2014年7月25日金曜日

2000億円を失った人の話 No.0590



私の入ってる経済塾でさ、ちょっと良い話を聞いた、というか見たの。この塾は数十人ながら、会員全部の売り上げが2兆円を超える、という会。ちなみに、私の売り上げ50億程度では誰も見向きもしない。まあ頭数で割ったら一人あたり数百億だもんね。

その会にいる人の話。なるたけ本人が特定できないよう微妙にスペックや数字をずらして書くけど、株に詳しい人にはわかるかも知れない。

株式を公開している会社だから、わかっても別に問題はないと思うのだけど、それは主旨と違うので、知ってる人もコメントに書かないでね。

・・・

さて、本題。

この人、 A さんは、数年前に東証に上場して、時価総額が約2千億円の会社になったらしいの。

私と同じように、中卒の学歴なし。若い頃はヤンチャだったらしい。まあ、ゼロからだからすごいよね。

このAさんは、バブル時にビジネスで数十億円単位の借金を抱え、しかし、それを全部返しきった、という人。マイナス数十億円から2千億円だからね。まるでジェットコースターのようだね。

でも、Aさんのジェットコースターはそれでは終わらない。

不動産関連の会社だったゆえに「地価」がモロに株価に影響してしまうの。でさ、上場して、、、

またまた、大きな波が来てしまった。
バブル崩壊の再来、リーマンショック。

当時、もっと物件を購入しろ、と外資から数百億円の融資を受けていたA さん。

持っていた資産はどんどん下がり、株価も下がりきって、、、

2000億円の価値があった株価の時価総額は、ほぼなくなってしまった。(5億円だったか?1995億円減ったことになる)

神様もひどいね。ホント、景気に翻弄された。

そんなころ、私はこのA さんの入っている、この塾に入会したんだ。

・・・

この塾のトップ、K塾長は「Aちゃんがかわいそうだ、なんとかしてやりたい」と物件の処分を手伝ったり、いろいろ奔走されてた。上場前からかわいがってた塾生だから、なんとかしてあげたかったんだろうね。

とにかく、面倒見の良い、優しい塾長なんだ。
塾長や、数名の会員さんがAさんを支えてた。

そんな中、一度だけ、塾の中で、このA さんが、塾生みんなに「お願いごとがある」と言ったことがあるの。

「みなさん、実はお願いごとがあります」

で始まったその挨拶。

いったいどんなことかなーと思って聞いてたら、こんな話だった。

このAさん、ずっと、アジアの貧しい地域から来ている留学生を支援していたの。そういう公益財団を作ってた。会社の株を譲渡して、配当で支援をしていたの。

で、株価が下がりきって、配当が出ない。

配当が出ないと、留学生達が困ってしまう。なので、「みなさん、なんとか助けて頂けないでしょうか?」と。

株買ってくれとか、物件を買ってくれとかじゃないよ。

この塾には経済界のトップが名を連ねてる(名前を書けないのが歯がゆいくらい)。

なので、そんな塾のみんなの力を持ってすれば、いろんなことができる。でも、この人の頼んだのは、留学生のことだった。

一口、3万円。
ある意味、たった、3万円。

自分は、1995億円なくしたんだよ?
(自分の持ち株だけでも半分くらいはあった)

ふつうなら、留学生どころじゃない。
なんか、すごいな、この人、と思った。

・・・

塾の多くの人が協力した。その財団は、塾生以外の多くの皆からも寄付が集い、継続ができた。

多くの留学生が、助かった。

・・・

あれから数年が経った。

アベノミクス。

賛否両論あるかも知れないけど、、、

実際に、この日本は、徐々に景気が戻ってきています。東京の地価は軒並み上がり、1、5倍以上になった物件も数多いです。景気はそのうち地方にも伝播していくでしょう。

景気が下がって、物件価値が下がり、株価が下がった。
今度は、景気が上がれば、、、逆もまたしかり。

A さんの会社、700億円まで戻った、と聞きました。

塾生達の反応は、

Aちゃん、良かったね、やっぱり、、、

「神様は見てるなあ」

というものだった。

・・・

アベノミクスもしかり、ADR その他、打った手も良かった。留学生の話だけでなく、やるべきこともちゃんとやってきた。本来ならば、当然つぶれてしまうところを、負債が大きすぎて潰せないまま、景気が上がって持ち超えた、という幸運もあったでしょう。逃げなかった、ということも大きいと思います。

