2014年8月26日火曜日

ハワイ銀行法人口座 No.0594


日本に帰ってきましたよ。またハワイです(一応仕事だよ)。今回は銀行さん通い。個人口座を開くのはカンタンなのだけど、法人口座はすごく書類が多いし、何かと手続きが大変です。なので、米国で不動産を購入するときは個人のほうが楽ですね。


帰ってきたら、なんか日本は災害だらけだね。地震が頻発して、台風に大雨。何だってんだろう。災害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。


今回も、ハワイじゃほとんど毎日銀行さんとかへ行ってた。でさ、最初に行った銀行さんではあまり親切にされなかったの。

「この書類が足らない、これも足らない、出直してきてー」
みたいな感じ。

ちなみに、手前味噌なんだけど、、、
日本の銀行で私が口座を作る、となると、わりと銀行さんは親切です。下手すりゃ手みやげのひとつも持ってきてくれます。「どうか、当行とお付き合いください」とほとんどの人が言ってくれるし、わざわざ、地方の支店長さんが東京まで挨拶に来てくれる。
一応、富裕層向けの部署につないでくれる。

みな親切。



でもさ、ハワイじゃ、そうはいかないんだよねー。
なんか、田舎もん、おとといこい!みたいな感じで。

かわいそうな私。



・・・


でさ、いろんな法的手続きをしてくれてる辻先生に相談したの。

「じゃ、私の友人を紹介しましょう」と別の銀行の人を紹介してくれた。

そしたら、トントントン、とスムーズに事が運んだよ。


海外で不動産などを買うときも、現地の人の存在はとてもありがたい。

余談だけど、私が違反して裁判所に出頭しなければいけなくなったときも、現地の友人、健ちゃんが代わりに出頭しにいってくれた。ありがたいよ。



写真は、辻先生だよ。TRUSTAという会社だよ。レスポンスがとにかく早く、頼りになります。


二枚目の写真はご紹介いただいた銀行の方だよ。写真ネットに載せても良いですか?と伺ったら、銀行名とか実名とか伏せてね、と言われたので、書けないのが残念です。すごく親切にしてもらったよ。掲載がまずそうなときはすぐ削除するね。

・・・


私は、日本が大好き。

でも、もし日本の価値がドン!と下がる時が来たら、海外に資産を持っておくことも、ある程度重要になると思ってる。

海外の資産で自分が息をつき、もいちど日本を元気づけることができるよう、ドル建て貯金やハワイ、タイの不動産などで一応リスク分散しています。

(なんでハワイとタイかというと、日本の次に好きな場所だから)

まあ、これも愛国心ということで。
愛国心ネタ続きになったので、次はビジネスの話しますね。






2014年8月16日土曜日

靖国で会おうね No.0593




終戦の日だったね。靖国に行ってきたよ。

こういったネットの場で政治や宗教などの話はあまりしないのだけど、これは私のFBだし、なにより私は極右だから許してね。

私は、小さい頃、先生から「日本は侵略戦争をした悪い国だ」と教えられた。
子供というのは、学校で「こうなのだ」と言われると「へえ、そうなのか」と思ってしまう。


戦争には皆が、無理矢理、イヤイヤ行かされてたのだ、とそう思ってた。
なので、もし今度戦争があったとしても、俺は絶対に行かない。そう決めていた。

むしろ、反体制、左側の思想に近かったかもしれない。

17の頃、格闘技の師匠である浮田さんとそんな話をしていて、、、

「浮田さん、俺は絶対に戦争なんて行かないっすよ。逃げ回ってでも行かないっす。だって、バカらしいもの」

ふーん、そうか、ヤスユキ、と、浮田さん。
でもな、お前、自分の家に強盗が入ったらどうする?逃げるか?逃げたら、お前の家族皆殺しにされるがどうする?


