2012年10月10日水曜日

経営において、してはならない事(これから起業する人へ) No.0437


これから起業する人のためシリーズ。
私はよく「ビジネスで一番大切な事は何ですか?」と聞かれる事があります。別に、ビジネスで大切な事はたくさんあるし、どれが一番というのも意味がないんだけど。あまり「情報商材」とかでは言われてない事をお伝えしましょう。

「商売は心だ!」とかそういう観念的、精神的な事は別として、実際問題、物理的作業として、これから起業する際に、一番気をつける事。


それは、、、

私は、「キャッシュフロー」だと思っています。

わずかな売り上げでも、フローが上向いていれば、
いつか必ず経営は安定します。

逆に、一番してはいけないこと。

それは、、、

「資金繰り」です。


キャッシュフローの計画がちゃんとしてないと、
むしろ、この「資金繰り」に頭を悩ませる事になってしまいます。


・・・


資金繰りは、それ自体は一切利益を生みません。

私の父は、毎月支払いの時期になると、
電話で「今月いくら足らんのや?なに?3千万?」と
経理と話していました。

だいたい、いちいち聞かないと頭に入ってない自体でおかしい。

ガキながら、「こんなのおかしい」といつも思っていました。

その「足らない金額」は、徐々に、
3千万円から5千万円に増えていました。

まあ、今思えば、そのお金をかき集めて来ていた、
オヤジもオヤジですごかったなあ、
毎月本当に大変だったろうなあ、

なんて思ったりもします。

どうやって集めてたんだろうね。

でもまあ、、、

どれだけ頭を下げてお金を借りて来ても、
どれだけ支払いを待ってもらったとしても、

決して儲かる訳ではありません。


社長の仕事は、

・お客さまに来ていただくく工夫をしたり
・みんなの士気を高めたり
・新たな「何か」を一生懸命さがしたり
・あれやこれや儲かるための方法を考えたり

して、会社の利益を上げ、
社員さんたちを「もっといい場所に連れて行く」、
そんなことに努力を払うべきなのです。


・・・


資金繰りは、最も「してはならない」事です。


資金繰り(この場合、「支払いに追われる事」と定義してくださいね)は
どうしても、全てに優先されてしまいます。

お金がなければ潰れてしまうし、
社員の給料も払えません。

なので、どうしても最優先事項になってしまうわけです。

新しいアイデアも、
素晴らしい集客方法も、
社員さんたちに対するどんなアドバイスも、

全て後回しになります。


だからこそ、そうならないために
キャッシュフローが必要です。


・・・


経営は、坂道を転がる雪ダルマに似ています。

その坂が、上り坂なのか、下り坂なのか。

平行というのはほぼあり得ません。

(もし平行だと思っていたら、それはゆったりした下り坂です)

その、上り坂でも下り坂でも、
いったん転がるとスピードが付きます。

儲かりだしたらもっと儲かるし、
逆にマイナスはどんどん増えていくものです。

それを止めるには、
かなり大きな努力が必要になります。


なので、起業される際は、最初にキャッシュフローを
ちゃんと計画して、いちいち資金繰りに頭を悩ませる事なく、
「正しい社長の努力」を出来るような状態にしておく事が重要です。


・・・


次は、ではキャッシュフローに強くなるためには?
というネタでも行きましょかね。
起業の人対象なので、基本的な話からするよ。

まあ、なんで起業の話ばかりするかと言うと、
平先生がFBで起業の話してるから。

弟子なので、援護射撃(になるのかなあ)するのは当たり前だよね。

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