元国税局長官であり、最強省庁と言われた大蔵省(現財務省)の元トップの人が経済塾に来られててさ、いろいろお話を伺ったよ。
今日は政治向きの話を書きたいので、お名前は伏せるね。
まあ、今財務省もいろいろあるみたいだけど、なんにしても元国税局長官とお話できること自体、なんか嬉しい。
で、コロンビアのお話になった。
この方は、コロンビア大使もされてたんだ。
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コロンビアというと、Mr.Xが長く滞在してたところでもある。
もう二十年も前になるかな。
また、当時のコロンビアは麻薬王パブロ・エスコバルのメデジンカルテルや、営利誘拐を生業にしてたロス・チェマスを前身とするカリ・カルテルたちによる麻薬戦争の真っ只中。(wikki参照。ちなみに90年代のコロンビアは殺人発生率世界一)
「何分やらに一回、という頻度で誘拐が行われるんですよ」と当時ボゴタに家を持ってたMr.Xから聞いてたよ。
今はずいぶん治安も良くなったらしい。
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「コロンビアでは、政治にポピュリズムが入ってないんです」、とその方。
国債をバンバン発行するのではなく、国の借金を先に返して、いずれ国として強くなれるようにしよう、という趣旨らしい。
ポピュリズム、つまり大衆に迎合するのではなく、長期的な視点を持って今やるべきことをやってる、ってことだよね。
「大蔵省に身を置いてた私から見ると、泣けてくるくらいに嬉しいことなんですよ」と。
日本は逆だよね。
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政治家から見てさ、選挙の票を得ようとすると、大衆の喜ぶことをしなくちゃならない。
大衆が長期的な視点でものを考えてくれたら最高なんだけど、多くは目先の利益、しかも自分にとっての利益のみを求める。
既得権益保護もその一つ。
で、正しい政治ができなくなる。
それで国の行く末はどんどん悪くなっていく。こんな感じだよ。
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その方はさすが大蔵省の元トップだけに、経済の側面から政治を教えてくださった。
所得層に分けた所得の増減をグラフにすると、ゾウさんを横から見たような曲線を描くんだって。
これをエレファントカーブという。
グローバル化による移民、難民の存在によって、どの国も同じカーブになるそうな。
で、もともといた層、普通に存在してた中間層こそが、もっとも所得が増えない層になる。
そこを刺激すると政治は勝つ。なのでその層に迎合する。そんなポピュリズムが横行してる、とのお話なんだ。
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トランプ大統領の側近の話で、イギリスがEU離脱の話が出た時に「よし、トランプは勝つ」と確信したんだって。トランプの主張とイギリスのEU離脱は同じ構造だったらしい。
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その方の発言、としてしまうと立場や影響的にまずいだろうから、ここからはあくまで私の意見だけど、日本の政治に対して思う。
大衆に迎合するのではなく、長期的な視点で物事を決めて行って欲しい。
そして、私を含めた大衆こそ、長期的な視点を持って政治家を選ばなければならない。
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既得権益を守るような法案を応援しちゃだめだよ。
安倍さんはマスコミの既得権益を取り上げようとしてる。だから、マスコミはどんな手を使っても安倍さんを潰そうとしてる。
マスコミも必死だよね。死活問題だもん。
今、下手するとこの国の大衆は、マスコミの偏向報道に踊らされて行く可能性がある。
私たちはそんなのに紛らわされちゃいけない。踊らされちゃいけない。
真実をしっかり見なきゃね。
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この現代に帝国主義を標榜し、近隣諸国を侵略し続けてる国や、ミサイル撃ちやがる敵国たち、奴らから見て安倍さんは嫌なリーダー。
何としても蹴落としたいんだからさ、そんな連中の作戦に乗っちゃいけないよね。
もし、奴らからお金をもらってるような政治家がトップになったら?おしまいだよ。
決めるのは私たちの、選挙の一票しかない。
情報をテレビでしか見ない、そんな人達だけに任さず、私たちも選挙でしっかり選ぶべきだよね。
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最後に、ホテリングの法則について教えてもらった。
「政権を取ろうとしている政党同士は、政策が似てくる」
というもの。
相手の顧客を取り合おうと思うと、お店は近寄っていく、というところから来てる。
電気屋さんが集まる、秋葉原をイメージしてくれると良いかな。
神田に本屋さんが集まったり、駅の近くにホテルが集まったり。
それに対し、
「政権を取ろうとしない政党は、全てに反対する」
んだって。
今の日本のクズ政党たちだね。
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日本の政治のジャマばかりする政党に存在意義なんてない。
喜ぶのは赤パンダや刈り上げたち敵国だけだよ。
彼らに票を入れない。
それだけが私たち有権者にできること。バカや敵国の手先に国を任すわけにはいかない。ホントにこの国、なくなっちゃうって。
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