2020年1月9日木曜日

ゴーン氏 No.1003

ゴーン君の件、いろいろ巷でとりざたれてるけどさ、まだ(逃げる前の段階において)あの人、ただの容疑者だったよね?

つまり、その段階では有罪かどうかもわからない。


それが、もうずっと牢屋に入れられて、家族とも会えず、拷問に近い取り調べを受けてる。逃げたくもなるだろう。


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ここで、はっきりとしておきたいことは、私は極右であり、体制派だという事。


左翼のチソカス連中のように「体制が悪い」と騒ぐつもりはない。


でもさ、外国人を問答無用で拘束し、有罪にする中国と、どこが違うんだろう?と思ってしまう。


・・・


地検特捜部というのは、日本で最も恐ろしい組織。


ここに目をつけられたら終わり。


どんな罪があろうがなかろうが、ほぼ有罪にされてしまう。


実際のところ、特捜でなくても、日本では、逮捕されて起訴されたら、ほぼ有罪。


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こういうこと書くと「そりゃ、悪人なんだから、捕まえて当たり前だろう」と思う人は多いかもしれない。


でも、ゴーン君はあの段階ではまだ犯罪者じゃないからね。そして、彼が犯罪を犯したかどうか?は市井の私たちが判断できるものでもない。


でも、有罪ありきで、捜査は進められ、周りの証拠も「あろうがなかろうが」作られていってしまう。


ゴーン君が「公正な裁判は行われないだろう」と思ったのはある意味マトをついている。


過去の冤罪記録を読み返すと、それが如実に出てる。気になる向きはぜひ判例や書籍を読んでみてほしい。 


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この日本で、軽微な法さえ破らずに生きている人間は、ほぼ皆無であるといっていい。


ある日いきなり「お前、レンタルビデオ屋で、友達の会員証使ってビデオ借りただろう。詐欺罪で逮捕する」と別件逮捕されるんだぜ?


んで、20日間黙秘して外に出たら、またすぐに別件で逮捕する。


検察が望んだ通りの罪を認めるまで。これが永遠に続く。やったかどうかにかかわらず、自白するまで。


それはひょっとして、いつかあなた自身の身に降りかかる時が来るかもしれないんだよ。


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かといって、基本的に、正味に悪い人に対して生ぬるいことをやっていては、検挙なんてできない。別件逮捕も必要なのかもしれない。反社会勢力の逮捕は、最初ほぼ別件だからね。


日本の警察は優秀だから、成績は素晴らしいものがある。


しかし、その中で「いわれなき投獄」もまた、起こってるんだ。


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この話について結論はない。


どうなるのか?またはどうなるべきなのか?もよくわからない。


ただ興味深く見守るしかない。


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みんな、自分が捕まるとは思っていない。だから、ゴーンのことも気楽に「あいつ悪人」とかいう。


しかし、自分が捕まってみたらわかる。中国となんら違いはない。


悪いことをしてようが、そうでなかろうが、日本じゃ正当な刑事裁判は行われないことが多いんだよ。証拠調べも、調書も、そして公判も有罪ありきで進められるからね。


今回、ゴーン君のこれからの行動で、この辺りのことが、白日のもとにさらされる。そして、日本の司法制度、特に人質司法は世界的な批判を受けるだろう。


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かの「蟹工船」の作者、小林多喜二は、築地署に連行され、真冬に全裸にされ殴り殺された。しかし、警察の発表は心臓麻痺。


散々な拷問で真っ黒に膨れ上がったその遺体に対し、どの病院も解剖を断った。


拷問の結果を発表することで警察に報復されるからだ。


私は、左翼思想は大っ嫌いだけれど、こういうことはあってはならないことだと思う。


戦前の特高警察。その名残りはひょっとしてまだあるのかもしれない。


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最後に、我が国の地検特捜部は非常に優秀。実際、何度も大物政治家を挙げたりもしてる。


政治家を挙げるときは、チーム全員クビをかけてやるんだ。


彼らも正義に生きている。


悪くいうつもりはない。しかし、理不尽なところもある。


どうなんだろうね。


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まあ、興味深く見守らせてもらおうと思う。


ゴーン君のこれからの会見、見ものだよ。日産を再建させた功労者が、一年以上に渡って牢屋の中でどんな仕打ちを受けたか?が全て見れるんだからね。


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写真は辣椒(ラージャオ)さんの風刺漫画。ネットで読めるよ。


ゴーン君に「無実ならそれを司法の場で証明するべきだ」というバカな知識人も多い。中国で投獄されて同じこと言ってみろよ。逃げるしか身を守る方法なんてねーんだよ。

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