さてさて、前回のお茶会でのエピソード。経済塾の先輩たちがお茶をやってて、今回はそのグループでお茶会だったわけですよ。
私は大したことないのだけど、諸先輩方は大したことあるです。お茶会も、家元ご自身がおん自ら来られて、点前(お茶点ててくれるアレ)をやられた。すごいこと。
そんな中のこぼれ話。
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その時来られてたある会長の会社は、時価総額四千億。売り上げじゃないよ。売り上げ四千億でもすごいのに。つまり、会社の価値がそれだけあるということ。
まあ、桁が二つも三つも違いますわな。
もうお一人は、名前出すとみんなわかっちゃうので少しズラして書くけど、奥様も超有名人で、まあ超のつくお金持ち。
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で、他にも偉いさんはたくさんいるんだけど、たまたまこのお二人を、ウチの秘書フナがう君がご送迎させていただいた。
とーぜん車の中なんで、会話が聞こえてきますわな。
「青山通り沿いの〇〇ビルを〇〇〇億で買ったのだけど、使わないから売りに出して、ほにゃらら〜」
ああ、そうですか、お値打ちだったのですね、なんて会話にフナは驚愕しておったわけです。「桁が違いすぎるわ」と。
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で、話が深くなってくる中で、お互いに愚痴ではないんだけど、「こういうのってたーいへん」的なお話になった。
「ウチの業界も、生き残るのは1%とかそんなんなのです。だから、毎日必死ですよ」
「なかなか人が育たなくてね、難しいものですね」
フナは驚いたわけですよ。
つまり、そういったお悩みの数々が、桁は違えど、私たちがいつも言ってる事と寸分同じだったと。
ああ、経営者のお悩みって、どこまで行っても一緒なんだな、と変なところで感心したそうな。
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私たち中小企業の社長が持つ悩みは、時価総額が数千億の会社になっても、続くってことだよね。
実際に思うの。
ゴルフって、一打を減らしたい、大切にしたいという気持ちは、100切れない人もシングルも同じなんだ。
ボクサーは、デビュー時もチャンピオンも、試合の怖さや、ロードワーク、シャドーなどで気をつける内容は全て一緒なんだ。
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かくいう私もそう。
鳶の職人やってた頃に飲んだビールも美味かった。収入が百倍に近い今も、ビールの味は変わらない。
好物は今もカレー、ラーメン、うどん。肉。お寿司。
味覚も、美味しく思う気持ちも変わらない。ココイチも吉野家も変わらず美味しい。
車に至っては、手に入れる時のドキドキは、フェラーリもロールスも、一番最初に買った17万円の中古のケンメリにかなわない。
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上に上がってみる世界と、そうでない時の感覚、喜びや悩み。
実は一緒なのかもしれないよ。
どこまでいっても「今」は続くんだな、人生って面白いねえ、とフナと話してた。
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まあ、同じかもしれないけど。いろんな物事を解決して、どんどん高みに登っても、それでも今の悩みは変わらないかもしれないけれど。
それでも上を目指して行きたいものですね。
生きてるんだから、チャレンジしなくちゃね。成長こそ、成長自体こそが楽しいんだからね。
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写真はお茶会。モザイクは許してね。許可取ってないから^^;
主催の風巻さんと友人の武内さんだけ顔出しさせていただきました。お許しいただけるだろうと(≧∇≦)
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