2012年12月6日木曜日

与えるものは王者なり No.0459

「与える」話がちょっと出たので、今日はその話をしようかな。
座右の銘というものを誰もが持ってるかもしれないけど、

私の座右の銘は、、、

ふたつあります。


ひとつが、「人生何でもコヤシ」です。
そしてもう一つが、「与えるものは王者なり」。


与えることは、、、

周りも喜び、そして周りに自分の存在が「良きもの」で
あったと認識してもらえる、、、

それは逆に言えば、

自分にとって一番の贅沢です。


おごられるよりも、おごる方が、贅沢で、
その気分を感じられる分、得してるの。

だいたい、ボランティアとかって、
自分のためだからね。


・・・・


与えるものは王者なり。

せっかく男に生まれたからには、
他人様にひとりでも多く、
影響を及ぼせる人間になりたいものです。

そして、それが「いい影響」なら、
男の子冥利に尽きるというもの。


でも、、、

与えると言っても、、、

何でもかんでも、自分が持っているものを
他人にあげればいい、
というものではないですね。
当たり前だけど。

まあ、バランスが難しそうだね。
過不足なく、しなくちゃならない。


・・・


このバランス感覚は、
ビジネスをやっていく上で、
社長取って非常に大切な能力だと思う。


何より、自分が会社に勤めるなら、

「やったことをやっただけ判断してくれて、
 ちゃんと成果に対して
 報酬や何かを与えてくれる」

そんなリーダーのもとで
働きたいと思うものじゃないかな。

いろんな意味で、与えるのが
リーダーの仕事だよ。


・・・


ちなみに、「与える」人間になるために、
私の思う大切なポイントは、、、

・自分が力を持つ

与えすぎて、自分が疲弊するのは本末転倒。
自分の飲み水がたっぷりあるからこそ、
人に水をわけられるんだよ。
与える前に、自分が力つけなきゃね。

借金してまで、人を助けるのは、
間違ってるということだよ。

与えすぎて、自分の飲み水まで
あげてしまう人がいるけど、
そうすると、自分自身の命が保てない。

次が無い、ってことになる。

それなら、自分が生きて、もっと
たくさんの水を手に入れてくるべき。


・・・


・与える相手を選ぶ

私の個人的な意見だけど、
誰にでも均等に与えるのはどうかと思う。

私なら、自分に近いもの、
自分に良くしてくれるもの、
そういう人から与えていくね。

これが本当の意味で平等だと思うから。

一生懸命頑張る人と、そうでない人と、
報われ方が同じだとしたら、やってられないよね。

こういうのを不公平っていいます。


実際、この世の中は不公平なことが多いです。

でも、私は、”自分の目の届く世界”において、
出来る限り公平な”神”であろうと心がけています。


・・・


リーダーは、こう思うべき。

「自分は神であり、そして、自分の会社の中にだけは、
 公平な世界が存在する。それは
 自分の判断によってである」

ウチのリーダー連中もそう思ってるし、
私は常に、そうありたいと願っています。


・・・


国は、私たちから税金を取り、
それを社会の公平性の名の下に振り分けてる。

でも、実際は、偏って、一部の人間がトクをして、
どうも公平とは言いがたい。

私たち、ビジネスのリーダーは、
おのがグループ内のみは、
公平な世の中を作りたいものだね。


・・・


写真は、去年のサンタ作戦の私とフナだよ。

毎年、クリスマス恒例のムチャプレ


(ムチャクチャプレゼントすること)は


今年は無理みたい・・・

今年は、フナがいないのと、実は私が既に
海外に逃げて来ていることから、
出来ないんだよねー

去年で終わりだったな~
人生、諸行無常だな~

おごれるヒロタとフナも久しからずや・・・









12 件のコメント:

  1. 与える相手を選ぶ、というのはとても納得がいきます。以前にもどこかで廣田さんが仰られていて、とても記憶に残っていました。「なんでもいいから、とりあえずくれよ」という人に出会った時にどうすればよいのか困った経験があったからですが(笑)

    こういった考え方を知れたのがとてもラッキーだったなーと思います。しってからは断ることができています(笑)

    それと「リーダーは神様」。自分がぼんやり考えていた内容を一言で表していて、なんだか答えをもらった気持ちがします。ありがとうございます。

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    1. 北川さま、コメントありがとうございます!

      参考になれば幸いです!
      >知ってからは断る
      はい、全ての人に尽くして行くのもいいけれど、かんじんなときに大切な人に何も出来なくては意味が無いですからね!

