2018年8月5日日曜日

廃業という花道

友人が、廃業する。名前は出さないけど、知ってる人も多いかも。

廃業、というと、イメージが悪いように思う人も多いかもしれない。でも、倒産や破綻とは違う。まったく、違う。なので、、、


経営者として30年生きてきた者として、ひとこと言いたいんだ。


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結論から言おう。
その友人、よく決断した。偉い。


廃業は、(語弊があるかもしれないが)花道だよ。経営者の。そりゃ、うまくいくに越したことはない。でも、うまくいかないとき、、、


なかなか廃業って難しいもんなんだ。


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まず、倒産、破産、破綻、廃業、といろいろあってさ、しかも、同じように聞こえるかもしれないので、その違いから。


大きく分けて、二つ。(詳しく知りたい人はwikiでも読んで)


倒産、破産、破綻は「債権なり借金を払えない」状態。払えません、と人に迷惑をかけること。


廃業は、「債権を全て支払って」会社をたたむこと。自分で全部ケツを拭くってこと。


全く意味合いは違う。


世の中の、倒産、破産、破綻する経営者は、廃業できない(廃業するお金がない)から、そうなるんだ。


・・・


まずは廃業するには、債権を全て整理しなければならない。お金を借りたまま、俗に言う「ブッチ」はできない。


給料も同じ。倒産する際は、従業員の給料は払われてないことが多い。廃業の際も従業員は困るかもしれないが、法的にキチンとしたぶんは概ねもらえる。


なので、ちゃんと「自分でケツを拭いた」という状況でないと、なかなか廃業というわけにはいかない。


これがどれくらい難しいかというと、、、


・ある程度経営が不振になっているから廃業する


・でも、その決断をする時点ではお金はない


・結果、廃業できず、ズブズブと傷口を広げ、倒産に追い込まれる


という図式になる。
ほとんど、これ。


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つまり、逆に言えば、廃業するということは、、、


・決断力がある。ニッチもサッチも行かなくなる前に、他人に迷惑をかけないよう、エゴを捨てて決断した


・廃業するだけの、お金があった


と言えるのよ。


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「廃業した」という情報を聞くとき、世の中の「うまくいってない経営者」は「うらやましい、ウチも廃業できさえすれば」と思うんだ。


そういうもんなんだよ。


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廃業した経営者は、また立ち上がれる。


倒産はそうはいかないよ。世の中には、倒産、破産を経験した経営者はいるけど、大変だよ。


よく、失敗は成功のもと、というけど、倒産破産はそんなカンタンなもんじゃない。経験した者はわかる。


よほどの精神力がないと、再起は難しい。


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お前がわかるのか?って?ウチ、親父倒産してるからね。一部始終は見てきた。


そして、一度社長として失敗した仲間も複数いるよ。うちのグループにも、1人や2人じゃない。


彼らは精神力が強く、再起できた。でも、親父は無理だった。


そして、八割九割は、再起できない現実があるよ。


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経営を知らない人は「廃業」と聞くとまた悪くとる人もいる。やっぱりつぶれたじゃん、みたいな。


違うんだよ。


友人の誇りのため、そして、倒産を数多くみてきた、30年経営者として生きてきたものとして、廃業はある意味において花道であるということを伝えたい。


その友人を誇りに思う。偉い。よく決断した。よく筋を通した。頑張った。


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その友人の廃業にいたるきっかけは、全く別の同業者が、詐欺に近い事件を起こした。それが故に金融庁が動き、全く関係ない同業者がとばっちりを受け、業界が冷えたんだ。


まるでもらい事故。


早い決断をした、彼のフアインプレーだった思うよ。


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写真は全く関係ない。不動産投資物件を見に、またまた北海道に来てるよ。函館に来たらお祭りで花火やイカ踊りやってた。イカの真似して踊ってみた。気持ちよかったよ。

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