりするときあるよ。いつも、ひと言、「やる!」としか言わなかった。


鎌ヌンチャクが頭に当たったときも、心配する周りをよそに「やる!絶対に、やる!」と言い続けてた。


やっぱ根性あるもん。


なんでこんな話するかと言うと、昔の写真が出てきたからだよ。
タカさん、私、ノリさん、明菜さん、ディレクター、浮田さんだよ。


こういう写真、FBに載せても良いのかな、ダメとかだったら誰か教えてね。

明菜さん応援してるよー、みんな、CD「オールタイムベスト」買ってね!

2014年9月5日金曜日

独立したときに自分自身で心に決めたこと−② No.0597



パート②だよ。

私が独立したとき、「この先、感謝以外の頭は下げない」と決めた。

今は、人さまから、「会長は腰が低いね」と褒めてもらえることがある。それは、その相手さまに敬意を表していること、私のような者と会ってくれ、話してくれ、そして、もしかすると嬉しそうにしてくれた、そのことに感謝してる、ということなの。


頭を下げない、ということは、傍若無人にするという意味じゃないのさ。

嫌な相手に、お金のためとか、何かのメリットのために下げる頭なんて、持ってないよ、ということなの。


・・・

今は、お金があるからそう言うんだろう、という人もいるかもしれない。

でもさ、昔も、そうしてた。


独立したばかりで、仕事もまだ少なかった頃の話。
住宅の営業に行った先のこと。

そのお客様は「お前のところ、もう50万下げるなら契約してやる」と、一言一句違わずそうおっしゃったの。

もともと、ウチの見積もりが他社と比べ200万円くらい安くて、他社がそれに「合わせますので」と答えていたらしいの。なので、ウチも値引きするだろうと思ってたみたい。他社が200万円値引き、なのでウチも50万円くらいなら引くだろう、という感じかな。

