平先生がバイクで日本一周を目指した。
還暦を超えてからのチャレンジ。
教習所に通い、苦労して免許を取った。教習所に通っている時、手を骨折し、クラッチを握るのも辛い状況で踏ん張った。
四国からスタート、と始めた。
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結果、一周は断念した。
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ここで、思う。
還暦を超えて、新たなことにチャレンジする。それまで全くやってないことを。
できる、できないではない。
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バイクで日本一周、というのは若い頃ならなんでもないだろう。
年齢がいくと、そう簡単ではない。反応速度も鈍るし、体力も違う。
また、ゆっくり慣らしていけば、つまり、改めてチャレンジすれば、そのうち可能になるだろう。
しかし、日本一周したか否か?ポイントはそこではない。
チャレンジをしたか?しないか?なのだ。
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比べて、私のことを書こう。
私も先生に倣ってバイクに乗ろうと思った。
若い頃は乗っていた。その頃はお金がなかったので、ハーレーとか羨望の的だった。今は買える。
だから、昔の友人たちも、大人になってから、こぞってハーレーを買ったりした。ほとんどは倉庫の飾りになっていたが。
だから、私ももう一度、バイク乗ろうかな、で、ファットボーイでも買おうかな、と思ったんだ。
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で、すぐ周りの連中に話した。
「先生が乗るって言ってるし、俺もバイクやろうかな」
皆が反対する。
「会長、何寝ぼけてるんですか。どうせ、一週間乗って飽きるんだからやめなはれ」
「雨降ったら濡れるよ(当たり前や)、コケるよ、PM2.5吸いまくるよ」
「車でよろしいがな」
「どこに置きますのん」
まあ、散々だった。誰一人、ホント誰一人、賛成しない。
秘書のフナくらいが「まあ、ええんちゃいます」と言ってる。どこか投げている感が拭えない。
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自分でもいろいろ考える。
別にオープンカーあるんやから、それでええやん、とか。
置き場所はマジ難しい。六本木にバイク駐車場なんて、ほぼない。
あっても屋外。
平面の屋内駐車場なら、車一台分を使うしかない。月12万。アホらしい。もし、仮に離れたところに借りるなら、家からブーツ履いて革ジャン着て、ヘルメット持って車で駐車場行くの?
こりゃ、乗らんわ。
仮にバイク買って、駐車場借りても、多分、乗らんわ。
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やめた。
ここで先生と私の差が出た。
先生は、まずやる。
やってみる。そして考える。
私は、やる前にやめた。
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何かをやろうとするとき、考えすぎると、一歩も動けなくなることがある。
皆さんも経験あるんじゃないかな。そして、既にもう知っているかも知れない。
それが、行動しない、できない理由であることも。
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チャレンジをする。
先生は、今回は断念したかもしれない。また改めてバイクに乗られるかもしれないけれど。
しかし、とにかく動いた。
動かないものには、いつまで経っても、果実は得られない。
チャレンジしたものだけに、果実は用意される。
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考えず動け、というと「考えなしに動くのはダメ」という人もいるかもしれない。
しかし、そうではない。
先生は、やるための方法を考えた。私はやめる理由を考えた。
それだけで、行動が変わった。
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先生は、この後、自分で書いた絵の個展を開く。
元漫画家だから、不思議ではないけれど、これまた、普通の人ならやろうとも思わないもの。
新しいことにチャレンジする。
やはり精神が若やいでいるのだろう。だから、いくつになっても若いんだね。
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師匠を褒めるのは、おかしなものかもしれない。おべっかに思われる人もいるかもしれない。
しかし、私と先生をよく知ってる人は、私たちの間におべっかが必要ないことも、また知っていると思う。
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まあ、やはり、成功する人というのはこうだなあ、といつになっても思わせてもらえるよ。
やっぱ俺の先生だよ。
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俺もだけどさ、みんな、チャレンジしようね。
できない、やらない理由を探すのではなく、やれる方法を探そう。
チャレンジしたものにしか、果実は得られないんだから。そして、チャレンジこそが、成長なんだよ。
人生は短いからね。
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