今、タイのバンコク、サトーンの病院にいます。
産婦人科病棟です。
私が子供を産む訳でも、
生ませる訳でもありません。
友人の、トンさんの奥さんが、
本日出産の運びになったのです。
なので、ちょっとおめでとうを言いに、
BNHホスピタルというところへ来ています。
病院で、生まれたばかりの猿のような赤ちゃんの顔を見ながら
「ギンディードゥアイ、ナーラックチャンルイ
(おめでとう、かわいいね)」
などと言う私の心の中には、少々問題がありました。
・・・
幸せなトンさん一家を尻目に、
私が抱えていた問題とは・・・
おなかが痛いのです。
痛いと言っても、胃痛とか、きりきり痛むとか、
そんなものじゃなく、単に便意を催しているだけ。
まあ、一般的な言い方で言えば、、、
う○こがしたいだけ。
でも、そこに問題があるとしたら・・・
少々、ゆるいのです。
・・・
話は数日前にの日本にさかのぼります。
風邪を引いていた私は、
医者に行かず、自分のタンスの中から、
・クラビット500mg
・ロキソニン
・ペラック
・葛根湯
を出してきて、まとめて呑んでやりました。
なぜ、市井の人間の戸棚の中に
医者の薬局でしか出せない薬があるのかは
この際問題ではありません。
余談ですが、私は7種類の抗生物質を常に所持しています。
(何に使うねん)
ただ、胃薬がない。
かなりきつい薬なので、できれば胃薬と飲みたい。
でも、ない。
仕方ない。
・・・
という事で、しばらくそれを続けていたら、
おなかがゆるゆるになってしまったのです。
で、今おなかが痛い、と。
そう言う流れなのです。
・・・
経験された人にはよくわかると思いますが、
こういうのってとても困るのです。
単に、トイレ行って来るね、と席を立てばいいだけ。
しかし、そのタイミングは非常に難しいのです。
出そうなんだが、いま行っていいのかどうか。
しかも、、、
ここは日本じゃない。
できれば、きれいなトイレで用を足したい。
手でお尻を拭きたくない。
紙があってほしい。
できれば便座も付いていてほしい。
しかも、タイの病院のトイレはあまり使いたくない気がする。
変な菌をもらいたくない。
・・・
便意。
しかも、ゆるい。
ゆるゆる。
みなさんも一度は経験があるはず。
こういうとき、どうなって行くのかは
すでに数式で明確に表されている。
それを波形のグラフで表してみたいと思う。
まず、上昇があり、そしてしばらくすると落ち着いて行く。
便意の上昇を「+」の領域と仮定しよう。
また、便意が下がって行く、それを「−の領域」と仮定する。
こんなグラフになるはずだ。
(どこかのHPから拝借。まずければ言ってね)
最初、軽いプラスが始まり、
しばらくすると、マイナスに転じる。
どこかでトイレに行かないと、
その反復はどんどん大きくなり、、、
やがて・・・
臨界点に、達する。
要するに、いつか、漏らすという事だ。
・・・
そんなことを考えながら、
他と区別のつかない赤ちゃんの顔を見て、
「よかったね、かわいいね」を連発していました。
「かわいいでしょ」
トンさんは言います。
確かにかわいいかもしれないけど、
こっちはそれどころじゃないんだよ。
だいたい、みんな一緒の顔に見えるんだよ。
普段なら、心から祝福するのだけど、、、
あ、ちょっと収まった。
マイナスの領域に行きつつある。
ひと安心。
しかし、、、
すぐに次の一波が襲ってくるはずだ。
・・・
「ちょっと外へ出るね」といい、
トイレを探す。
産婦人科病棟なら、おかしな菌もないだろう。
でも、ない。
各個室にトイレはあるのだ。
しかしそれを使う事はできない。
臭いが部屋に充満してしまう。
クソ野郎と思われるかもしれない。
昔よく「クソ野郎」とののしられたが、
少し意味が違う。
個室にトイレが設置されている故に、
その階に、共同のトイレがない。
・・・
あかん、戻ろう。
他の階に行って用を足すのもなんだし、
大体今は夜の10時をこえているのだ。
なんでこんな時簡に面会ができるんだ?
そうでなければ私は今頃きれいなトイレで
幸せを感じながら
この地獄から逃れる事ができるのだ。
・・・
結局、何もできずに
部屋に戻った。
みんな記念写真を撮っている。
「ヒロタさんも入って」
にこりと笑う顔が引きつる。
んん、また波が来た。
以前より大きい波。
まるで津波のようだ。
苦しい。
東北の人たちと比べるべくもないが、
私は私なりに「人間の尊厳」を賭けて
この津波と戦っているのだ。
これは真剣勝負、戦いなのだ。
「ハイ、チーズ」
あほう、変な声だすな。
実が出たらどうする?
