2012年12月23日日曜日

クリスマスイベント No.0464



ジングルベール、ジングルベール♪、と

何処からともなくクリスマスソングが聞こえてきます。



何処を見ても、キラキラと光り輝くイルミネーション。

街を歩いていると、すっかり世間はクリスマスの装いですね。

私はべつだんクリスチャンじゃないけど、、、
なんかウキウキするものです。


さて、世間さまが
クリスマスでうきうき浮かれている頃。

その浮かれ具合と比例して、
ウチのグループは忙しくなります。

はい、恒例の、、、

クリスマスイベントが始まるからです。


・・・


スタートは、今を去ること14年ほど前。

当時は、会社もまだ一社で、
私は家を建てる仕事をしていました。

で、たまたま、クリスマスのとき、

「せっかくのクリスマスだから、
 何かお客さまに喜んでもらえる、
 そんなお返しができないだろうか?」

そう考えました。


・・・



何をしたら喜んでもらえるだろう?せっかくのクリスマスなので、、、サンタの格好をして、プレゼントもって、夜にお邪魔したらどうだろう?

などと考えてみたのです。


最初は、ジョーク半分で、
「お客さま驚くかな、まあ、とにかくやってみよう」

そんな軽い感じでした。


お客さまに「来てほしい方は教えてくださいね」と
告知し、夜に行けないお宅様はお昼に回り、
ご不在のときは入り口でポラ撮影して、
プレゼントと共においてこようと。


初めての年は、まだお客さまのところに
回ると言っても、2、30軒ほど。

一日でできます。


・・・


私は一番サンタに似合いそうな
お父ちゃん(寺田、現静岡社長)を
サンタにし、私はトナカイ、
当時数人だった社員に
いろんなコスチュームを着せ、
お客様の家を回りました。


あるお客さま宅で、

「今日、子供にプレゼントを
 渡そうと思って買って来たのだけど、
 せっかくだからサンタさんから渡して」

と頼まれました。

プレゼントを受け取った子供さんは、
目をキラキラさせて、

「うわーー、サンタってホントにいるんだ」

と涙を流さんばかりでした。


その子供の笑顔を見て、やって良かったなあ、
大変だけど・・・また来年もやるか。

こう言って、、、
毎年、恒例の行事になってしまいました。


・・・


年々、次第にお客さまの数は増えます。

なので、近年は複数のチームに別れ、
23、4、5日の三日間ぶっ続けで
回らなければならなくなってしまいました。


朝から晩まで回って回って、
みなふらふらになってしまいます。

当然、社員たちにはクリスマスはありません。

大変だから、今年を最後にしよう、最後にしよう、
と毎年言い続け、あれから十数年が経ちました。

今も、続いています。


・・・


あれから、会社の数も17社に増え、
住宅関連会社だけで4社、
マンション系もいれると
住まい系は7社。


ありがたいことに、
お客さまの数も莫大な数になりました。


愛知、岐阜、三重、静岡と、
東海4県あわせて千件を超えるお客様の家を、
全部で30チームが回って行きます。


私が回っていた頃はクルマ一台1チームだったのに、
今は総勢200人を超えるスタッフが手分けしなければ、
とても周り切れません。


なんか、、、
すごいことになってしまったものです。


・・・


思えば、、、
私のひょんな思いつきから、、、

クリスマスは、毎年、
ウチのグループにとって、
無くてはならない行事に
なってしまいました。



毎年、この時期にお客さまのお顔を拝見して、
感謝の言葉とともに、わずかながらのプレゼントを。

お客樣方に喜んでもらえるように。

私たちを選んでくださって、
ご依頼くださったお客樣方が、
わずかでも笑顔になってくださるように。

そして、、、
また、来年も、
この時期にお会いできますように。


そう念じて、今年も、
クリスマスの3日間が始まります。


・・・


写真は出陣前の集合写真。
三重の本社前です。

この他、静岡とか岐阜のほうでも、
同時にスタートして行きます。


・・・


各社スタッフのみんな、ご苦労さま。

君らのクリスマスは毎年ないけれど、、、
きっと、お客さまは、喜んでくださるよ。

身体に気をつけて、まわってね。

私はいつも、君らを、誇りに思ってるよ。

2 件のコメント:

