まるもり、日本に帰りましたよ。で、帰ってみたら、FBの友人の人からメッセージがあってさ「PM2.46に黙祷を」と書かれてた。
ん?PM2,5の新しいバージョンか?福建省だ台湾だ、香港だと、ちょうど私が中国ばかり行ってるから、新種の空気汚染を心配してくれているのか?
・・・と思ったら、どうも、311のことだった。
大震災のことについては既に多くの人が記事にしてるだろうから、へそ曲がりな私は、違う記事を書きたい。
日本は「寄付のできない国」であるということ。
・・・
えーカッコする記事になって申し訳ないんだけど、、、
あの時さ、私、ブログをやってたの(まあ今もやってるけど、その頃は本気でやってた)。で、震災が起きた。
友人も福島に住んでいて、やっと連絡が取れたと思ったら、本当にひどい状態だった。で、わずかのお金を送った。そうしたら「とても助かった」と返事が来たのさ。平時とは金額の価値が違ったの。
これは、と思い、ブログの読者さんを通じて、希望者さんに1口3万円を振り込むことにした。
ブログで「振り込んでほしい人」を募って、震災で困っていたら誰でも可、とし、拡散してもらったんだ。
で、100人づつ、二回に分けて、計600万円を振り込んだ。
・・・
なんで赤十字や、ユニセフに募金しなかったのかというとね、理由があるんだ。
ホントか嘘か知らないけど、ああいった団体はほとんど営利目的で、実際の被災地には、1割から3割しか届かないって話なの。税金の控除の対象にはなるけどさ、実際に困ったところの人に行かなかったら、やはり許せない気持ちになるし、なにより、「今困ってる」のだから、早く届けてあげたいと思った。
だから、直接振り込むことにした。
・・・
初めからわかってやってたことなんだけど、
ブログで呼びかけた証拠もあり、「送ってください」という個別のメールも全て残っており、振り込んだ証拠も全て残っていて、
もう一回いいます、初めから覚悟してたけど、、、
税務署さんからはキッチリ否認された。
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もとより、経費で落とそうなんて考えてはいなかった。ケットマネーで払うつもりで始めた。でも試しに聞いてみたってわけなの。
実際、私は多額の税金を払っているし、税金を支払うことに誇りも感じてる。もともと、社会のゴミ、寄生虫だったんだから、多額の税金を払う自分を褒めたいと思ってる。
なので、べつだん、節税できたらどう、とは思わない。
私の言いたいのは、しくみの問題なんだ。
だいたいさ、困ってる人たちがいて、そこに寄付したいと思っても、誰かがその利益を吸い上げ、現地に届かないなら意味がない。
しかも、そんなところしか、税額控除の対象になる寄付先は存在しないんだ。市町村にも、多額の税金を払ってる。確かにこれも寄付の一種かもしれないけど、自分では使い道を選べない。
もし、控除ができるなら、もっと多くの人が自分の好きなところに寄付ができるようになるだろう、そう思ってる。単純に、倍の金額を寄付できるからね。
・・・
今、私は、財団を持っています。そして、この財団が公益認定を受けるように進めています。
どちらにしても、わずかなお金。でも、自分で選んだところに、寄付をしたい。どうせ社会貢献するならば、自分の目で見て、自分の納得する所にお金を回したい。税金も払うけど、これは自分のライフワークにしたいんだ。
そう思って、公益財団法人を作っているのです。
そのきっかけになった日にちを、多分私は忘れないと思う。
それが、私にとっての、この311という日なんだ。
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追伸1
写真は、PM2,5に悩まされる、中国は香港での私だよ!記事とイメージが違ったらごめんね!
追伸2
実際のところ、税金の件はどーでもよくって、あのとき、お金を振り込ませてもらった人たちから、たくさんのお礼のメールが来たの。今でも全部残してる。嬉しかったなあ。こういうものを「宝もの」っていうの。それで、十分に、私の元は取れてるのさ。
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