で、、、

私は、「いえ、どうぞ、他の会社で建ててください」と答えた。
お客様も、一緒に同行した営業マンも、目を丸々してた。

沈黙が続いたので、私はさらに「申し訳ありませんが、私はあなた様の家を建てるつもりはありません。ではこれで失礼します」と席を立った。

それで終わり。失礼かもしれない。

確かに、私も、ご契約は欲しかったね。
まだ始めたばかりだったしさ。

でもさ、家を建てるのも、お客様から「建ててほしい」と頼まれて、建てたいのさ。「お前のところに頼んでやる」からって建てたくはない。

互いに尊敬し合い、
その上でお仕事が欲しいの。

「ヒロタに頼みたい、そうでなきゃいけない」

と思ってないのなら、建てないで結構。そう思った。

ウチらは、プロ中のプロであり、
それに誇りを持ってる。奴隷じゃないんだ。

なので、断った。


普通、住宅屋がお客様を断るなんて、考えられないことなんだ。

でも、その方の家を出て来る自分に、自分自身で誇れたよ。
これからも、、、

「オレはこれで行く」

そう思った。


・・・

別なパターンもあったよ。

不動産屋から話があって、こう言ってた。

「お前のところ、安く建ててると聞いた。ウチのお客さんに売ってやるから値段表出してくれ。それと、紹介したら、いくらバックマージンをくれる?」

というものだった。これもほとんど原文のまま。
私は答えた。

「いえ、紹介してもらわなくて結構です」

不動産屋、キョトンとしてた。



私が勘違いしていると思ったのか、

「はあ?紹介してやるって言うとるんやで?お前何考えとるんや?」

と、なんか一生懸命言ってたね。


・・・

あれからずいぶん経った。

今は、住宅会社だけで5社持ってる。全部で年間300棟のお家を建てさせてもらってる。でも、上記の話の頃は、まだまだ、年間20棟とかそんな頃の話なの。

資金繰りも、楽じゃなかった。

一棟の存在は大きく、また、欲しかったなあ。ノドから手が出るほど、それらのご契約は欲しかった。

でも、そういうときこそ、やせ我慢してやってきたことに価値があると思ってるよ。

・・・


感謝以外でこの頭は下げない。
好きな人にしか商品を売らない。

言葉でいうとカンタンだけど、それをやるためには、絶対的な実力、誰かに頼らなくても生きていける力が必要。

どんな寒風の中でも、自分の足ひとつで立ち続けられる力がいるんだ。

そして、それを持ち続けるためにこそ、
いままで頑張ってこれたのだと思う。

・・・


そんなことを決めてから、もう二十年以上がたつ。

私自身は、もう現場に出ることもない。
お客様のお顔もほとんど存じてない。

でも、最初の頃、私が営業をしてご契約をくださったお客様のお顔は、今も覚えているし、思い出すと、ありがたくて泣けてくる。

大好きな、また、営業を通じて大好きになった人の家だけを作ってきたからなんだ。好きになれない人の家は、私は一度も建ててこなかった。

昔、いつもイベントに来てくれていた常連のお客様の家を建てさせてもらう際、私はお客様にこう言ってた。

「○○さん、家は建てないでくださいよ。建てると、もうイベント来てくれないでしょ」

寂しくなるから。


・・・



今の、ウチの若い子らも
頑張って、命がけで
仕事をしてくれている。

その彼らが、私と同じように、また同じような気持ちを持って仕事をして欲しいな、と思う。


嫌な人に頭を下げるのではなく。
仕事が欲しいが故におべっかを使うのではなく。


お客様を心から好きになって、心からお客様に良かれと提案し、心から気に入ってもらえ、唯一無二の存在として仕事を依頼されてほしい。


それだけの専門家としての実力をつけて。

お客様に対する「ありがとうございます」という言葉に、一点の曇りもなく頭を下げてほしい。それは、確実に相手に伝わることなのだから。

そうやってきたから、ウチのグループは売れてきた。

そう思っています。


なのでこれからも、、、

死ぬまで、いや、私が死んでからも、あとを担ってくれる連中たちが、
そうあってほしいと願います。

・・・

ビジネス。
いろんなビジネスや、やり方はあるけれど、、

商売として、メリットのためにそれを選んだのか?

それとも、自分の理想を具現化するために、生き方として選んだのか?


これからビジネスを志す人、
また今現在ビジネスをされてる人、、、
一度考えてみてほしい。

自分自身の中の、譲れない「何か」。


利益よりも、数字よりも、絶対に譲れないもの。
それがあった方が、結果的に良くなるのかもしれませんね。


独立したときに自分自身で心に決めたこと−① No.0596



ハタチそこそこの、若い子から聞かれたの。

「会長、ゴルフ始めた方が良いでしょうか?接待とかに使えるかしら・・・」で、、、



接待?ふーむ。オレはしたことないなあ。ゴルフやるんなら、ゴルフ自体を楽しむためにやりなさい。趣味は、趣味のためにある。誰かや、何かのためにあるんじゃないよ。


と答えた。


・・・


接待。

お客様をもてなすことなんだけど、実際は仕事を頂いたり、まあ何らかのメリットのために相手さまをもてなすことだよね。


自慢じゃないけど、実は、私は、接待をしたことがない。
したいとも思わない。


職人時代や、勤め人時代もそうだったし、今も、しない。

サラリーマンなら、接待は必要なのかもしれない。上の人もいるしね。

確かに、サラリーマンの人と比べて、今の私は、べつだん上司に何か伺いを立てる、ということもない。自分で全てが決められる。

でもさ、、、

今の私の立場でも、ご機嫌をとるべき相手や、機嫌を良くしてもらうと自分がトクする相手というものは存在する。


でも、やんない。

接待ゴルフなんぞ、とんでもない。
接待で高級クラブに連れてく?馬鹿な。

誰かのご機嫌を取るくらいなら、、
取らなきゃ、やっていけないなら、ルンペンでもするって。

と思って、、、

ずっとやってきた。



この先もそうありたいと思ってる。

だから、接待ゴルフも、呑み屋さんで太鼓持ちすることもない。

そういう席で仕事をもらうこともないし、仕事をもらおうとも思わない。

私たちの商品を良いと思ってくださるお客様だけが買ってくれたらそれで良いと思ってる。


・・・


今もそう。

私は今、日本でも1番2番のレベルの経済塾に入れてもらってる。そこでも、接待とか、ご機嫌伺いなんてしない。名刺も、ほとんど自分からは出さない。

尊敬できる人や勉強になる諸先輩方はたくさんいる。

でも、無理無理近づこうとも思わない。
おべっか使ったり、ご機嫌を取ることもしたくない。


日本を動かしてる財界人たちと顔を合わせてるんだから、もっと動いた方が良いかもしれないけど、別にかまわない。



自分を大切にしてくれる、気の合う人だけとゴルフに行き、コーヒーを飲み、語り合い、飲みにも行き、ともに仕事もし、、、

尊敬できる、気の合う人だけとお付き合いをしてる。

だって、どこかの誰かにおもねらなくても、私は十分食べていけるから。

・・・


私は、こう思うんだ。

自分に実力があればさ、自分のところで売ってる商品が良ければさ、誰かの機嫌なんて取らなくても良いのよ。

食えるなら、自分の好きなようにやればいい。


私は、自分の好きな人だけと付き合い、人生を過ごしていく。

死ぬまで。

・・・

今、頑張ってるサラリーマンの人に言いたいね。
もちろん経営者にでもだけど。

嫌な人と付き合うな。
嫌な人に頭を下げるな。

仕事を欲しいがために、
お金を欲しいがために、

自分のプライドを、売っちゃダメ。


・・・


メリットのために、人と付き合っちゃいけない。

気に入った人と付き合って、たまたまそれがメリットになる、そんな順番がいい。

でも、それをしようと思ったら、、、

自分の実力を上げなきゃなんないよね。
自分の意地や、理想を通すためには、必要なものがあるんだ。


・・・


私はそう思って、、、
独立以来、今までやってきた。

私が、20年以上前、独立して、

一番最初に決めたこと。それが、、、

「この先、死ぬまで、感謝以外で頭は下げない」

ということだったの。

・・・


誰かにおべっか使うこともない。
機嫌を取ることもない。

それが、独立して一番最初に決めたこと。
今も、それを守ってる。

20年以上たって、よく考える。

スタート当初のスタッフ達は、私がそう考えていることをみんな知ってた。
人数も少なかったからね。



でも、今はウチのスタッフもかなりな人数になる。
私の顔を知らない、もしくは話したこともない子もたくさんいる。

そんな中で、

今のウチの若い子達はその気持ちがわかってくれてるだろうか?
そして彼らもそういう心持ちで仕事をしてくれているだろうか?

