私の知っている中で一番二番にお金持ちの、経営者の方の家にお招きされたんだけどさ。
みんなで忘年会しようということで、その方の家にお邪魔させていただいたの。
で、まあちょっと驚きの連続でさ。
場所は、都内一等地の、ある大使館の隣の高級マンションなんだけど、ペントハウスで、百坪。お部屋の周りにあるバルコニーから、ぐるっと360度、東京の夜景が見渡せる。その部屋のためだけの専用エレベーターがある。
多分、あくまでいま売ればだけど、値段にして20億はすると思う。この方は超のつく大富豪だから(ロスチャイルド家と飯食える人)、当たり前っちゃあ当たり前なんだけど。
驚くのはそこからなんだよね。
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ご自宅にお邪魔して、お食事を出してもらったの。
だいたいさ、よくテレビで見る大富豪とか、寿司職人とかを家に呼んだりとかしてさ、金余ってる!みたいなことやってるじゃんね。
そこの御宅は違ったのよ。
最高の食器に(テーブルとかの家具しつらえだけで一億円弱だからね。食器も最高のものだった)、先付けと前菜、八寸が陶器の三段のお重に盛られてた。
三段の中にも10種類以上のお料理。
で、あまりにも美味しいし、盛り付けも綺麗だったので、料亭から取ってくださったのかな、と思ったの。
そしたら、全て奥様の手料理だったのよ。
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その日のお料理、お刺身、炊き合わせ、蒸し物など、全て奥様が手料理で作ってくださってた。
さらに、感動したのが、炊き込みご飯。奈良漬を細かく切ったものを玄米で炊き込んでた。ご主人の体調を気遣って、野菜中心の中にも少しお酒の雰囲気を。で、止め椀は、ご主人やお酒好きな私たちを気遣ってしじみの味噌汁。しかも塩は薄めにして。
香の物も、細かく刻まれ(京都の懐石は皆そうなのよ)、塩気を減らして、まあ、とにかく全てお気遣いいただいた、素敵な食卓だったの。
京都の料亭でいただいたような気分になったよ。まるで吉兆。
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「奥さま、こんな美味しいお料理をご家庭でって食べたことがありません。アマチュアのレベルを超えてると思うのですが」とお聞きしたら、、、
「単に料理が好きなのよ」と謙遜されてた。
でも、お話を伺うと、築地まで行って食材を仕入れて来てくださったらしい。
私たちのような小僧っ子のために。
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大富豪の奥様。
別段、ご自身でしなくても、なんとでもなるのに。
でもそうやって、仕入れ、仕込みから何から私たちのために振舞ってくださったのよ。
とてもお綺麗で聡明で上品。飾らない中に気品がある。その上で、このお人柄。
素敵、この上ない。
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世の中で、お金持ちをアピールする人間は多い。
私もそのうちの一人かもしれない。派手な生活、いくら使った、何飲んだ、いくら儲けた!というアピール。
でも、本当のお金持ちはそんなことしないよね。
謙虚で、控えめで、決して押し付けがましくなく、そして、人のために優しい。そこに、しっかりと手間と気持ちを込める。
尊敬するね。
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お金を儲けるのも大切。
やはり、困ってたら誰かに迷惑かけるからさ。あった方がいい。
でも、もし、お金持ちになったら、、、
実るほどこうべを垂れ、そして人に優しい人間になりたいな、と思う。
本当の上品さ、っていうのかな。
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この大富豪の方には、いつもいろいろとご教授をいただいてる。
私の経営的、また、政治的な観点は、ほとんどこの方からの受け売りが多い。
今回はちょっとご体調を崩されてる中、このようにおもてなしくださり、深夜までお付き合いくださった。
ホント、いろいろ学ばせていただいてるのよ。
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こういう人たちに会えて、いろんな経験させてもらえるのも、友人の武内さんのおかげなんだ。
いつも、いろんな方を紹介してくださる。
私はけっこう人見知りなので、とてもありがたいよ。
武内さんは、知り合いの方がが入院すると、近くの神社に毎日お祈りしに行くような人。
全米一の数学の高校、ロスの大学を卒業し、コンピューターなみの頭で、周りの人に気遣いをする。
なので、武内さんに何か困ったことがあっても、周りがほっとかないだろうね。
人間性が抜群なのよ。
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私も、頑張って人間を磨こう。
人に優しく、謙虚に、感謝を忘れず、そして、他人のためになる、そんな人に少しでも近づけたら、と思いますね。
お金儲けるのもいいけど。それも大切だけど。
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その大富豪の方が言ってた。
「お金は後から付いてくるよ」
よく、どこでも聞く言葉。
でも、重みが違うわ。
語られる言葉より、語るものこそ、だね。
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むうすぐ大晦日ですね。
明日も投稿できるかどうかわからないけど、みなさん、来年もよろしくお願いします。来年も、皆様にとって最高の一年になりますように。
良いお年をね。
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