      >リーダーは

      はい、「公平な神」としてのリーダーとなるよう、ともに精進して参りましょう!

      また是非覗いてくださいませ!

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  2. 廣田様、

    今日も肥やしブログに訪問させていただき、
    多くのことを学ばせて頂きました。

    特に、与えることの大切さと、難しさ・・・。
    提供の精神の本質をもう一度深く考えさせられたものです。

    想い出しましたのは、20年前の自分の思い上がりの一場面。
    その当時、オラン(アルジェリアの港町)
    で生活を始めた頃。

    ある日のこと、魚レストランで食事をしていた時のことです。

    すると、そのレストランに「托鉢」(たくはつ)」
    がやって来ました。

    簡単に言いますとイスラーム僧の格好をした物乞いなのですね。

    その托鉢がそれぞれのテーブルに赴いて、
    食事をしている客の目の前に右手をおもむろに差し出して、
    物乞いを始める訳です。

    凄くサマになった格好と表情は
    ハリウッドの俳優も顔負けでしょう。

    よく観察していますと、だいたい10ディナール
    (当時レートで500円くらい)
    を浄財としてもらっているのです。

    そして案の定、私の食べている席にもやってきました。

    それで、私も右へ習へで10ディナールをあげたのですが、
    結果は、その物乞いさんからよりによって、
    「つり銭」を頂いちゃいました。

    それで、その話を友人達にしましたら、
    物乞いからつり銭もらう奴なんか聞いたことない、
    貴重な体験をしたものだ。と言われました。

    それで、その托鉢さんに率直に聞いたのです。
    他の客からは10ディナール貰っているのに、
    どうして私からは受け取れない・・・と!?

    そしたら、彼は、
    「貧しい人からは、お金を受け取ったらいけないと
    コーラン(イスラーム教典)に書いてあるんだ」と言うのです。

    私はかなりショックでしたが、なるほど。
    思わず頷いてしまいました。

    「お前から受け取れるお金は、せいぜい1ディナールだ!」と言われて、9ディナール
    を突っ返してきたわけです。

    当時、1990年代、アルジェリア全土を襲った内乱と
    連日のテロで、
    今まで便宜を計らってくれた行政庁の要人や役人、
    通関の便宜を図ってくれた友人達はほとんどが捉えられたり、
    追放されたりで、ビジネスもズタズタに引き裂かれた状態だったのです。

    何はともあれ、その物乞い托鉢さんの洞察力の鋭さには
    脱帽したもので、
    物乞いさんは人の心をよく観ているのですね。

    我々には見えない何かを観て、
    我々には感じられない何かを感じる取っているのかも
    知れませんね。

    とにかく、ほんとうに人に施し、提供する器創りは一朝一夕ではできないし、
    しかし、是非これを目指さないければいけないと強く思ったものです。

    廣田様、今日もありがとうございました。
    気がついたら、今日も長々と書いてしまい失礼しました。

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    1. tokkuさま、コメントありがとうございます!

      そうですか、托鉢のひと、すごい眼力なのですね。なにかやはりあるのかもしれませんね。

      イスラムの人って、一部のゲリラのせいで怖がられているところがあるけど、すごく紳士で、むしろキリスト教圏のひとより、ずっと人間性が高いように思います。

      私はそれほど経験は無いですが、もしtokkuさま「イスラムの人はこうだよ」なんてエピソードなどあれば、お教え頂ければ幸いです!
      FBでもご紹介したいな、と思ったりいたします!

      また是非覗いてくださいませ!

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  3. 廣田会長様
    僕もいつか人に与える事ができる男になります。
    全然関係ない話ですが、
    私は工務店で仕事をしておりまして、
    1つだけご質問があるのですが、お客様からの
    理不尽なクレームは(内容によるかと思いますが)どのように対応するべきだと
    思いますか?
    アドバイスを頂ければ幸いです。

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    1. 匿名さま、コメントありがとうございます!

      かしこまりました、私の意見をお伝えさせていただきましょう!
      2つの決まりがあると思います!

      ①「お客さまは常に正しい」
      ②「①に疑問を感じたら、もう一度①を読め」

      です。
      アメリカで単位面積あたり最高の売り上げを誇る、ステユレオナルドの入り口にはこう書いてあるそうです。


      「理不尽なクレーム」は存在しません。


      ・・・


      ただ、私の意見ですが、だれでもウチのお客さまになれる訳ではありません。私は、最高のお客さまの家を、最高の仕事をして最高にお値打ちに手に入れていただきたいと思っています。

      なので、うちのことを単に「業者」と思って購入に来られる方がいれば、お断りをします。(今までにほとんどないですが)

      いつかちゃんとした記事に書きますね。

      また覗いてくださいませ!

