2017年11月7日火曜日

安藤忠雄展 No.0764

安藤忠雄さんの展示会に行って来たよ。やはり面白い。家関係の仕事の人は絶対行くべきだね。


そうでない人も、とても楽しめると思う。「光の教会」なんて、実物が複製展示されてた。


・・・


最近エコハウス流行りで、それはそれでとても良いのだけど、安藤忠雄さんはその対極にあるといっても良いかもしれない。


彼のは芸術品、アートだからね。


こんなエピソードがある。


・・・


家を作った。リビングから、一旦外へ出て、キッチンがある。で、お施主様がこう言った。


「安藤さん、これ、冬、寒いんじゃない?」


そしたら、安藤さん、こう答えたそうな。


「寒かったらシャツ着たらええやないですか」


お施主様はさらに聞く。


「それでも寒かったらどうするんですか?」


「もう一枚着たらええやないですか」


とまどうお施主様。
さらに安藤さん。


「それでも寒かったら?諦めてください。人生には我慢も必要です」


だって(笑)


・・・


最近エコハウスが流行り。エコは確かに大切。ただ、あまりに神経質になりすぎるのも何かとは思う。


平先生が言うように、エコなんて取り立ててエコエコ騒ぐものでなく、当たり前にやっておくべきこと。私もそう思う。


(ちなみに、エコエコ言うと、エコエコアザラクを思い出してしまう)


そんな時、安藤さんの言葉はある意味痛快で、面白い。


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ちなみに、安藤さんご自身は3LDKのマンション暮らしだとか。これまた興味深いね。住むのはそれがいいらしい^_^


でも、安藤さんって、飄々としてるけど、日本人の中で、最も海外で評価されてる一人だと思う。


展示会に行ってみるとわかるよ。クライアントが凄すぎる。


・・・


なんにしても、安藤さんが良いかエコが良いかとかではなく、自分の提供するものに絶対的な自信を持ちたいものですね。


それは性能かもしれないし、デザインかもしれない。はたまた、コストパフォーマンスかもしれない。


でも、、、

「我が商品こそが、考えうる限り最も優れている」

この気持ちを持てないなら、その商品は売ってはいけない。


・・・


答えはさまざま。その人、その会社なりの数だけあっていい。


でも、常に最高の商品を追求すべきだと思うね。そんな気持ちを新たにしたよ。


・・・


写真は、安藤忠雄展に展示されてる
光の教会だよ。アートとして見ても、十分楽しめます。ぜひ見てみてね。

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