2023年7月26日水曜日

NO.1350 男のSF漫画

 *女性の方閲覧ご注意。いかがわしい表現があります。
サラリーマン金太郎という漫画がある。(略してサラ金)
暴走族上がりの青年がひょんなことからサラリーマンになり、成功していく物語。
 
会う人間会う人間に気に入られて、登っていくのだけど、そのメンバーがすごい。
 
日本の黒幕総会屋、日本最大の暴力団の組長、資産3兆円のおばあさん、総理、アメリカのJPモルガンの親父、ジョージソロス、アラブの国王。皆がこぞって「彼を後継ぎに」と。
 
奥さんは日本の大物全てを顧客に持つ銀座の超大物ママ。政治家も官僚も皆ママの言うことを聞く。
 
さらに、いく先々で全ての女性からモテる。登場する女性全てからモテる。もうすでに、金太郎ではなく金玉郎と言っていい。
 
そんでもって、本人は自然体。超金持ちなのに、普通の2LDKに住んで、満員電車を2時間かけて会社に出る。たまに土方やったり漁に出たりする。
 
金はある(給料は三兆円)。女にモテる。喧嘩強い。誰にも遠慮しない。気に入らないとすぐ人を殴る。でも何とかなる。
 
まあ、つまり…男の夢を都合よく具現化した、いわばSF漫画と言える。
 
・・・
   
もう一つ、男のSF漫画がある。
 
裸長島耕作という、ロシア人の農夫のような名前の主人公が出世していく物語。
 
これまたいく先々でモテまくり、息をするように不倫をする。
 
既婚者にも関わらず、多くの部下、銀座のママ、スペイン政商の妹、料理屋の女将、カジノのディーラー、結婚前の女子社員など、あらゆる女性と関係を持つ。
 
手を出した女子社員が会社の筆頭株主だったり、ホームレスにお小遣いをあげたら買収先の会長だったりして出世していく。課長のくせに社長をクビにしたりもする。
 
結果、一介のサラリーマン課長から経団連の会長にまで登り詰める。
 
金はある、地位も名声もある。日本の財界のトップと言っていい。
 
モテるけどあまり性交渉は行わない金玉郎と違い、コサックはとにかく女性を召し上がる。よく食べる。そして後腐れなく捨てる。
 
紳士なので喧嘩は弱い。いつも綺麗な格好をして仕草もスマート。ちなみに、仕事しているところを見たことはない。
 
サラリ金玉なんとかと双璧を成すSF漫画。
 
 
(余談だが、女性のSF漫画は「花より男子」であろう。貧乏な普通の女の子つくしが、世界を代表する大富豪の御曹司たちから好かれる。メイン彼氏の何とか寺という男は、浮気もせずつくし一筋。登場する男という男は全員イケメソで超金持ち。それらが皆つくしに惚れる。顔と金、それがふんだんに手に入る。これが女性の夢なのか。金玉郎、コーサク、つくしと、男も女も結局は異性と金にしか興味がないのかもしれない)
 
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経団連の会長となり、位人臣を極めた島コサックと比べて、きんたまろうは権力に興味がない。
 
金持ってるのに、普通の暮らしをする。
 
まあ二人とも、これ以上ない成功者といえる。地位名声が日本トップ、方や何にも縛られない自由人。
 
 
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さて、もし、たっぷりお金があったら、みなさんどちらを選ぶだろうね。
   
コサック?絹玉?(きんたま、きんたまと男性の陰部の呼称を連呼するのはいささか恥ずかしいので、仕方なくきぬたまと表現します)
 
私の知り合いのお金持ちも、結構二つに分かれるね。経済界の大物になる人もいるし、友達とゴルフして、たまに南の島で過ごし、仲間と酒飲んでるのが一番楽しい、という人もいる。
 
私は「自由」のほうかなー
 
経団連の会長もカッコいいけど、南の島でこっそり普通の暮らしをするのも楽しそう。
 
・・・
 
ということで、絹玉を見習って、海外に来ても屋台で飯食って1800円のガタガタのコースでゴルフしてビール飲んでるよ。裸で。
 
まあ、お姉ちゃんにはモテないし、国家的大物と偶然会うこともないけどねー。(その国の首相秘書官くらいは会ったことあるよ)
 
一度は息をするようにモテてみたいもんだねえ。まずは服着なきゃだな。
 
(ちなみにこの二大男SF漫画、面白いから読んでみて。一度これらについて詳しく語りたいものです)


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