2019年10月8日火曜日

クレーマーの話  No.0961

友人の元東洋太平洋チャンピオン、佐々木さんの記事で、過去のしまむら店員の土下座の話があった。

クレーマー客が「気に入らない、土下座しろ」と店員を土下座させたってやつね。数年前かな。


それについてちょっと改めて考えたのでシェアさせてね。


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結論から言うと、もし私がその会社の経営者ならこう言う。


「ウチの若い衆は、奴隷ではありません。また、土下座は業務でもありません。そしてなにより、うちのスタッフに土下座を強要するあなたは、私どものお客様ではありません。お引き取りください」


と、必ず、言うわ。約束する。


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物事には、たしかに状況というものはある。


もし私が、平先生のお手伝いをしていて、そんなクレーマーに接することがあったら、土下座なんぞ、何万回でもしてやる。頭を床にぶつけて、血を流しながら土下座してビビらせてやるわ。


そのクレーマーに頭を下げるのではない。平先生に感謝の頭を下げるのだ。だから、そんなちんまいことで私のプライドは傷つかない。


だから、土下座をしたしまむらのスタッフたちの行動は、それでいい。立派だと思う。


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だが、これが、こと私の会社ならば話は別。


私は、毎月お客様にお送りする月刊会報誌にも、過去にこう書いている。


「私たちは、私たちを大好きで、私たちの商品を気に入ってくれたお客様だけと、生涯に渡ってお付き合いをさせていただきたいと考えています。お前のところで買ってやるから安くしろ、こうしろ、〇〇しろ、とおっしゃられる方を、私たちはお客様とは考えておりません。そんな時間があれば、私たちを大切にしてくれるお客様にその分の時間を使わせていただきたいと考えております〜」


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私は、クレーム目的、また、悪質なクレーマーの人を、お客様にしたいと思っていません。


なので、「しまむら事件」がもし私の目の前で起こったら?私は冒頭に書いたあの言葉を口にして、そのクレーマーに、即時退去を願います。


買う権利もあるけれと、売る権利もあると思っています。


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いま、私はもう、現場から退いて、実際の旗振り、棒振りは、現役の社長たちが行なっています。


ウチの現役社長たち、これを読んでると思うので、書いておく。


“良いお客様を大切にしろ。正しいお客様に時間と労力を使え。そうすれば、会社は栄える。
付き合いたくない人に時間と労力をかけるのは、良いお客様、正しいお客様に対する裏切りであると思え”


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逆に言えば、クレーマーに時間を割くと、会社は衰退する。


悪質クレーマーに使う時間の経費と給与は、良いお客様、正しいお客様からいただいたお金から支払われているのだから。


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物事は至ってシンプル。考えてみればいい。友人でも、恋人でも。


自分を大切に考えてくれて、正当に評価してくれて、そしてなにより、自分のことを大好きである、、、


そんな人とだけ、付き合いしよう。


そうでない人間に割く時間など、1秒たりとも存在しない。


人生は短いんだ。


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もう一回言おう。


本当に自分を大切にしてくれる、そして正当に評価してくれて、自分のことを大好きな人間。


仕事であれ、プライベートであれ、友人、恋人、伴侶であれ、、、


そんな人たちと過ごす時間こそが、人生で最も大切なものなのだから。


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少なくとも、私が物事を決め、私が采配する世界の中では、そうありたい、そうあってほしいと願っています。


写真はウチのスタッフ、仲間たちだよ。4〜500人いるのかな。


みんな、肝に命じて欲しい。最高のお客様にこそ、俺たちの力を最大限に使い、心より尽くそうぜ。
お客様を選べ。そのかわり、お客様から選ばれる会社、人であり続けろ。

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