それとは別に、私が聞いた話ですが、、、
ある海外の融資先がちゃんと調べ、評価していたといいます。

自分の心配よりも、アジアの留学生の心配をしていたその人間的姿勢を。

私心がない。

Aさん、とても素晴らしい。
学ばせていただきます。

ホント、神様って、いるんだね。

・・・

写真は、その塾の去年の忘年会で、最後の締めの挨拶を託かった私。

「並みいる先輩達を差し置いて、一年の最後の挨拶を仰せ付けられるとは、まことに恐縮ながら、非常な光栄ですので、記念に写真取ります」

と壇上で自我撮りしたら笑われた。

浮かれてカラオケ歌ってるようにしか見えない。

*ちなみに、文中、数字その他を意図的に変えているところがあります。主旨はちゃんと伝わると思うので、内容にツッコミはやめてね。

2014年7月20日日曜日

歴史は良いねえ No.0589



まるもりはひょんなことで京都のお茶屋さんへ行ってたよ。こういうところで面白いのは、やっぱ、歴史だね。この辺りはいつ頃からあるのですか?の問いに、「そうどすなあ、そこに芝居小屋があった頃からどすなあ」とおかみさん。

芝居小屋って、、、ああ、出雲阿国ね。秀吉さんのころじゃん。つい最近のように言うから面白い。

「先の戦争では、こうどしたからなあ」と話を聞いてると、話が合わない。
よく聞くと第二次大戦ではなくて、戊辰戦争や蛤御門のことだったりする。

・・・

歴史といえば、先日、私の参加している経済塾に
「岩倉具視の六代目」という人が来られてた。

ほー、明治の元勲の末裔って、
いったいどんな人だろう、と拝見すると、、、

やっぱ、頭のいい人というか、
すごい方だった。

この方、岩倉正和さんは、東大法学部在籍中に司法試験、国家公務員1種に合格、大蔵省の内定が決まっていたが弁護士に。

現在、日本を代表する弁護士でありながら、NY州の弁護士でもあり、ハーバードロウスクールの客員教授で、一橋大学の教授でもある。

すごいわ。

なにがすごいって、
学歴がとか、頭がいいとかじゃなくてさ、

明治の元勲の六代目でありながら、、、

なにひとつ親の七光りがない!
全て自分の実力だけ。

まあ、ご先祖から遺伝子と勉強の環境はもらったかも知れないけど、すごい。

「幕末というと、龍馬さんだ、西郷さんだ、とお話が出るんだけど、うちのご先祖様はなんだか人気がなくてさ・・・」とはにかんでおられた。

こういった、自分の実力だけで
勝ち上っていった人は、やはりかっこいいね。

・・・

まあ、私が直接知り合いとかそんなではないけど、こういう人たちと間近で会えることがありがたい。経済塾の塾長に感謝だね。

ちなみに、塾がらみで、最近ちょっと興味深い、良い話を聞いたので、また次でシェアするね。

写真は、厠へ案内してもらうまるもりだよ。

舞子はん、とても奇麗だったんだけど、あまり特定しにくいよう、ちょっとぼやけた写真を使ったよ(問題あれば削除するね)。もったいないよ。

まあ、まるもりの丸いほっぺたで我慢してね。

2014年7月12日土曜日

ビルダーズ②辻さん No.0588




さて、続きだよ。まず、函館空港に着いたらさ、横断幕があって、「歓迎日本ビルダーズ様ご一行」って書いてあった。しかも、バッゲージクレームのところ(荷物が出てくるところ。つまり外部の人は入れない)にあったの。