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  4. 廣田様

    こんにちは。

    エンタと言います。

    いつもブログ見ながら思います。

    そのうち呑みに行きたいなって。

    この人と呑んでみたいなと。

    三重(東海地方)に帰るのはいつですか?

    あぁ~呑みに行きたいっす!

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    1. shioiさま、コメントありがとうございます!

      飲みのお誘い、ありがとうございます!

      ちょこちょこ東海地方は戻るのですが、戻って用をたしたらすぐ次の地域、となるので、なかなか難しいなって感じです!
      いつか機会があれば!

      また是非覗いてくださいませ!

      削除
  5. 廣田先生、ごぶさたしております!
    上海の小園でございます。

    先生から珠玉のアドバイスをいただいてから半年が
    経ちました。
    「お天道様に胸を張れること!」を心がけ続け、
    今月初めての決算を迎えます。
    (中国の会社は全て12月決算です)

    おかげさまで、黒字、、のみならず、投資した金額が
    5倍ほどになって帰ってくるまでの結果になりました。

    本当にありがとうございます。
    先生からいただいたお言葉で、どれだけ勇気付けて
    いただけたことか。。感謝の言葉もありません。

    お客さまリスト、冠、育て上げてきた部下、システム、
    その全てを失っての出発でした。

    初受注をいただき、「さぁ、これから!」という直後
    に例の尖閣問題が勃発。

    会社設立手続き途中だったこともあり「当局からの
    嫌がらせも!?」と覚悟していました。

    また、不穏な空気感から「最悪」すらも想定して
    いました。

    しかし、その都度、中国人・日本人の友人・知人、
    そしてお客さまから、有形・無形の暖かいご支援を
    いただいてきました。

    実は、会社としての体がひと通り整ったのが11月に
    なってからだったのですが、多くのお客さまが正式に
    ご契約くださりました。

    資本金わずか10万元(約130万円)で、従業員は私
    だけ、、という会社としての信用力「皆無」なのにも
    関わらず、、です。

    ただ「有難い」、、それだけです。

    心が折れそうになるときもありました。
    しかし、そのときは
    「廣田先生に応援してもらったのに「失敗しました」
     なんて報告できるか!!」と自分を奮い立たせて
    いました。

    実は、尖閣問題のあった9月から15年ぶりに
    こちらでもキックボクシングを始めました。

    初日はアップだけで貧血でダウンしてしまいましたが。。

    今も毎回スパーリングでボコボコにされながら続けて
    います。

    今年は、私にとって非常に有意義な「コヤシ」の1年
    になりました。

    与えるものは王者なり。

    この「コヤシ」を糧にして、来年もっともっと大きな
    ご報告(収穫)ができるように、
    そして、より多くいい影響を「与える」男になりたい
    と思っています。

    「自分は神であり、そして、自分の会社の中にだけは、
     公平な世界が存在する。
     それは、自分の判断によってである」

    このお言葉、実践できる男を目指します!

    廣田先生、2012年は本当にありがとうございました!
    そして、これからもご指導お願い致します!

    長文、失礼いたしました。


    小園英昭 拝

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  6. 小園さま、コメントありがとうございます!1

    すごいすごい!
    おめでとうございます!!

    偶然にもこの難しい時期に遭遇し、それでもなおかついい結果をおさめられたのは、この先の何よりの自信と思い出になることでしょう!

    私も、正月開けに福建省に行くのですが、上海経由です。またちょこちょこ行くかもしれないので、いつかお会いできるといいですね!

    どうぞ、応援しております!頑張ってくださいませ!

    廣田 康之 拝

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  7. 廣田先生

    応援のお言葉、ありがとうございます!
    まだまだ成功と呼ぶには程遠い状況ですが、この経験を
    コヤシにして、より一層がんばります!

    上海、お越しになられるんですね!
    もし、上海でほんの少しでもお手すきのお時間があるときには、ぜひぜひお声掛けくださいませ!!

    お会いできる機会には、より大きなご報告ができることを目標に、明日から突っ走ります。

    お会いできる日を心から楽しみにしております。
    応援のお言葉、本当にありがとうございました!


    小園英昭 拝

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    1. いえいえ、小園さま、すごいですよ!
      上海、是非お声がけさせてください!
      あとはメールにてお送りさせていただきますね!

      お会いできるのを楽しみにしております!

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