バックヤードのことって考えたことありますか?
営業が受注できる、できないとかの話題は多く出ます。
で、そのためのスキルを磨くトレーニングとして、ある程度努力しているところは多いと思います。
しかし、営業の力って実は6割。後の4割は、バックヤードの力だと、私たちは思っています。
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今日はグループコンサルの日。コロナ明けの秋商戦のための営業祭りをしてました。
で、営業マンのスキルアップも当然大切。でも、スキルがあれば良いというものでもありません。
例えば、オフィスに宅急便屋さんが来られたとします。もちろん、事務員さんが答えるでしょう。
「はい、どうぞ、入ってください」
この段階でアウトです。
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このような言い方をすると、ウチの寺田は「阿呆、何ちゅう言い方してやがる!」と怒ります。
ではどうやって答えればいいか?
「暑い中、ありがとうございます!私、すぐに降りて行きますので、少しお待ちいただいて良いですか?それまで涼しいところでお待ちください」
と答えろ、といいます。
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ポイントは何か?聞いた相手が「親切だなあ」と思ってくれるような対応を、“誰に対しても”行っているか?
です。
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例えば、事務所にかかってきた電話って、どんなふうに出てますか?
「はい〇〇ホームです。社長ですか?今、出ております」
と答えてませんか?
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それならば、「ありがとうございます。今、あいにく社長は出ておりますが、何かお伝えすることはありますか?」
と答えた方が親切ですよね。
それが、たとえ相手が“迷惑な電話セールス”であったとしても、です。
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仮にそれがセールスであったとしましょう。そして、相手側の身になったとします。
電話セールスはいろんなところに電話して、常に、ほうほうのていで断られています。
毎日、心はボロボロになっているでしょう。
しかし、そんな中で、もし上のような対応をされたとしましょう。
少なくとも「ああ、この会社はなんて親切なんだろう」と感じてくれるでしょう。
もちろん、セールスを買うとか買わないとかは関係ありません。不要なものを買う必要もありませんし、長々と話を聞く必要もありません。「ウチには不要です」ときちんとお断りすればいいだけです。
要は、「どこの誰に対しても、分け隔てなく、人として親切な対応が出来ているか?」です。
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例えば、宅急便屋さんにいつも親切な対応をしている事務員さんたちがいる事務所があるとします。
「いつもありがとう!暑い中ご苦労様です!」と大きく挨拶してあげる。宅急便屋さんは嬉しいでしょう。
ちなちに、三重本社は、荷物を届けてくれる宅急便の人が、ふた家庭も家を建ててくださいました。
その宅急便屋さんが「この会社の対応は本当に暖かい」と、「いつか家を建てるならここにしよう」と思ってくださったそうです。
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このお話は、「どんな人でもお客様になる可能性はあります。だから無下にするな」というお話ではありません。
ここでのポイントは、営業マンが全く介在しない、つまり、事務員さんの挨拶のみの段階で、すでに受注が決まっている、ということです。
事務員さんの態度こそが、受注になったのです。
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お仕事をいただけるから丁寧にするのではない。
誰に対しても、金太郎飴をプツンと切ったときに同じ図柄が出るかのごとく、同じ対応をすること。
親切に、「対ひと」として丁寧な対応をすること。そしてそこに、お客様に対する感謝、心遣いがあること。
お客様に食べさせていただいているからこそ、どんな人にも丁寧に親切に対応できるのですから。
その気持ちが表に出るような、、、
そんな事務員さんであり、バックヤードであれば、営業トークやノウハウなどと関係なく、、、
お客様からの支持を得られるのでないでしょうか。
いずれ、グループコンサルでも、このような「バックヤードのあり方」についてやってみたいと思いますね。
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