自分が死んだらどうする?
というのは、結構若い頃からの、自分のテーマだった。死ぬのは仕方ないが、後に残るものが困らないようにしなければいけない。
なので、わりと早い時期に、いろんなものを処理してきた。言わば、終活。
企業グループの株式、経営、不動産その他、できる限り「死後」のことを考えて、進めてきた。
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おかげである程度、目端がついてきた、そんな気がする。グループの後継者も決定したしね。
で、、、
気がついた。
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遺影がない。
これじゃまだ死ねない。
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遺影は、やはりファイティングポーズがいい。
引退してもう三十何年経つけど、やはり、自分のアイデンティティーはそこにある。
若い時の身体ではなく、リングを降りて三十数年の今こそ。
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減量前は、体重が82キロあった。ベンチプレスで120キロ挙げてたから、どちらかと言うとキックボクサーではなく、プロレスラーみたいになってた。
それなりにバルクはあるけど、ちょっと違う。
やはりボクサーは、シャープでないといけない。
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でさ、10キロを目標に絞ったよ。身体を黒くするのに、タンニングもしっかりやった。
最後は水抜き。
最後に乗った体重計の針は、71.9キロを指してた。
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というわけで、写真を撮った。
今後もう二度と、こんな減量はできない。したくもない。命が縮む。
だから、これが最後のファイティングポーズ。死んだら、これを仏壇に飾ってもらうんだ。
トランクスには私の名前、そして「五つの力」を意味するタイネーム。私の身体にも三十数年前からこの文字が刻まれてる。
良かったら見てね。ナルなのは自覚するけど、ホント大変だったんだよ。最後はヘロヘロになってた。
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