男の子なら、、、

私と同じように、そうあってほしい。



「お金や、メリットのために下げる頭なんてねえんだよ」

と、そう思っていてほしい。

最近よく、そんなことを考えたりしてるね。
歳かもね。


続くよ。

2014年9月3日水曜日

笹川会長だあ No.0595



私も、平先生も、そうなんだけど、なんか男の子ってさ「とにかく上を目指す」というか、一番を目指そうとする人が多いよね。


でもさ、そんなだけが人生じゃないって、今日はそんな話。


私の友人で、笹川さんという人がいるの。

あの「人類はみな兄弟、の笹川会長の落とし胤」だというウワサがある(というか、根拠なく私が広めている)。

でさ、もう夏前のことなんだけど、その笹川さんから、電話があったの。


「ヒロタ会長、ホールインワンしてしまって、、、今度コンペするので来てくれますか?」てな感じ。

このクソ忙しいときに全くこの男は・・・と思ったのだけど、怒られるといけないので、


「この度は誠におめでたく存じます。敬愛する笹川会長のこと、何をおいても馳せ参じるに決まっておるではありませんか」

と控えめに答えておいた。



んで、コンペに行ってさ、、、
改めて思うんだけど、やはり人望があるねえ、この人は。
友人が多いし、それもいい人が多い。人気がある。

この笹川さんはある意味「人生の達人」だと思うので、ちょっとシェアしようかな、と。


・・・


怒られると怖いと書いたけど、
それは冗談で、
実はこの人が怒ったところを見たことがないのさ。


また、この笹川さんのことを悪く言う人間も見たことがない。

ウチの社長連中も彼が大好き。


何が違うかと言うと、、、


とにかく、笑顔を絶やしたことがない。
嫌な顔をしたことがない。OB打っても笑っている。
人の悪口を言わない。だいたい人を悪くいう習慣を持ってない。
他人に対して良いカッコしない。
背伸びしない。Etc…


まあ、とにかくいつも、にこやかで優しいのよ。

だから、勝手に人が寄っていくんだね。

皆に人気があるというと、八方美人みたいに聞こえるかも知れないけど、違うのさ。いつも自然体でゆったりしてるの。


こういうのって、カンタンそうに聞こえるけど、なかなかできないことだよ。


あの人間通の溝口先生も「笹川さんは偉いもんだ」と大絶賛してる。


・・・


ちなみに、ビジネスもうまい。


まあ、ビジネスの秘密を私がばらすのは良くないのでアレだけど、他の人がやってない方法をとってる。

会社はすごく繁盛してる。でも、決して無理しない。


今現在の売り上げを倍にするのはカンタンだけど、お客様へのサービスグレードを落とさないよう、本来の実力の半分くらいでできるような余裕のある経営をしてる。

なので、余裕を持った経営をして、ある程度海外旅行なども行くし、ゴルフもお酒も好きだし・・・かといって、どこかにのめり込むことはしない。バランスが素晴らしいのさ。

生き方の、達人なんだね。

・・・


平先生や私なんかは、今100出来たから、次は120じゃないと許せない、と思うほうなの。ある意味、どん欲で、どこまで行っても満足感を感じない。

それでもし軋轢が出たら出た、そんなもん知らん、と思ったりもする。


これはこれで良いと思うの。成長するスピードは速くなると思う。


でもさ、どこかで疲れたりするだろうし、問題も出てくると思う。振り返って、「あれ、俺の人生、なんか間違った?」ということもあるかもね。



自分の人生を見返ったとき

「ああ、ゆったりと良い人生送ってきたわ」

と思えるのは、笹川さんのような生き方かも知れない。


たまには、ゆっくり歩幅を緩め、回りを見て、笑顔を絶やさず、周りの人たちに余裕と優しさを振り分けられる、そんな人生を送ってみるものいい。


そんな生き方ができたら、それだけで人生は既に成功したようなものだと思う。


・・・


全速力で走って、人生を送るのもいい。
でも、じっくりとゆっくりと花を愛でながら道を歩く。
それもまた良し。

私もそうだけど、たまには自分を見返ってみると良いかもね。


写真は、コンペのときの集合写真だよ。


またまた、みんなを待たせて一人自我撮りしてるよ。こういう自分勝手なことをしているうちは笹川さんにはかなわないよ。