こんなところ、普通は貼れないよ。

で、空港内部にも、横断幕がそこかしこに貼ってある。

「ありゃ、これは辻さん、すごい実力者だぞ」と驚いた。

辻さんとはすでに10年近いお付き合いがあって、息子さんをウチのグループ会社で預かったりもしてた。

なので、お付き合いはわりかし深いんだけど、驚いたね。

で、セミナー会場でも、ホスト会社でありながら「函館に来たいただいたからには、みなさん、徹底的におもてなしさせて頂きます」とおっしゃってた。

ホテルなどの手配から、全て辻さんがやられて、懇親会の会場でも、料理がうまい。すべて指示して配膳させたらしい。何から何まで手配と気遣いが行き届いてる。

二日目の会社訪問では、辻さんの会社の従業員が総出でお手伝い。屋台を出して、参加者にジンギスカン、特濃牛乳、じゃがバターなどをふるまってくれた。

設備の用意も大変だったろうし、出費も決して少ないものじゃない。

200名近くの参加者は多いに飲んで食って会社見学をして、満足して帰っていったよ。

最後は社員総出で参加者さんを見送った。礼を言うのは、ホントはこちらなのにね。

売れる会社、一目でそう分かるよね。これだけのおもてなし、そしてそれをする心。これで売れない訳がないよ。

・・・

次の日は、私たちだけ特別におもてなししてもらって、函館を案内してくれた。

一切私たちにお金を使わせず、とにかく、至れり尽くせり。全くVIP待遇だったね。

「ゴルフしたいなあ」と夜の12時に話したら、次の朝、車とクラブが用意してくれてあった。

朝から手配してくれたんだよ。

しかも、ゴルフ場のロッカーは「メンバーロッカーの001」番。これって、筆頭株主が持つロッカーなんだよね。

「廣田様にこれを使いいただくよう、辻様からおおせ使っております」と支配人。

しかも、一切お金を取ってくれない。どこ行っても何をしても、全てタダ。まあ、王様になった気分。

・・・

たとえばさ、こんなこともあった。

私が帰りの空港で「お土産でも見てきます」といったの。

そしたら、辻さんが「案内させます」とか言って、函館空港の総務部長を連れて来てくれた。

空港の総務部長が土産買うのに、秘書のようにつきあってくれるんだよ。私の買い物かごを持って、レジも並ばなくていいように特別開けてくれて、もう恥ずかしいくらい。

・・・

どうやら、辻さんの先代か先先代がこの函館空港を作った一人らしいの。すごいわ。先代は、勲4等を授かってる。辻さんご本人も、五稜郭の番所再建に大きく貢献してるらしい。商工会の会頭でもあるんだ。

函館の名士なんだね。

知り合ったころから、辻さんのことを、風格があるなあ、と思ってたの。きっとこの人は普通のひとじゃないなあと思ってた。

今回初めていろんな素性を知ったんだけど、当たってたな。

手前味噌ながら、俺って見る目あるじゃん、という感じだね。えへへ。

まあ、何から何まで、函館あげて接待してもらったよ。

写真は、辻さんが手配してくれた懇親会の会場で乾杯の音頭をとるまるもりだよ。

あと、空港内の横断幕。そこかしこにあったよ。

辻さん、何から何までありがとう!この場をお借りして、心より感謝申し上げます!

辻さんの息子もホントいい子だった。やっぱ、鷹の子は鷹。預かってた寺田お父ちゃんが返したくなくてベソをかいたくらい。

偉大なお父さんや先代に一歩でも近づき超えるよう、今度は函館で頑張ってくれると期待してるよ!

函館に行ったよ。日本ビルダーズ例会① No.0587



まるもりは、また北海道に行ったのだよ。北海道→ハワイ→北海道というと、どうも石原裕次郎さんみたいだな。裕次郎さんとは性別とか、国籍とか、けっこう共通点はあるような気がするよ。

ということでまあ、今回は、函館だったのさ。平先生と一緒にやってる会社で日本ビルダーズというのがあって、仲間うちの森下さんが社長をやってくれてる。

森下さんは、サラリーマンだった20代の頃、新婚旅行に行って帰ってきたらお父さんが亡くなってた。で、急遽、訳もわからないまま社長を継いだのさ。

えも言われぬ苦労があっただろうね。で、それから30年近く、経営者をやってる。姫路ナンバーワンの会社を持ってるよ。そんな忙しい中、ビルダーズの社長を受けてくれてるんだ。

経理に明るく、平先生を始め、我々の仲間達の中で、経営管理はダントツにうまいんじゃないかな。

うわさでは、平先生の歯ブラシ使ったとか、勝手に平先生のブリーフを履いていたとか言われてるけど、ホントのところはよく知らない。ひょっとすると、この日もコッソリと履いていたのかも知れない。

・・・

今回なんで函館かというと、辻さんという人の会社訪問をしよう、ということになったのね。セミナーやって、その後、会社見学。会員さんたちが、うまく行ってる会社を見て学ぼう、って主旨だよ。

