エベレストとか、登ってみたいと思う?
エベレストを始め、世界には標高8000メートルの山が14座ある。
その全てを七ヶ月で制覇するという男が現れた。
彼の名はニルマル・プルジャ。
その彼のドキュメンタリー番組を見た。
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ネパールの登山家、ニムス(ニルマル)は、8000メートル級の山々を七ヶ月で登り切る、そんなプロジェクトを立ち上げたんだ。
それがどれだけすごいか?
初めてその14座を登った人間、メスナーはその偉業に16年の歳月を必要とした。
ニムス以前の記録は7年。
それをたったの七か月だよ。半月に一つのペースだよ?つまり、一回の遠征で複数の山を登っちゃうんだ。
8000メートル級の山を一つ登るだけでも大変(通常二ヶ月を要する)なのに、考えられないPJだよね。
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アンナプルナに始まり、ローツェ、カンチェンジュンガ、エベレストにK2、etc...
それらを考えられないハイペースで制覇していく。
PJの中で、別チームの遭難者を2人助けた。
アンナプルナでは頭頂し下山したすぐ救助に戻ったり、
ローツェ頂上付近では遭難者に自分の酸素を与えたり(8000メートル級の山では酸素は命綱)した。
遭難者の1人はニムスの腕の中で息絶え、その後ニムスは無酸素で11時間かけてベースキャンプに戻った。
まさに超人と言っていい。
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それもそのはず、ニムスは精強で知られた元グルカ兵。父もグルカ兵で、生まれ持って身体能力は桁違い。
(グルカ兵は、世界最強の傭兵で、エリザベス女王の護衛もグルカ兵。トランプ大統領と金総書記との会談もボディガードはグルカ兵だった。ニルマルはグルカ兵でかつイギリスの特殊部隊にいた)
だからこそ、通常の人間では考えられない結果を出せたのだろう。
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このPJを始める時、スポンサーを探したのだが、なかなか集まらない。
「そんなの無理だ、不可能(インポッシブル)だ」と、誰も信じてくれなかったのだ。
ニムスは家を担保に入れ、資金を作った。奥さんも、それを快く受け入れた。
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PJ名は、「プロジェクト・ポッシブル」。
その名前が書かれた上着を着て、ニムスとネパール人だけで作られたチームは山々に挑む。
タイトルは「14ピークス:ナッシング イズ インポッシブル」。
ネフリで見れるよ。
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14座を7ヶ月で登るなんて、100メートルを5秒で走る、みたいなレベルの話。
誰が考えても不可能なこのPJを、ニムスとその仲間は着々とこなしていく。
「不可能なんてない」
と、心から思わせてくれる作品。
8000メートル級の山々の神々しい映像の美しさと相まって、本当に勇気の出る作品でした。
是非見てみてね。
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ピンチが来ると、ニムス自分にこう言い聞かせます。
「大丈夫。今日は死なない。死ぬのは今日じゃない」
いいよね。使わせてもらおう。
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