三浦春馬さんという方が亡くなったんだね。
あんな男前が、なんで?もったいない、という気がするが、それだけ悩んだんだろうね。
自死にはいろんな意見がある。
やれ甘えだ、いや病気だ、と。
どちらも当たってるのかもしれない。
私のように70年も生きていると、自死した知り合い友人関係者は20やそこらを超えるものだ(多いかな)。
で、考える。あくまで私の私見だけれど、彼らは、、、
幸せを探すのが下手なのだ。
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このような話をすると、必ずアンチ意見が出る。(実際に言われたこともある)
「そんなもんじゃない」「自死者の気持ちなんて、アンタにはわからない」
そりゃわかんねえよ。
わかりたくもねえよ。本当にわかってたとしたら、俺もすでに死んでるってことじゃねえかよ。
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むしろ家族や、友人たちの気持ちになってみろよ、と言いたくなる。
毎回、自死者の葬式に出ると思う。
その日、家族や仲間がなんて顔してるか?一体どんな葬式になると思ってんだよ。
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70年というのは嘘だが、20人近いのは本当。ヤクザもんに追われて列車に飛び込んだ奴、ガソリン被って家族の前で火をつけた奴。家の倉庫でぶら下がった奴。
(リスカで死んだやつだけはいなかった。なんでだろうね、あれだけ傷があって)
その家族や周りの連中の顔を忘れられねえよ。
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甘えてると言いたいわけじゃない。
たぶん、一種の病気なのだろう。三浦春馬さんなんて、死ぬ理由自体が(他人から見たら)理解できないもんね。代わってくれって人、きっと多いと思う。
本人しかわからないんだろうね。
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ただ、できることなら、なろうことなら、出来る限り死なないように努力してほしい。
死なないための努力、それは、普段の行動にある(と思う)。
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スラムの人間は、あまり自殺をしない。というか、聞いたことがない。
私は若い頃、ボロボロの、アディダスのスポーツバックひとつでアジアを放浪したことがある。今でいうバックパッカーだね。
よくスラムに泊まった。東洋最大のスラムであるトンド、当時、殺人街と呼ばれたマラボン。マニラやカンボジアのスモーキーマウンテン。タイのジムですら、当時の選手たちは劣悪な環境だった者も多い。だいたい、小さい頃に売られてきてたからね。
で、思うんだけど、、、
今の日本の若者より、彼らの方が幸せそうなんだよ。
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だから、こう考える。
日本人は、幸せを感じる能力が低い。幸せは、お金でもなければ、環境でもない。
どんな不幸な日本人でも、スラムのスカベンジャーと呼ばれる子供たちよりはお金を持っているだろう。環境も良いだろう。字も書けるし、ゴミの山から出る毒ガスで死ぬこともないだろう。
しかし、幸せを感じる能力は、彼らの方が高いように思える。
だって、スカベンジャーたちは、空き缶ひとつ見つけたら、心から喜ぶんだ。
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今から言う話で、自死者を減らせるとは思わない。ただ、もし、読んでくれた人のたった1人でも、幸せ感が上がったら、ありがたいと思う。
(毎日10キロ走らせたら鬱は治る、という人もいる。それもそうかもしれない)
できれば、悩んだりする前から始めて欲しい。
自死を選ぶような鬱状態になってからでは、多分自分ではどうしようもないのだろう。だから、普段から、心がけて欲しい。
今、なんの問題もない人こそ。
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結論。
喜びを感じる努力をするのだ。
普段から。
「喜びを感じる能力」を高めること。それが幸せ度を上げるコツだと思う。
これは、ポジティブとかそんなんじゃないんだ。持って生まれたものじゃなく、努力や習慣によってできるものだということを知って欲しい。
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例えば、高いお店は美味い。一食5万、10万。そりゃ美味いだろうよ。当然、幸せは感じられるだろう。
でも、牛丼も、ラーメンもカレーも美味い。(もし私に最後の晩餐があるとしたら、私はインデアンカレーを食べる)
私はもともとお金がなかった。
その時の牛丼は、最上の美味だった。
今も、同じ舌だよ。だから、美味いって感じるよ。思いっきり。それを、毎回、実感し、確認するんだ。「やっぱ美味えじゃん。ミシュラン三ツ星なんて、コスパから行ったら話にならねーや」って。「最高だよなあ、吉野家」ってさ。
吉野家かよ、チクショウじゃない。ミシュラン食わなくても、400円で幸せは感じられる。
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どんなことでもいいんだ。
例えば、今、夏がとても暑い。
クーラーの効いた部屋に行くと、涼しい。その時、思って欲しい。口に出すと最高。
「涼っしい!幸せ!」
「ありがたい!」でもいい。
これだけで、幸せになるよ。
本当に、なる。「良いところを見つける」習慣さえつければ、本当に幸せになるんだ。だから、普段の、健全なときにこそ、その癖をつけておくべきなんだ。
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自死の理由が病気だとしたら、なおのこと。
「死にたい」と思うようになってからでは遅いのかもしれない。
だからこそ、元気なうちに、癖をつけて欲しい。
毎日のちょっと、したことから、喜びを探す、その癖を。
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なんでもないことから喜びを見つけ出す、幸せを感じる、その能力を、毎日、鍛えよう。
そして、どんな窮地に陥っても、その中でわずかな喜び、幸せを感じよう。そうすれば、死ななくて済むのかもしれないよ。
少なくとも、少しは人生を楽しく生きれるんじゃあないかな。
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月並な言い方だけどさ、今日生きる1日は、誰かが切実に生きたかった1日なんだからさ。
命を無駄にする人が1人でもいなくなりますように。心から祈ります。
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