「実はオレ、昔、忍者だったんだよね」
ある時、仲良くなったお店の女の子にそう言ったことがある。その子はこう答えた。
「そういうこと言わなきゃ、ヒロタさんっていい人なのに」
友達にも、同じことを言ってみたことがある。
「・・・・ああ、そう」
全く本気にしてくれなかった。
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結局のところ、誰にも信じてもらえなかったけど、本当にいるんだよ。
そんなわけで(何が?)古巣にお久しぶりにお邪魔してきたの。
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伊賀忍者軍団「阿修羅」の頭領、浮田さんは、私の格闘技の師匠でもあるの。
浮田さんは元キックボクサーでもあったからね。その影響でキックに行ったの。
で、浮田さんは今も現役で、忍者やってるんだ。とんねるずのゴングショーなんかでみた人も多いと思う。
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んで、その「阿修羅」は、世界中で大人気なの。この数カ月でも、ロンドン公演、タイ公演、ロザンゼルス公演など、引っ張りだこだよ。
テレビ出演も多い。最近で言えば、1/16日にNHK WORLDで“Ninja turuth”で放送するよ。詳しくは上記のHPで観てね。
もちろん、本家の伊賀でも、ガンガン、ショーをやってる。そこにお邪魔したんだ。
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私の座右の銘「何でもコヤシ」の元になった浮田さんの話になると、それだけで本一冊になるので、過去記事をご覧いただくとして、今日は息子さんたちの話。
私がまだキックやってるような頃に、長男の昌之介くんはサンドバッグを見よう見まねで叩いてた。まだ右も左もわからない頃。次男の知之介くんは5歳から本格的にトレーニングを始め、今に至るんだ。もう、30年も前の話になる。
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世界中で公演を行い、アメリカでも、忍者の講習を英語で行う。ロサンゼルスでは、公演のあと講演(ややこしいかな)を一時間、英語で行なった。
理論と知識、そして動きを見たハリウッドの映画監督からオファーが来てるんだよ。
んで、いろんな話を聞いた。
役に立つのがあるので、シェアするね。
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私がこう聞いたの。
「子供の頃からやってきて、毎回こういうクオリティをキープするのは大変でしょ?嫌になるときもあるだろうし。なんか気をつけてることある?」
というもの。
例えば手裏剣とかって、ああいう「手から離れるもの」って実はデリケートなのよ。
例えば、普通の箸をピュンと投げて板にズバン!と刺したりするんだからさ。
私なんか、テレビの本番(しかも生放送)で、もっと簡単なのを何度かミスったことがあるよ。
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で、長く続けて、クオリティをキープするコツは、、、
「練習をやりすぎないこと」
なんだってさ。
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例えば、私なんかも、心当たりがある。トレーニングやろう!と心に決めて、やる。
ある程度トレーニングをガンガンやってて、んで、それなりに良い結果が出る。
そこまではいい。
しばらくしたら、疲れる。
ちょっと休む。
そしたら、やる気がなくなる。
なぜなら、ガンガンやってた時に出ていた結果が出なくなるから。
んで、休む。
記録が落ちる。
さらに嫌になって、やらなくなる。
これって、皆さん思い当たる節、なあい?
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ダイエットなんかよくあるよね。
例えば、ライ〇ップとかで、痩せようと心にキメる。んで、以前から考えられない節制をして(させられて)痩せる。
んで、ライ〇ップの期間が終わる。すでに「心がヘロヘロ」になっているので、疲れた反動で、少し食べる。
太る。
ガッカリする。
そうすると、やる気がなくなる。
さらにサボる。
この繰り返しだよね。
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プロはそんなわけにいかない。だから、普段から気をつけてるってことだね。
カンタンに言うと、トレーニングをやりすぎない。かと言って、やはり、彼らは毎日やる。
で、練習を終わるポイントは
「明日もまたやろうと思えるところで、止める」
というとこらしいの。
でないと続かない、続かないよりも、毎日やれる量をやったほうが、結果的に必ず(練習量は)多くなる、という理論なんだよね。
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まあ、ある程度しっかり基本ができての話なんだろうとは思うけど、さすが、20歳も若い子らに教えられたよ。
もし、三日坊主ならぬ三ヶ月坊主になる人も、少しイメージすると良いかもだよ。
ゴルフで言えば、1日千球打って一週間休むよりも、1日50球打って毎日の方が、やはり結果は良いもんね。
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テレビもそうだけど、舞台も、常に本番だからね。決して、一度の失敗も許されない。
毎回、戦ってる。
だから、言葉も重かったよ。
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何で忍者ショーに行ったか?またビデオ見せるねー
白黒の写真は30年前だよ。私も忍者だったんだよ。夜中に忍び込んだりするよ。(下着泥棒かよ)
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