成功の一番近道で、かつ失敗のない方法は、、、

めっちゃカンタン。

「うまくいってる人のまねをする」

これってさ、わざわざ言うまでもなく、スポーツで考えれば簡単な話なの。

あなたがスポーツを始めたとする。その際、ノウハウ本読んだり、セミナーで勉強したりする前に、先輩の動き見て、マネするじゃん。

そんだけなんだ。シンプルなんだよ。ややこしい話なんて関係ないんだ。

私も、平先生のマネをして、今がある。
それだけなんだよ。

・・・

なので、あなたの同業者さんで、うまくいってる人に見せてもらって、マネをすれば良い。それだけで、かんたんに上達しますよ。

あ、まねるときは、ちゃんと了解を得て、かつ、ちゃんと費用を払うなり、礼を尽くすのは当たり前だよ。その後も、長く付き合いができるからね。

写真は、セミナー中のものだよ。多くの人が函館に集まったてくれたね。ちなみにまるもりはセミナー中にひとり自我撮りしてるよ。そのうち除名されるよ。

さて、続きがあるんだ。

辻さんのおもてなしがホント、すごかったのよ。こりゃ、さすが!って感じだった。やっぱ、成功する会社は違うねえ、って感じだったのさ。

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次に続くよ。

2014年7月7日月曜日

牛丼食うとお金持ちになれないのかしら No.0586



まだ時差ボケなのか、それとももう歳なのか、朝早く起きてしまう。で、朝の6時から吉野家の牛丼(特盛)を食べにいった。好きなんだよね。

ちなみにさ、先日、飛行機の中でプレジデントを読んでたら、稲盛さんの話が出ていたの。あの、最悪の状態だったJALという会社を、たった1人で(と言ってもいいよね)立て直したんだから、ものすごい経営者だよね。

でさ、その中の、記事で、目を引くものがあった。稲盛さんは、、、

吉野家の牛丼が好きということ。

・・・

よく、他人様から「ヒロタさんは金持ちって聞いてるから、毎日すごい高いもの食べてるんでしょうね」といわれる。

アホな。

私の毎日のお食事は、おおむね、カレー、牛丼、ラーメン、そばにうどん。たまにケチャップべったりのスパゲッティ。

ちなみに、秘書のフナが読んだ本で「牛丼屋や立ち食いで飯を食う人間は、お金持ちになれない」と書いてあったらしい。

なので、ひょっとしたら私は、、、

お金持ちにはなれないかも知れない。
まあ別に、、、今のままでいっか。

・・・

稲盛さんは、ラモスさんを接待するとき、一緒に吉野家の牛丼へ行って、並を二つ頼んで、牛皿を一枚追加したらしい。それを二人で食べたんだってさ。いいねえ。

お金がもったいないから?そうじゃない。稲盛さんは(たぶん)何十億円も毎年寄付してるんだから。

そいえば、バリの大富豪のアニキさんも、カップヌードル大好きって言ってた。これまた、他人にお金使うのが趣味のひとだから、ケチでやってる訳じゃない。

・・・

昔、私も若い頃は背伸びして、高い店に行って食べたりしてた。でも、いまはもうあまり価値を感じない。やはり、昔から食ってたものに戻るし、それで十分幸せを感じられる(高くても価値のある美味い店は今も行くよ)。

実際、安くても、うまいしね。

吉野家も、ココイチも、インデアンも、青葉のラーメンも、いわQのおそばも、実際にうまい。んで、安い。

冷房の効いた、屋根の下で、牛肉たっぷりのご飯が200円程度で食べられるなんて、タイの屋台より安いって。レベル考えたら、今の日本の飯屋は世界一安いよ。家賃も、人件費も高いこの国で。

このコストパフォーマンスを感じるとき、幸せな気持ちになるよね。

安くて美味しいものを作ろうとする企業の努力が、味に付加価値を付けてるようにすら感じるんだ。料理の向こうに企業の姿勢が見える感じ。そこにも感動する。

安くてうまいものを作る力。これを文化と呼ぶのだあぁ。

立ち食い上等。
うまけりゃ、いいじゃん。

まあ、人間なんて、座って半畳寝て一畳。
所詮そんなもんだから、気楽に行きたいものだね。

今日も企業の努力に感謝して、安くて美味いものを食べようよ。

・・・

写真は、ちょっと前のだよ。「いわQ」っていう、打ち立て、ゆでたて、揚げたてを出す立ち食い蕎麦屋さんの前だよ。中でまだ食べてるのはフナだよ。

もう移転してしまったんだけど、私はいわQの熱烈なファンだったの。秘書のフナと毎日食べてた。ロールスと運転手付きで180円のそばを食べにいくのだから、何となく貧乏というか、ケチな感じもする。

余談になるけど、私は車が好きだから、それに対するお金はもったいないとは思わないのさ。(実際、少しビジネスにもしてるので少々利益もあるしね)

自分自身が何に価値を感じるか?

