どーでもいいことなんだけど、たまたまこちらでドル現金を使いたい事柄ができた。
で、日本に連絡して「ドル送レ」と頼んだのよ。銀行は「アンタが来ないと下ろせない」「ドル送金するのに10日かかる」「最近は送金にややこしい」とかいろいろうるさい。
あのさあ、俺の金…
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んで、仕方ないのでこっちの銀行に行って「カードも小切手も持ってきてないけど口座からお金下ろしたい」と言ったら、即出してくれた。
なーんかさあ。
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日本の銀行は、通帳、カード、小切手とか、持っていかないと多分下ろせない。
だいたい、なんか融通効かない。
ルールなんだから銀行員さんが悪いわけじゃないんだけど、なんか不便なんだよね。
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*小ネタ
海外送金にはワイズが便利なようです。念のため。どんなのか?は「ワイズ 送金」でググってちょ。たった20分で送金できるようだよ。
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だいたい、自分の金を下ろすのに手数料かかったり、いろいろおかしい。
そりゃ経費もかかるさ。
海外の場合は、口座の維持費がかかる代わりにあれこれ融通効くところがあるよね。
一万ドルは最低残してないと口座維持費もらうよ、ってところも多い。
まあ、日本の場合、口座維持費がタダだからおかしいんだよね。
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余談だけど、日本の経済がダメなのは、ひとつに融資の問題がある。
日本の場合、不動産の融資に「耐用年数」と「路線価」が非常に影響する。
実際の価格じゃないんだ。
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専門用語になるのでなるたけ簡単に説明すると、良い場所、たとえば六本木にある築47年のビルがあるとする。メンテナンスもしてて、まだまだ使えたとする。それでも、実際の価格に見合った融資は出ない。
ざっくり言うと、建物の価格は無きに等しい。
それに比べて、どこかの田舎の、そっぽこ谷の新築ビルがあるとする。田舎なので土地も広いとする。
実際の価格は六本木の方が数倍高くても、田舎新築土地多しの方が融資金額は多いんだ。そういう歪なルールがある。
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結果、たとえば京都の祇園の古い商業施設には(その物件を買えるだけの)融資は出ない。
本来なら、その土地、建物の価値は商業的な「いくら稼ぐ土地か?」で測れる。
しかし、その数字でなく、土地の価格と、耐用年数の残った分しか出ない。
本来、数倍違うはずの祇園の土地と伏見の土地の路線価だけど、駅近とかの場所によってはそこまで変わらない。
なので、実際はたくさん稼ぐ祇園の土地の物件には満足する融資は出ない。
で、どうなるか?
日本人には融資は出ず、外人さんが現金で買っていく。
祇園などの「価値のある土地」はどんどんチュウ国人とかの持ち物になる。
「京都の土地がチュウ国人に買いまくられてる!」と言われてるのはこれが原因。
融資が出るのなら、日本の人たちがこぞって買うよ。この先京都なんていいに決まってるもん。
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日本の銀行は、「本来その物件の持つ価値」に対して融資を行うべきだ。
路線価から土地の価値を測るのではなく、売買実績から融資の基準を決めなければいけない。
残存する耐用年数による融資でなく、実勢価格で。
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このように実際の価値に対して融資を行うとどうなるか?
不動産が活性化する。
祇園や歌舞伎町の土地を日本人が融資を受けて手に入れることができる。
各地方都市も同じ。
駅前のちょっと古いビルがもう一度売買のステージに乗る。
その結果、、、
日本の不動産価値がもう一度息を吹き返す。
日本全体の不動産の向上に一役買うよ。
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日本の不動産価値が上がると、そのまま景気上昇の要因になる。
昔は家を建てて、ローンを払い終わる頃にはそれ以上の価値になった。家を建てる→貯金的なイメージがあったんだ。
20年で不動産の価値が倍になってたからね。
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海外とかで不動産を見てると、やはり買ったら上がる。ハワイでもタイでも。
だから国民は国に対して安心できる。
日本は少子化だからそういうわけにはいかないにしても、不動産の価値向上を目指す方法はいくらでもある。
なので融資基準を国策で変えて欲しい。そうすればその一因は作れる。
(わずかに耐用年数を伸ばす融資をするところも少しだけ出てきてる。しかし全く納得できるレベルではない。もっと一般的に進めなきゃ)
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あと、ノンリコースだよね。保証人制度の撤廃。資本性劣後ローンの一般化。など、細かい話は長くなるのでやめるけど、融資の基準をあれこれ変えるだけで景気は確実に上がるよ。
お金が回るんだもん。
経済に詳しい人が政治をやらないと、いつまで経ってもこの国は良くならないよね。
ひろゆきか成田さんかホリエモンが経済担当大臣とかやって欲しい。
そうすればこの国も良くなる気がする。
まあ、知らんけど。
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