2015年10月23日金曜日

リーダーシップ No.0650



定期的にグループ内で社内セミナーやってるよ。そんな場で最近、若い子(中間リーダーだね)から、質問があったの。「どうすればリーダーシップが身に付きますか?」とのものだった。

その子への覚え書きもかねて、シェアするよ。
 
私は「まあ、とりあえず、人の嫌がることをやりなさい」と答えたのよ。まあ、便所掃除でもやってみたら少しわかってくるんじゃない?ってな感じ。
 
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便所掃除をすれば儲かる、とか、財布が長ければ儲かるとかいう話をしたいわけじゃない。
 
例えばホリエモンさんは、財布はマネークリップだし、便所なんて掃除する時間があれば何か作戦考えてると思う。あり方はいいと思うけど、それがほんとうなら便所掃除のおばさんや財布屋さんは億万長者になってるはず(いるかもしれないけどね)。わたしも財布はマネークリップだし、便所掃除もやんない。
 
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さて、リーダーシップ。男の子は、大なり小なり、小さい頃からリーダーになろうとしたのではないかな?まあ、それが遺伝子に組み込まれてるので仕方がない。私たちがこの世に産まれたのも、男性の競争遺伝子のおかげだしね。

小さいころは、腕力の強いのがリーダーだった。一番原始的だよね。まあ、いってみればジャイアンだね。

でも、小学生の高学年にもなると違ってくる。ジャイアンみたいな強くて高圧的な奴は嫌われる。

それより「いいやつ」がみんなのまとめ役になってくるんだ。何がいいヤツ?って、面倒見のいいヤツですよ。

さらに、大人になってくると「面倒を見れる力のある、面倒見のいいヤツ」のところに人は集まって来るものなんだ。

例えば、肩で風切る業界の人でも、ケンカや戦いが強い人が大親分になるんじゃないんだ。多くの人間の面倒を見れて、若い子らに優しく包容力のある人が大きくなっていくんだよね。
 
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さて、結論。私の思う、リーダーの資格というのは「与える者」だと思ってる。
 
皆に夢を与え、方向性を示し、実現できる環境を与え、そして、結果を与える。何かあったときは身体を張って守り、安心を与える。
 
これをできるヤツがリーダー。

私の座右の銘は「与えるものこそ王者なり」なんだ。(もひとつは「なんでもコヤシ」なんだけどね)
 
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小林や寺田、久保たちをはじめ、ウチのリーダーたちは、今言ったことをちゃんとやれてるんだ。だから、人気があるし、カッコいいのよ。
 
与えるためには、、、

実力もいるし、なにより、相手の人生に何が必要か?そのことを自分のこと以上に心配しなきゃいけない。
 
本人が、本人自身で心配するより(リーダーが)心配してあげる。つまりその本人以上に心を配るんだ。
 
それがリーダーのやるべき仕事であり、条件だと思ってるよ。
 
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なので、私の仕事は、、、
 
ウチのリーダー連中が普段心配できないこと、つまり、日常の業務に一生懸命なのでそこまで手が回らないこと。それを私がやるんだ。
 
社長連中が生涯をかけて私に尽くしてくれたそのお返しに・・・引退後の収入の確保をする。引退後も給料が出るように。不動産などを持って引退できるように。また、もしものことがあったときの、家族の安心、つまり誰かがもし先に死んだら、家族はグループが食べさせられるように。そういったことを私が整備する。それが仕事だよね。
 
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リーダーシップとは何か?と聞いてきた若い衆は、たぶん、態度や話し方だったり、堂々としてるかだったり、カネや力を持ってるかだったり、そういうことが答えになると考えてたと思う。

だから、便所掃除でもしてみな、人のために人のことを考える、そんな練習になるよ、と言ったってわけだよ。

人のために尽くすと、好意が返ってくる。それが面白くなってくれば、人のために与える人間に変わってくるよ。

これからのウチの若い衆らが、皆「与える者」になってくれることを望むね。

写真は昨日のグループ内セミナーの風景だよ!ちょっと遅刻した言い訳をしてるところだよ!櫃まぶし食べ過ぎて動けなかったんだよ!情けないよ!

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