2018年7月13日金曜日

ぽっぽや No.0822

ごめんね、この辺りで北海道ネタ最後にするからね。もひとつだけ。

「ぽっぽや」という映画、見た人いる?


もう25年も前かな?ぽっぽやっていう、鳩を売る人じゃなくて鉄道員の映画。


高倉健さんが主演でさ。広末さんもでてたの。 


****


ネタバレ(wikiよりあらすじ)↓

主人公の佐藤乙松(おとまつ)は、北海道の道央にある廃止寸前のローカル線「幌舞線(ほろまいせん)」の終着駅・幌舞駅の駅長である。鉄道員一筋に生きてきた彼も定年退職の年を迎え、また同時に彼の勤める幌舞駅も路線とともに廃止の時を迎えようとしていた。彼は生まれたばかりの一人娘を病気で失い、また妻にも先立たれ、孤独な生活を送っていた。
ある雪の日、ホームの雪掻きをする彼のもとに、忘れ物をしたと一人の鉄道ファンの少女が現れる。乙松が近所にある寺の住職の孫だと思い込んだ彼女の来訪は、彼に訪れた優しい奇蹟の始まりだった。


****


見た人も多いかもしれないね。


私わりと好きで何度も見てさ、その舞台になった駅に行って来たの。映像が綺麗(古いけどね)でさ、雪深いすごい場所に駅があってさ。


このロケに使われた駅は、今も実在してるの。


・・・


今は「ぽっぽや資料館」的な感じになってるその駅を見てたら、学生さんが何人か入って来た。


あれ?廃線になってるってるはずだけど、と思って話しかけてみた。(何気に避けられてた感アリだったけど)


「ねえ、聞いていい?ここ、廃線じゃないの?」


はい、電車は来ないです、と一人の学生さん。


「じゃあ、キミらは何してんの?」


「バスが来るんです」


ああ、この駅は、今も、若い子たちを送り出してるんだ。映画のように。


なんか、ジワりホロっと来たよ。


・・・


高倉健さんというと、経済塾の人が仲良しだった。


その人、ある時、健さんのマセラティを預かったそうなの。しばらくこちらを離れるから、管理預かりお願い、的な。


で、預かった初日に事故で全損させちゃったらしい。


んで、健さんに電話した。そしたら、ひとこと、

「ああ、で、お怪我はなかったですか?」と。


車のことは一切言わなかった、って。


カッコいいね。健さんらしいというか。


・・・


その人はこうも言ってた。「健さんホモ説とかあるけど、そんなことは決してないです」と。


まあ、男の色気があるからそんな噂も立つんだろうね。


・・・


いつも思うけど、俳優さんって素晴らしい職業だよね。


スクリーンの中には、永遠の命がある。


自分がいなくなった後でも、ずっと、人に感動を与えられたりするんだ。


とても素晴らしい。


私も生まれ変わったら、俳優さんになろうかな、ムリやな。


通行人くらいにしとくか。


・・・


写真はほろまいの駅。本当は幾寅という駅を使ったのだけど、看板は今も「幌舞」になってる。


粋なことするね。

0 件のコメント:

コメントを投稿