他人の価値観でなく、自分の価値観にこそ、、、
お金や時間、自分の努力という「対価」を使いたいものですね。

でわー

2014年7月5日土曜日

ハワイはいいねえ No.0585




なんかハワイで仕事っぽい用事ばかりしてます。毎日ダウンタウンに出かけて、チャイナタウンで飯食って、現地人っぽくてなんか楽しい。

初めてハワイに来たのは、もう25年前だね。幼なじみの友人が、ハワイ行こうぜ、と誘ってくれたのが最初。

当時、キックでタイ(今とは違って、日本人は少なかった。コレラの予防注射しないと行けなかった)とか行ってた私は「ハワイなんて」という気持ちがあったの。

そのことを言ったら、友人は、

「ハワイはすごくいいから、だまされたと思ってつきあえ」

と言ってくれた。で、ハワイに着くなり、私は友人に謝った。

「悪かった。ここ、最高」

・・・

わりと海外は多い方です。スチュワーデスさんよりはちょっと少ないくらい。
平先生と一緒に、ほとんどの国には行ったかしら。でも、ハワイはやっぱいいね。

・・・

サラリーマン時代も、休暇を取ったらハワイに来てた。スーツ姿とビジネスバックで飛行機に乗って、機内でネクタイを外したことも。

あれから25年ほどたった。すでに渡ハワイ歴は数十回を数え、今は現地に会社を登記し、複数の不動産を持ち、仕事っぽくこちらへ来てる。

昔は、そんなことになるとは思ってもいなかった。

そう考えると、すごく不思議な感じがする。

・・・

よく、「志を持つと実現する」というけど、私は、昔、こういったことをイメージしたことがないの。

今の自分、年収どんだけとか、ビルを何件か持つとか、企業グループを作るとか、そこで何十億売るとか、海外の国々に不動産を持つとか、学校持つとか、思ったこともない。

なので、今の成功法則=イメージすれば実現する、とか聞いても「俺ってそうじゃなかったなあ」と思ってしまう。

俺だけ変わってるのかな。

(確かに、イメージすると実現するというのは、スポーツではよく実感してるよ。悪いとはいわないよ)

・・・

ただ、私の場合は、イメージ先行ではなかったってことなの。そんなヒマなかった。
いつも、そのときそのとき、目の前のことを一生懸命やってただけ。

独立したときは、食えないといけない、と思って必死に頑張ってた。平先生と出会ったときも、下請けを続けられなくなって、このままでは食えない、なんとか頑張らねば、と思ってた。

いつも同じだった。

そのときやらなきゃいけないこと、また、やってみたいこと、やったらいいなあ、と思うこと。それをやってきただけ。

今もそう。

目の前のことを、なんとかしなきゃ、と頑張ってるだけ。

・・・

いまでも、自分の企業グループで年間何百億売ろうとか、自分の年収が何億以上じゃないといけないとか、そんなこと考えたことない。

勤める社長や社員が、幸せに食っていければいい、それだけ。その結果で、自分がいくらかもらえたらいいな、と思ってる。

いいかっこする訳じゃなくて、、、

何が言いたいというと、大それたことなんて考えてなかったってこと。

でも、結果、何かこうなってしまった。
不思議なもんだね、人生は。

・・・

今目の前のこと。
それを一生懸命やろうよ。

先のことも見てもいい。
イメージも大切。

でもさ、見るよりも、やる方が優先だよ。

そうすれば、人生は、わずかでも、変わっていくんだ。

それが長い間に、こんなところまで来たのか、と自分を振り返ることになるんじゃないかな。

・・・

まいた種は、自分に帰ってくる。
いいことも悪いことも。

それが長い間に、何らかの結果になるのだと思う。

できる限り、いい種をまきたいね。
今、この瞬間もね。

・・・

写真は、小川さんご夫妻の奥方さまから「ビーチの写真を」とお達しがあったので、わざわざビーチに行って撮ったんだよ!小川旦さん、いつかココイチでおごってもらうとき、サラダ付けてもらうからね!