「そりゃ、戦いますよ」


浮田さんは、ニヤニヤ笑いながら、、、

何が違うんや?とひと言。


ああ、そうか、家も国も、一緒なんだ、一人一人が支えていかなきゃ、誰かが勝手に守ってくれるものじゃないんだ、と気づきました。こんな、馬鹿でもわかる理屈に、初めて(遅っ!)気がついたのです。

そんなきっかけで、私は戦争というものを自分の頭で考えるようになったのです。


・・・


30年も前、私が職人をしていた頃、同じ現場の人夫のオッサンたちはほとんど戦争経験者でした。私はそんな人たちの話を聞くのが好きで、いつも付いて回って話を聞いていました。

で、その頃のオッサン(戦時中には若い人)たちは、本当に純粋に、国を皆を守るために戦地に赴いていたそうです。

「怖いからそりゃ行きたくはないけどさ、自分たちが守らなきゃ、誰が守るの?親や兄弟やみんなのいるこの国をというか、家を、誰が守るの?」と口々に言ってました。

彼らの話を実際にこの耳でいろいろ聞くに連れ、そしてまた調べるにつれ、学校で聞いた話は、、、

「嘘」だと思った。


たとえば、あの南京大虐殺もねつ造だったということが現在ではほぼ証明されてきています。昔は教科書に書いてあったように思うんだけど・・・

・・・


余談だけど、たった一人だけ、「俺は戦争で何人殺した」と自慢していた馬鹿な人夫のオッサンがいた。だからお前らオレは怖いんだぞー、ビビれ、みたいな話。

でも、私の経験からいうと、自分で「昔は悪かった」とか、昔はメチャクチャしてきた、という人間は、おおむね大したことはしていない。その話は事実とかなり異なる。本当に無茶してきた人間はあまり自分の口からは言わない。まあホント余談だけどね。


・・・


自分がどんどん海外に出るにつれ、各国の人間(普通の人だよ)と話す機会が増えた。日本がどう見られてるかもわかってきた。


それは、学校で教えられたものと全くかけ離れたものでした。

実際は、、、

日本人はとても好かれている。
そして、尊敬されている。

ある限られた(わざわざ名前出さないけど)2、3の国だけが、政治目的も含め、日本をバッシングしてる。

でも、それ以外の国では、日本の戦争はむしろありがたいもの、と捉えられている。感謝されている。

事実、物理的に、帝国主義はあの戦争がきっかけでほぼ終わりを告げた。


なので、ほとんどのアジアの国では、「日本が自分の身体を張って戦ってくれたおかげで自分たちの独立があった」と言われた。

ついでにいうと、外国の軍関係の人間からもそういわれた。(一応私はある国軍ナンバー2の人と同席し、彼の次に軍の集まりでスピーチをしたことがある)



海外渡航の数が増え、
現地の人間と話す機会が増えるごとに、、、

私は自分の肌でしっかりと感じました。

日本が侵略戦争起こしたって、嘘なんだな、ってこと。

・・・


これまた余談だけど、侵略戦争したのは白人でしょ。

中国なんて、麻薬付けにされて文句言ったらボコボコにされて100年間香港を取られた。多くのアジアの国は言葉にできないほどの蹂躙を受けてきた。国王一家を生きたまま焼いたり、それはひどいものだった。日本はおとなしく自分たちで米作ってのんびり暮らしてたら、いきなりやってこられて国を開けろと言われた。


あれを「侵略」という。
(なので、もし太平洋戦争を語るなら、ペリーまで遡るべき)


日本は、白人社会に歯向かったからと、よってたかってムチャクチャにされた。非戦闘員まで全て皆殺しだよ?まあ、黄色人種は人間と思われてなかったからね。市街地に爆弾を落としまくられ、最終的には新型爆弾の実験台にされた。文字通り国中を焼き尽くされ、国民全員がホームレスになった。ナチスもひどいが、アメリカはそれ以上のことやってるよね。


でもさ、勝てば官軍。

今の歴史は勝ったものたちが作った歴史。


・・・


こういうことって、いろんな考え方や別の見方もあると思う。

でも、私の意見は私が決めることができる。

私は、常に自分の目で見て、
自分の頭で考え、

何が正しいかを知っていきたいと思ってる。


・・・


今日は終戦の日。

繰り返しになるけど、意見はいろいろあると思うし、押し付けるつもりはないです。私は私の意見があり、他の人は他の人なりの意見があると思う。どちらが正しいか議論するつもりもない。

でも、ちょっと自分の頭で考えてみるのも良い日ではないかな。


・・・


戦争についての意見がどうであれ、、、

純粋に、この国を守ろう、自分たちの家族や友人、それらを守ろうと思って命を投げ打って頑張ってくれたご先祖様達に、、、

心より感謝の意を表したい。


追伸


靖国に行くと、いつも思う。多くの若い人たちも、参拝に来てくれてる。ああ、いいなあ、みんな、ありがとう。暑い中、よくお参りしてくれました。今の若いものは、というけど、とてもいいね。捨てたもんじゃないよ。

