2018年7月11日水曜日

旭山動物園とラッキーピエロ No.0821

北海道ついでなんだけど、ここには、とても有名なお店が二つある。

ひとつは旭山動物園。もうひとつはラッキーピエロ。

前回に続いて、北の大地ネタだよ。というか、ホスピタリティのネタ。


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ラッキーピエロ、略して「ラッピ」は函館のご当地グルメ。


マクドにモスなど、名だたるハンバーガー屋さん全店舗を足した数より、ラッピの方が多い。


地元で愛されていて、函館から外に出ない。


結果、函館のハンバーガー店はラッピが独占。函館だけはマクドナルドがビジネスを伸ばせない、という結果になってる。


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まあ、一度行ったらわかるけど、とにかく楽しい店内。


にぎやかで、スタッフのお店への愛情が手に取るように見える。


食材は8割が北海道産、で、ほぼ無農薬。原価は他の飲食店では考えられないほどかけてる。50%を超えてんだもん(フツーは20〜35%まで)。


堂々と、えこひいきもする(意見分かれると思うけど、私はこの考え方に賛同するね)。


何度も来てくれるお客様は、「スーパースター」と呼ばれ、フツーのお客さんよりずっと大切にされる。店内に入ると「スーパースターのご来店です!」と、スタッフからハグされるんだ。


新商品開発の際も、その超常連さんたちを呼んで、意見を聞くんだよ。値段まで決めてもらう。


完璧に、お客様とお店が一体になってる。


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その他にも、作り置きしない、食材の仕入れに糸目をつけないなど、全て大手ハンバーガー屋の逆を行く作戦で、函館において不動の地位を保ってる。


あの、トヨタ自動車が模範としてラッピの社長を招聘したりしてるくらいだからね。


函館行く人は必ず行ってほしいよ。(というか、函館に行った人は、間違いなくすでに行ってると思う)


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さて、旭山動物園。


「また行きたい動物園日本一」に輝くこの施設は、実は、動物がすごく少ない。


街の動物園、というくらいの数しかない。


でも、通路から何から、とにかくポップだらけ。


動物への愛情、面白エピソードなど、手書きの紙でそこかしこに貼りまくられてるんだ。しかも、それが新しい(常に貼り替え、入れ替えていることを示してる)。


スタッフの、動物と、お客様への愛情が、これまた痛いほど伝わる。


だから、それがみんなに伝わる。その結果が、日本一なんだ。


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前回、北海道の一施設の悪口を言ったので、代わりにこの二つを紹介してみた。


会社やお店を経営されてる人は、一度行ってみるといいよ。


お金じゃない。環境じゃない。システムじゃない。


社長を含む従業員の愛情、心構え、そして理念が、こんな素晴らしいお店や園を作ったんだ。


私もいつも、学ばせてもらってるよ。


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この二店のように、お客様に感動を与えるには、100%では足りない。


お客様がラーメンを頼んだとする。想像通りのラーメンが出て来たとしよう。それは決して感動できるものじゃない。


当たり前、なんだ。


この二店はその上にある。100%以上なんだ。言って見れば120%だったり、130%だったりする。


だから、感動がある。


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この、100%超えをするには、経営者を含めたスタッフが、どれだけ「お客様に感動を与えようと頭を振り絞っているか」にかかっている。


考え、考え、考えぬいて、その先にこそ、それはあるんだ。


でないと、感動なんて生まれないよ。


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いつもいうけど、こういったことを、ウチの会社たちができてるって言いたいわけじゃない。


このような記事は、ウチの若い子たちも読んでるかもしれない。というか、読んでてほしいと思ってる。


理想を目指してほしい。頭を、知恵を振り絞って、お客様に感動を与えようとしてほしい、心あるスタッフがそう感じてくれたら、と。


そう願って書いてるよ。

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想像の上をいく、100%越えのおもてなし。


全ての商品、サービスに、プラスワンを。 


でないと感動なんて生まれない。


すべからく、商人はそうありたいと努力すべきだと思う。


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写真は、旭山動物園とラッピの店内。


一度行ってみたら、私の言ってることが理解してもらえると思うよ。素晴らしいお店(園)です。


昨夜は疲れて早く寝た。そしたら朝の四時に起きてしまった。も一度寝よかな。



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