2014年12月2日火曜日

取引相手を選ぶ方法 No.0612




パート2だよ。「相手を選ぶ方法」のお話だったね。さて、今回の質問者さんの業種から考えるに「同業とつきあわなければいけない。でも、どうも尊敬できない」ということが推察できます。まあ、カドが立つのでここでは出せないけれど、(質問には業種が書いてあった)そういう業界なのです。まあ適当に想像してチョ。
 
私たちが、いくら「お客さまに殉じて生きよう」と思ったとしても、取引業者さん(というか仕事でからむ同業者仲間)が、そのように思ってくれなければ意味がありません。
 
質問者さんのジレンマは実はそこにあると思うのです。
 
なので、今回は、私たちが「おつきあいする業者さんを選ぶ方法」ね。
 
・・・
 
この方法は、私が尊敬する友人、T川さんがやっている方法だよ。
 
まず、T川さんの会社は、私がコンサルタントで関わらせて頂いている方です。で、たった二人で、年間70棟もの住宅を引き渡します。たぶん、住宅業界史上、ナンバーワンじゃないかな?まあ、私は関わらせてもらってることを誇りに思ってるよ。
 
ちなみに、住宅業者さんがこれを読んでたら会社名が分かると思うけど、コメントとかで書かないでね。ネットで書かれると「会社を見せてくれ」とか「秘密を教えてくれ」とか、そういったお願いがひっきりなしになります。(某セミナーで紹介した後もすごかった)T川さんは、とにかく忙しい人です。また、実業以外のことはしない、と私とお約束をしています。なので、そういった申し出があるだけで迷惑になってしまいます、ということで、どうか住宅業者さん、ご理解くださいね。
 
・・・
 
さて、通常、住宅屋さんは社員一人当たり年間4棟の引き渡しならかなり良いほうです。地域ナンバーワンレベルと言ってもいいでしょう。10人で40棟とか。
 
それが、一人当たり35棟。ちょっと考えられないレベルです。
 
なぜ、こういうことが出来るのか?
はい、そのうちの理由のひとつは今回のテーマ、取引業者さんが良いからです。
 
良いと言っても、考えられないほど良い、というレベルです。
 
通常の、会社の社員よりも、ずっとずっと忠誠心が高く、会社のために身を粉にして尽くします。そして、T川さんも、業者さんのために尽くします。
 
片方がいいことをする。もう片方がそれを評価し、さらに好きになる。繰り返し。このような、正の連鎖がそこにあります。
 
さて、結論。
どうしたら、そうなるか?
どうしたら、そんな仲間を見つけられるか?
 
具体的に、やっていることをお話ししましょう。
 
・・・
 
言うは簡単です。(やるの大変だよ)
今回の質問者さんの、望んでいた答えがここにあります。
 
業者さんと、初めての取引をする前に、面談をします。
これだけ。
 
ただ、面談と言っても、少し変わっています。
3時間、延々と、自社の理念を語り続けます。
 
3時間ですよ。
 
月々わずかな支払いの業者さんでも、自社の業務に関わるものは全て。
 
とにかく、お客さまのためにこうしたい、こうするべきだ、云々、かんぬん。
ずっと、お客さまのために尽くす、自社の理念を話し続けます。
 
T川さん、曰く、、、
「本当に仲間になってくれる人は、3時間話してる間に、どんどん身を乗り出してくるのです」
とのこと。
 
逆に、上辺だけで聞いてる人は、3時間持たない。途中で嫌になって、帰りたがるそぶりをするそうです。
 
・・・
 
そりゃ、確かに、3時間、聞きたくない話を聞かされたら、だれでも帰りたそうにするよね。逆に、どんどん乗り出して「もっと聞きたい」と思ってくれる人は、根っからそういう考え方が好きな人なのさ。なので、そういう人を選ぶんだ。
 
なので、外部の人間ながら、通常の社員よりもずっと味方度合いが強いんだね。だって、根っから考え方が同じ人間同士なんだもん。
 
3時間、だれかに、理念を話し続けてみるといい。これ、話す方も大変だよ。T川さんいわく「あとで、お客さまの前でおかしなことをするような業者を選んだとしたら、もっと大変になりますから」。
 