私は靖国神社が大好きで、終身の正会員でもあります。多くの人が靖国に参拝してくれるのは我がことのようにとても嬉しいです。

2014年8月12日火曜日

「未練」の話 No.0592



平先生と六本木お茶ミーティングだよ。またFBご無沙汰してしまったよ。定期的に先生とスタバで打ち合わせするんだ。今回のテーマはこの先の消費税アップ後の対応だよ。

消費税が10%になったら、高額商品は動かなくなる。アップ前に先取りしちゃってるからね。そのために何をするかだね。

もちろん、景気が上がってきてるから、商品によって違ってくるけどね。我々の関わっている住宅業界は、かなりな影響があるだろう、と予測してる。

で、いろいろの話の中で、株の話になった。

先生と持ち合いしている株の中で「先生、これどうしましょう」という話があった。

まあ詳しくは言えないけど、処理の方法によっては数千万円先生のフトコロに入る。逆に、処理の仕方によっては、ゼロになる。

まあ、「答え」いかんによって、数千万か、ゼロか?ってなったら、普通さ、やはり「欲」が出るよね。

私でも、出ると思う。

だって、もったいないもん。答えの中に、なにか「誘導」があったり、なんとか金になる方にとかってわずかにでも影響して普通だと思う。

・・・

でも、先生の答えは、、、
ひとこと、

「全て任せる」

だった。

スゲエなあ、と思った。そのひと言以外、その件について本当に全く何も言わなかった。言葉のスミに誘導も、良ければ的な希望も入れない。あっぱれだったね。

ウチの社長連中にも言ったよ。「おお、さすが先生!」という声がみんなから上がった。

まあ、とにかく、先生はどんなことにも「未練」がない。
言い換えれば、未練がましくない。

・・・

人は、いろんな感情を持ちます。

これを失ったらもったいない、
ここをこうすると誰それに角が立つ、
これがこうなったら今までやってきたことは・・・

などと、いろんなことを考えて、「未練」を持ちます。

それでスピードが遅くなったり、動かなかったりします。
結果、それは決して良い方向には行かないものです。

未練、という感情は、自分の中の問題です。
それを持たないだけで、スピードは飛躍的に向上します。

実際、なにかに未練を持ったところで、実際のところ、ほとんど「良い影響、良い結果」ってないんだよね。

・・・

あなたが、「これから何かをしよう」と思ったとき、、、

そのブレーキになるのはほとんど「未練」ではないでしょうか。

そしてもし、未練を断てるなら、かなりいろんななことが実行に移されるのではないでしょうか。そしてその結果、むしろその「未練」は違う形において解決されるような気がします。

私も、出来る限り「未練を絶とう」と思いましたね。なかなか出来ることではないけれど、、、

まあ、未練がましい男はカッコ悪いし。

まあ、今になっても、師匠から学ぶことがたくさんありますね。感謝。

追伸

あ、師匠を褒める記事になったけど、おべっかじゃないよ。

私はたとえ相手が誰だろうと、おべっかを使うことはない。
生涯、おべっかを使うことと、嫌いな人に頭を下げることはしたくないと思ってる。それが私の判定基準の源なんだ。だから頑張れるの。またお話しさせてね。

華々しいヒルズコンパについての考察 No.0591



今日は、華々しい、“ヒルズコンパ”の話だよ。

「先日、どこ住んでるの?」って聞かれて「ヒルズです」と答えたら「どーせ、コンパばかりしてるんでしょ」と言われた。なんで?