  1. 廣田様、

    世界各地では、大イベントのシーズン。
    クリスマスは一種独特の風情があるものですね。

    僅か十数年で一社から17社にされ、1000件のクライアントを持たれる企業群の
    ビジネスオナーになられた廣田様は、紛れもなくカリスマ成功者だと思います。

    これも、人を育てられ続け、柱が背骨に強力に打ち立てられているからこそ出来ることなのでしょう。

    今回も、学ばせて頂く点をたくさん発見させて頂きました。

    1000件のお客様に、社員の方々が誠意を込めてプレゼントを手渡しされる様子は、想像しただけで、まさに壮豪な趣です。

    ・・・・・

    クリスマス。

    残念ながら、今年は対岸のフランスには訪問できず、
    相変わらずアルジェリアですが、ここ首都アルジェのイリュミネーションも捨てたものではありません。

    勿論宗教はイスラームですが、人口の5%はカトリック教徒で、
    かれらは、厳かで華やかなクリスマス祭を開催します。

    それに乗じて、イスラーム教徒もジュースで乾杯し、
    メシュイア(羊のロースト丸焼き)を囲んで舌鼓を打ったりしています。

    これは、20数年前の社会主義時代にはとても考えられなかったことなのですが。

    昨年は、サハラに居た関係で、イスラーム圏でのクリスマスには残念ながら参加できなかったのですが、今から3年前のこの時期、サンタクロースの格好をさせられて
    孤児院の慰問に同行させてもらったことがあります。

    孤児院は、アルジェ市内でも10ヶ所以上あって、そこでは下は生後数ヶ月の赤ちゃんから、上は18歳までが共同生活をしているわけです。

    孤児は、寮長さんの指導のもとに、世界宗教を学んでいるようです。

    世界宗教というのは、キリスト教でもイスラーム教でも、世界の総ての宗教を分け隔てなく受け入れましょうという教育ですね。

    ですから、サンタに扮した我々も安心してプレゼントを彼らに手渡せるわけです。

    数箇所の孤児院を廻ってみて、感じたことは、ほとんどの子供たちは、プレゼントよりも、サンタさんに抱っこして欲しがってることがわかります。

    人の愛情を渇望しているのですね。

    日本でも、今から10年位まえ、ある団体の依頼で、サンタに扮し、施設を慰問に廻ったことがありますが、子供たちの感情は世界共通ですね。アルジェリアと全く同じです。

    人の愛情に対してとても渇望しているのわけです。


    ですから、サンタの格好で慰問に行くと、もう雪崩を打ったかのように彼らは殺到し、
    「抱っこ権」を争うのです。

    これも日本での時とまるっきり同じです。

    子供の感情はどの国も同じなのですね。

    ・・・・・

    ちなみに、
    ここアルジェリアのイスラーム圏では、結婚に際して、
    新郎側が新婦側に前もって「離婚金」の名目で
    大金を支払います。

    日本で言う結納金ですね。

    ですから、お金持ちは重婚が許され、それ以外に
    「おめかけさん」は無限に囲えるのですが、
    実際は限度があるようです。

    とにかく、離婚は頻繁に起こっているのですが、
    前もっての「離婚金」納入のおかげで、
    西欧諸国で見るような離婚訴訟はほとんどありません。

    離婚金は、だいたい父親か長兄が握ってしまい、
    自分が結婚する時に、このお金を遣うわけです。

    そこで浮いてしまうのが何の罪も無い子供。

    たいていの場合は、親戚に引き取られて、
    たいせつに育ててもらえるのですが。

    経済的に余裕の無い家庭の子供は、やむなく
    孤児院に預けられるのです。

    社会主義の時代には、こうした社会の
    インフラが整備されていなかったので、
    多くの母子はモスク(イスラーム寺院)の前に坐り、
    物乞いで日銭を得ていました。

    そうしている姿を無数に見たものですが、
    現在はそうした姿は希です。

    行くあてのない子供たちは、食わんが為、
    悪い組織とも知らず、
    受け入れてもらえるところへ身を任せます。

    そして、テロリストとして育てられる者も多いのだそうです。

    そのお国の事情を見るにつけ、
    日本に生まれてほんとうに良かったと思える瞬間ですが、
    同時に、彼らの幸せをも祈らずにはいられません。

    廣田様、今回もありがとうございました。

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  2. tokkuさま、コメントありがとうございます!

    シグルマザーたちの苦労、また、孤児になる子供たちの環境など、非常に考えさせられます!また機会を見てFBなどにシェアさせてくださいませ!
    日本に生まれた私たちは、本当に幸せですね。
    この環境を無駄にしないよう、頑張らなければいけません。

    新年一発目の記事はそれで書きました(^^;

    またtokkuさまの経験や知識、是非シェアくださいませ!

    遅ればせながら、、、ちょうど今1月1日になっていますので、、、

    明けましておめでとうございます!

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