・・・
で、、、そんな事考えながら
脂汗を流している私を見て、、、
「ヒロタさん、帰った方がいい」
と友人。
風邪だと思っているらしい。
ありがとー
じゃーねー
寸前のところで
「真の糞野郎」に
ならずにすんだ夜でした。
めでたしめでたし。
まあ、人に話すような事でもないな。
・・・
という事で本日よりタイに来ています。
(ちなみに、この子の名付け親は私です。RYUという名です)
少し風邪も良くなったよ。
ちょっと体の調子を戻すようにしますね。
おげれつネタ、お許しくださいね。
・・・
ちなみに、上海の写真、
フナが出してくれるかなーと思います。
私はサボろうかな。
めでたしめでたし。
2011年7月2日土曜日
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廣田先生、こんにちは
返信削除大変な事態でしたね(笑)
ありますね、便意だけはどうにもなりません。
仕事中どうしてもおトイレがないとき(汗)、どうすればいいのか??
正直、ゆるゆるの時、実が漏れてしまったことあります。
草むらもない、人様にご迷惑かけないようにしようと思えど、どうしようもない状況。
僕の現場ではあるのです(涙)
奴は突然牙を剥くので、気を付けています。
あと、変なMッ気があるのか、自分はおトイレギリギリ派です。
どこまで耐えられるか、自分と戦います!
早くおトイレいけばいいのにって、後で思います。
楽しいエピソードありがとうございます。
大変、共感いたしました・・・
コメントにお下品いれてスミマセン。
また、おじゃまします!
直希さま、コメントありがとうございます!
返信削除お久しぶりです!ぜひちょくちょくコメントいただけるようお待ちしております!
>実が漏れて
おおおお、地獄ですね!お察しいたします!
>奴は突然
そうですね!手に負えない奴です!ある程度調整できるとありがたいのですが。
>おトイレギリギリ派
そうなのですね!私は別段その派閥ではないですが、プラスの領域の波のトップで行きたいな、と常に考えている派です!
>早くおトイレ
そのとおりです!いちいちぎりぎりまで引っ張る必要はないですね(笑)
>お下品
とんでもないです、ブログ自体がお下劣なので(汗)
ぜひまた覗いてコメント投稿お願いしますね!
廣田会長
返信削除ふ~、セーフで何よりです。
こちらも食事中にブログに
アクセスせずにセーフ。
自然現象の中で、
ポンポン痛いのはかなり上位ランクですよね。
我慢ができない(根性論を超えた世界)。
リミットを越えた時の身心へのダメージ大。
そして面倒な後処理。。。
男性は女性より、ポンポンが弱いそうです。
お腹に守るべき機関がないから?と勝手に
結論づけています。
これから危険な季節になりますので、
特に海外ではお気を付け下さい。
またタイでの活動、頑張ってください。
それでは、また楽しい肥やし話
楽しみにしております(笑)。
魚谷良太
魚谷さま、コメントありがとうございます!
返信削除>食事中にブログにアクセスせずに
良かったですね!安心しました!
>面倒な後処理
ほんとですね!面倒というより、人間の尊厳がどうか・・・とう感じですね!生涯、人さまから言われそうです!
>特に海外では
ありがとうございます!普段めちゃ強いのですが、風邪だけはどうもならずに・・・なるべく生水飲まないようにします!
>タイでの活動
はい、明日はタイの選挙です!アピシットとタクシン妹の一騎打ちです。その結果によってはまた暴動が起きるかもしれません。在留邦人向けに大使館から注意喚起がありました。(私も在留邦人登録してるのです)
また内戦見れるかな(汗)
>楽しい肥やし
ありがとうございます!今回は本当に肥やしというか肥料の話でしたね!
また覗いてくださいませ!
田中です。久しぶりにカキこさせて頂きます。
返信削除お腹の急下降、私もたびたび経験があります。
普通の頭痛、手足のケガ、などなど、
いろいろ痛みはありますが、
あれほどせつなく、逃げられずに、
やりきれない思いになり、
「神様、俺、最近なにか悪いことしましたか・・・?」と
自分を責めることはないです。(苦笑)
また、サーフィンの波のようにくるので
波と波の間の束の間のホッとした安堵感が
その後に訪れる高速エレベーターのように
これでもかというスピードでくだっていくさまは
この世で一番つらいことかもしれないと思います。
廣田会長もそうだったのですね。
つらかったと思いますが
なんとか乗り越えて頂けて良かったです。
田中さま、
返信削除アドバンスマインドの船川です。
この度は、コメントをいただきまして、
ありがとうございます。
廣田会長が現在、ネット環境のつながりにくい所に
いるため、代わりにご返答させていただきます。
>あれほどせつなく、逃げられずに、
やりきれない思いになり、
「神様、俺、最近なにか悪いことしましたか・・・?」と
自分を責めることはないです。(苦笑)
この文面を読ませてもらったとき、
思わず笑ってしました!
田中さまのご指摘通り、
自分を責める事はないですよね。
きっと自分が悪いはずなんですが・・・
>その後に訪れる高速エレベーターのように
これでもかというスピードでくだっていくさまは
この世で一番つらいことかもしれないと思います。
そうですよね。
廣田会長もなんとか、助かったようで、
良かったです。
またこれからも廣田会長のブログを
よろしくお願い申し上げます。