どうも、若いマーケッターのコ達とか、いろんな人たちがヒルズコンパとかいうものをやっていて、それをネットで見た、だからお前もやってるんだろう?みたいなお話らしい。

自慢ではないが、ヒルズコンパなんぞしたことがない。おなじくヒルズ在住の後輩君(モテる、若い、男まい)たちから、まれに誘われることはあるけど、だいたい、若いコらに誘われてこんなオッサンがノコノコついてった日にゃ、男が下がるってもんです。こっちがおごるんなら良いけどね。

(だいたい、なんでヒルズコンパって言うのかもわからない。どうしてマンション名を付けるんだろう?じゃあ、なんとかハイツコンパとか、どくだみ荘コンパとかもあるのだろうか)

・・・

でもまあ、コンパに行ったことがないかと言われると、そんなことはないです。

ごくまれにあります。

基本的にああいう場は苦手なのだけど、諸先輩方から「どうしても数合わせが必要で」と言われると、断りきれない。

で、出来る限り、先輩方に花を持たせるようにして、しゃべらないようにしてる。

まあ、花を持たせるつもりがなくてもどのみち苦手なんだけどね。男を相手にするのは得意だけど、女性を扱うのは苦手。なので、ひとりこっそりと酒飲んでる。

ちなみに、そういう席でもなぜかヒルズの話が出る。

「ヒロタさんっていうのお?どこ住んでるのぉ」

六本木です。

「六本木たってえー(隣の人に相づちを求めながら)、広いからねえ。みんなが高級ってわけじゃないから。安いところもあるしぃ。どこなのお?」

ヒルズです。(なんでそんなこと言われにゃならんのだ?)

「へーえ、ヒルズたって、A棟とかD棟はヒルズっていわないのよ?BCだけがヒルズなんだからねえ。どこなのお?」

Bです。(だんだん腹が立ってくる)

「ふーん。・・・」

終わりかい!
どうもコンパは苦手です。

・・・

ヒルズについて、都市伝説を持ち出してくる人も多いです。

「六本木ヒルズってさあ、知ってる?こないだの震災で、壁にひびが入って、住民にわからないように直そうとしてるんだって。あんなトコ行っちゃダメよねー」

いえ、そんなことはないと思います、と私。

「あなたなんて知らないでしょ。ヒルズの人じゃないんだから」

いえ、私はヒルズに住んでいます。

「だからあ、住民には内緒にしてるのよ」

いえ、そんな、べつだん壁にヒビが入ってるようなことはないです。

「でもさ、専門家から聞いたんだから。壁のコンクリートにひびが入ってるから、あの建物はもうダメだって言ってたわよ」

いえ、あの建物は鉄骨造なので、壁のヒビ云々ということ自体がおかど違いです。

「素人が何を言ってるのよ」

いえ、私は一級建築士です。

「ふーん。・・・」

終わりかい!
やはりコンパは私には合わない。

・・・

金曜日とか、土曜日の夕方にヒルズのエレベーターに乗ってると、コンパに向かう女性たちと乗り合わせることがある。

トレーニング帰りのヨレヨレの私を見て、ヒソヒソと話してる。

「あれさあ、あれもヒルズの住人?」
「どうせ地権者よ」
「ヒルズの格が下がるわよね」
「ところで今日、私かわいい?」
「うん、玉の輿、玉の輿」

ひそひそ話に背を向け、私はひとり天井を見て階数の数字を眺めます。

ヒルズレジデンスの、、、
いつもの週末の夕方。

肩を落としながらエレベーターを下り、
深いため息とともに、
私はまたひとりつぶやきます。

「コンパなんてさ・・・」

・・・

写真は大した意味はないよ!
ヒルズ森ビルの屋上だよ!上がってみたら暑かったよ!

なんというか、コンパでウハウハしてる若い人たちがうらやましい訳では・・・決してないよ!妬んでなんかないんだよ!

全くためにならない話だったね!

2014年7月25日金曜日

2000億円を失った人の話 No.0590



私の入ってる経済塾でさ、ちょっと良い話を聞いた、というか見たの。この塾は数十人ながら、会員全部の売り上げが2兆円を超える、という会。ちなみに、私の売り上げ50億程度では誰も見向きもしない。まあ頭数で割ったら一人あたり数百億だもんね。

その会にいる人の話。なるたけ本人が特定できないよう微妙にスペックや数字をずらして書くけど、株に詳しい人にはわかるかも知れない。

株式を公開している会社だから、わかっても別に問題はないと思うのだけど、それは主旨と違うので、知ってる人もコメントに書かないでね。

・・・

さて、本題。

この人、 A さんは、数年前に東証に上場して、時価総額が約2千億円の会社になったらしいの。

私と同じように、中卒の学歴なし。若い頃はヤンチャだったらしい。まあ、ゼロからだからすごいよね。

このAさんは、バブル時にビジネスで数十億円単位の借金を抱え、しかし、それを全部返しきった、という人。マイナス数十億円から2千億円だからね。まるでジェットコースターのようだね。