それと比べたら、3時間で生涯の仲間を見つけられるなら、お安いことだ、と。
 
うん、確かにその通りだよね。
 
・・・
 
T川さんは、本当に心の底から業者さんに感謝してる。
 
弟の専務とともに、互いが感謝を忘れていないか、見張り合ってる。でさ、もし「あの業者さん、もう少しこうしてくれたらなー」なて愚痴でも言おうものなら、互いに叱り合う。
 
「今、感謝忘れただろ。謝れ」と律し合うんだ。(実話)
 
見えないところでこそ、ちゃんとする。
 
それこそが、信用を得る方法であることを知っているんだ。
 
T川さん兄弟はとにかく素晴らしい人たちで、ちょっとこれだけの人間はいないなあ。
 
なぜ売れるか?テクニックや、ノウハウじゃないのさ。
考え方がすばらしいの。
 
また機会があればどんどんシェアしてきたいと思ってる。でも、T川さんに迷惑かかるようならしないけどね。
 
・・・
 
さて、本題に戻るよ。
 
仕事は、儲けるためにあります。もし、一円のお金ももらえなければ、誰も仕事なんてしないんじゃないかな。ごろごろ寝て、遊んで、趣味ばっかりやってると思う。
 
でもさ、お金のためだけに仕事するってのも、これまた寂しいじゃん。
 
仕事って、人生で一番時間を使うものなのね。
その行動において、できることなら、理想の志を追求したいと思う。
 
なので、、、
 
・儲けたら、なんでもいいと思う人
・ずるくても要領よく立ち回りたいと思う人
・お客さまの陰口を言う人
・お客さまが幸せになることに努力を惜しむ人
こういう連中とは付き合いしたくないよね。
 
・・・
 
実はさ、質問者さまの業界は、ちょっと上記の連中が多いのさ。だから、どうしても、そういう人間が絡んでくる。なので「イライラする」という言葉が出たんだと思う。
 
口八丁、手八丁で、何も生み出さずお金が儲かると思ってる連中が多い業界なんだよね。
全部とは言わないけどさ。
 
なので、私なら、相手を選んで取引し、それで成り立つよう頑張るね。もしそれが腐った(言い方悪いかな)業界ならなおのこと、そこで光を発してほしい。
 
そして、あなたがもし崇高な志を持ったとしたら、、、
 
それに殉じたい人間は、山ほどいるんだよ。
 
・・・
 
臭い台詞だけど、よく若い衆に言います。
「商売として、この道を選んだのか。志として選んだのか?」
 
出来うることなら、志、生き様として、この道を選んだ、
そんな連中と仕事してきたいものだね。
 
本当に短い、あっという間のわずかな人生という時間の、大部分が仕事なんだからさ。元々の考え方が違う人間となんて、やってられないよね。
 
同じ志の人間と、死ぬまでやっていきたい。
 
・・・
 
写真は、これもなんかのセミナー(忘れた)だよ。そこはかとなく、いかがわしさがにじみ出ているよ。何というか、コイツこそ、口八丁、手八丁のように見えるぞ。怪しいぞ。
 
・・・
 
余談だけどさ、、、
私も、ノウハウを販売する会社を少なからず持っている。でも、よく思うんだ。
 
テクニックもいい。ノウハウも結構。でもさ、商売の基本って、そんなのと違うんじゃないかな。
 
こういうことって、単なるいいカッコしいだろ、と言う人もいる。
志とか、生き様とか、暑苦しいし、クサい。
 
でも、私だったらそういう人間から買いたいな。

3 件のコメント:

  1. こんばんは。ブログにたどり着く事が出来まして、メルマガを登録させて頂きました☆
    今後とも、色々勉強させて頂きます。
    宜しくお願い致します。m(_ _)m

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    1. 氏橋さま、fbでもお世話になっています!メルマガももうさぼって全く出していません(^^;
      過去記事は、FBと違い録音がありますので、そちらのほうは多少面白みがあるかもしれません。
      FB、ブログとも、ご興味頂き嬉しいです!今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます!

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    2. 廣田さま
      ありがとうございます!((嬉´∀`嬉))ノ
      また楽しみが一つ増えました☆
      録音の方でも、勉強させて頂きます!
      今後とも、宜しくお願い致します。m(_ _)m

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