友人のお父さんがお亡くなりになった。
ひとり慎ましく老後を贈られてた方で、家庭菜園が趣味。外食とかお金を使うところはほとんど見たことがない。
ただ、亡くなってわかったことが、貯金が8桁(それも結構な)あったそうな。
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すでにお嫁に行ってる1人娘さんがそれを相続された。もちろん別に普通のことで珍しいことじゃない。
「このお金どうしたら良いかしら?」と相談されたので、「何かに使わず、なるべく残しておきなさい」と答えた。
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お父さんの望みは?
娘さんがそのお金を持っていれば、旦那と喧嘩しても、何か問題があっても、当面困らず生活ができる。
だから、君のお父さんが残してくれたのは、お金と思わなくていい。
君がお父さんからもらったのは、お金じゃなくて、、、
「安心感なんだよ」、と。
ひとり娘が安心してこの先の生活を送っていってくれること、
それが多分一番喜ぶんじゃないかな?と答えた。
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必要以上のお金はいらない、という話をよく聞く。
私はそうは思わない。ある程度のまとまったお金は、これから先の安心感を生む。人を助けることもできる。
8桁9桁のお金があれば、「何か」あった時でも対処ができる。それを持っていることは大きな安心感なんだ。保険なんていらない、という人もいるが、保険というのは「安心感を買うこと」なんだ。(別に保険を勧めてるわけじゃない。不利な保険も多い。その説明は本題と違うから省きます)
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「お金を持って死ねないから、そんなにいらない」ということも聞くけど、いや、お金を持って死ねるってことは、、、
取りも直さずそれは「安心感を手放さず生活を終えることができた」という、とても幸せな人生の象徴と言えるのじゃないかな。
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別に私は何かノウハウを売りたいわけじゃないし、売るものもない。だからこの話にオチはない。
しかし、若いうちに頑張ってお金を稼いだり、
何らかの知識を得て老後が楽できるように、また、安心感を得られるように頑張るという、
そのことは素晴らしいことだと思うってだけだよ。
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安心感こそが、価値なんだ。
お金を持つ=安心を持つ、って当たり前のことを改めて感じたよ、ってだけのことなんだけど。
娘さんは、この先もずっと、お父さんに守られてる、包まれてる、そんな安心感を持てるんじゃないかな。それが、お父さんが一番喜ぶことだと思う。
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