でも、Aさんのジェットコースターはそれでは終わらない。

不動産関連の会社だったゆえに「地価」がモロに株価に影響してしまうの。でさ、上場して、、、

またまた、大きな波が来てしまった。
バブル崩壊の再来、リーマンショック。

当時、もっと物件を購入しろ、と外資から数百億円の融資を受けていたA さん。

持っていた資産はどんどん下がり、株価も下がりきって、、、

2000億円の価値があった株価の時価総額は、ほぼなくなってしまった。(5億円だったか?1995億円減ったことになる)

神様もひどいね。ホント、景気に翻弄された。

そんなころ、私はこのA さんの入っている、この塾に入会したんだ。

・・・

この塾のトップ、K塾長は「Aちゃんがかわいそうだ、なんとかしてやりたい」と物件の処分を手伝ったり、いろいろ奔走されてた。上場前からかわいがってた塾生だから、なんとかしてあげたかったんだろうね。

とにかく、面倒見の良い、優しい塾長なんだ。
塾長や、数名の会員さんがAさんを支えてた。

そんな中、一度だけ、塾の中で、このA さんが、塾生みんなに「お願いごとがある」と言ったことがあるの。

「みなさん、実はお願いごとがあります」

で始まったその挨拶。

いったいどんなことかなーと思って聞いてたら、こんな話だった。

このAさん、ずっと、アジアの貧しい地域から来ている留学生を支援していたの。そういう公益財団を作ってた。会社の株を譲渡して、配当で支援をしていたの。

で、株価が下がりきって、配当が出ない。

配当が出ないと、留学生達が困ってしまう。なので、「みなさん、なんとか助けて頂けないでしょうか?」と。

株買ってくれとか、物件を買ってくれとかじゃないよ。

この塾には経済界のトップが名を連ねてる(名前を書けないのが歯がゆいくらい)。

なので、そんな塾のみんなの力を持ってすれば、いろんなことができる。でも、この人の頼んだのは、留学生のことだった。

一口、3万円。
ある意味、たった、3万円。

自分は、1995億円なくしたんだよ?
(自分の持ち株だけでも半分くらいはあった)

ふつうなら、留学生どころじゃない。
なんか、すごいな、この人、と思った。

・・・

塾の多くの人が協力した。その財団は、塾生以外の多くの皆からも寄付が集い、継続ができた。

多くの留学生が、助かった。

・・・

あれから数年が経った。

アベノミクス。

賛否両論あるかも知れないけど、、、

実際に、この日本は、徐々に景気が戻ってきています。東京の地価は軒並み上がり、1、5倍以上になった物件も数多いです。景気はそのうち地方にも伝播していくでしょう。

景気が下がって、物件価値が下がり、株価が下がった。
今度は、景気が上がれば、、、逆もまたしかり。

A さんの会社、700億円まで戻った、と聞きました。

塾生達の反応は、

Aちゃん、良かったね、やっぱり、、、

「神様は見てるなあ」

というものだった。

・・・

アベノミクスもしかり、ADR その他、打った手も良かった。留学生の話だけでなく、やるべきこともちゃんとやってきた。本来ならば、当然つぶれてしまうところを、負債が大きすぎて潰せないまま、景気が上がって持ち超えた、という幸運もあったでしょう。逃げなかった、ということも大きいと思います。

それとは別に、私が聞いた話ですが、、、
ある海外の融資先がちゃんと調べ、評価していたといいます。

自分の心配よりも、アジアの留学生の心配をしていたその人間的姿勢を。

私心がない。

Aさん、とても素晴らしい。
学ばせていただきます。

ホント、神様って、いるんだね。

・・・

写真は、その塾の去年の忘年会で、最後の締めの挨拶を託かった私。

「並みいる先輩達を差し置いて、一年の最後の挨拶を仰せ付けられるとは、まことに恐縮ながら、非常な光栄ですので、記念に写真取ります」

と壇上で自我撮りしたら笑われた。

浮かれてカラオケ歌ってるようにしか見えない。

*ちなみに、文中、数字その他を意図的に変えているところがあります。主旨はちゃんと伝わると思うので、内容にツッコミはやめてね。