2012年10月6日土曜日

お金の話(運転資金とかもろもろ)

前回のFBコメントで「起業するときのアドバイスくれー」と
いうのをいただいたので、ちょっと書いてみようかなー、
ネタないし。

まあ、どうやって起業するかとかは
いろんな本やノウハウがあると思います。

書き出してもキリがありません。

なので、私はちょっと違った視点からお話ししてみましょう。

世間のノウハウとかからは
逆行するかも知んないけど、
私のやり方。まずは、お金の話です。

運転資金とか、開業資金。


ここ行きましょう。


・・・


少し自慢をさせてください。

と、その前に、お話しする事があります。

本とかではいつも書いているので
ご存知な方も多いかもしれませんが、
私の父は、倒産しています。

負債総額6億円。

当時、「ウチのとうさん、とうさんしました」と


ジョークを乱発していたのですが、誰も笑ってくれなかったです。

私は、オヤジの会社にはいなかったのですが、
倒産劇の一部始終や、「なぜ倒産するのか?」を
徹底的に横で見る事が出来ました。


で、、、
一つの結論に達しました。


倒産したくなければ、、、


お金を借りなければいいのです。


・・・


世間で言う倒産とは、実質的に「銀行取引停止」のことを言います。手形が実行されなかった。つまり、「もちょっと先に払います」という約束をして切った手形が、期日になってもお金にならなかった。そのときに銀行口座にお金が入っていなかった、とうことです。これが二回続くと、会社は倒産します。


逆に言えば、、、

倒産したくなければ、お金を借りずに、
また、手形を切らなければいいのです。


まあ、倒産に結びつく要因は無数にありますが、
実質、手形を切らなければ、倒産はしないのです。


・・・


ここで、自慢話です。

私の企業グループは、一切、、、

・運転資金を借りない

・手形を切らない

です。

20年間ビジネスをして来て、運転資金を借りたのは、
独立一発目の国金のみです。


それ以外、、、

お金を借りた事はありません。

ましてや、手形なんてただの一度も切った事がありません。

すべて、現金100%支払いです。

年間、60億円を、現金で支払っています。

20年前も、今、この時点も。


・・・


銀行が「借りてくれ」と頼むがゆえの
借り入れはした事があります。

その場合は、現金を使わず横において、

「付き合いだから借りてやるよ。
 そのかわり、金利は○%にしろ」

とか、そんな感じです。

(どーでもいい事だけど、銀行金利は値切るもんだよ)

ビル買ったりの買い物も、借ります。


でも、、、

運転資金の支払いのために、お金を借りるなら、、、
もしくは手形を切るなら・・・

ビジネスをやめよう。

そう思ってやってきました。


・・・


こう考えると、いくつかいいことがあります。
(デメリットもあるよ)

・手形を切らないと、キャッシュフローを回すのが難しい。
 逆に、フローにシビアになれる

・とうさんのようにとうさんしない

・身の丈にあったビジネスが出来る

・「お金」の出入りを実感できる
 
・マイナスなどに敏感になる

・現金払いなので仕入れが安くできる

・フローが回りだしたら経営に安心できる

などです。


会社が小さい頃からそうやって来たので、
今も毎月5億円、現金で支払っています。

キャッシュフローにも敏感になるので、工夫もします。

ゆえに、支払い後のグループの口座には、
さらに一ヶ月分のストックがあります。

なので、内部留保とは別に、
支払い前で10億円、
支払い後でも5億円の現金があります。
(あくまで全グループ合わせてだよ)


これは、経営において、本当に、
「安心できる」ことなのです。


ちなみに、ウチのグループの売り上げなんて、
経済界で言えばハナクソかもしれません。

でも、年間60億円を現金で払っているところは少ないと思います。

なので、自慢なのです。


・・・


逆に、これは非効率でもあります。

手形を6ヶ月で切ったとしたら、
6ヶ月×5億円で、30億円の現金が手元に残る形になります。

もし、今キャッシュが30億円使えるとして、
それを新規ビジネス投資に回したら、
売り上げなんてカンタンに100や200億行くでしょう。

でも、私自身は、そこに魅力を感じません。

100億売ってるから偉いとも、
1000億売ってるから偉いとも思いません。


また、「オレは1000億円やるぞ!」なんて事も言いません。

(孫さんとかのごく一握りの例を除いて、
 ほとんどホラで終わります。
 言った事が出来ない男はカッコ悪いので、私は嫌いです。
 大きすぎる目標は有害だと思っています)


それより、私は「永く事業が続く事」を望みます。
なので、今もスタイルを変えていないのです。


・・・


私は、今、思います。

こうやって、やって来て良かった。
借りずに、無理して、やせ我慢して、やって来て良かった。
背伸びせず、身の丈で成長して来て、良かった。

そう思っています。


あなたが既にビジネスをされている場合、
今から手形をやめるとか、借り入れをなくすのは難しいかもしれません。


でも、これから起業される人は、、、


「オレは借りねえ!」と決めてみるのも
いいのではないでしょうか。


歩みは、遅くなりますが、、、
その一歩は確実に、強いものになるでしょう。


まあ、私も開業資金は借りたんだけどね(^^;たしか800万だったかな。

6 件のコメント:

  1. 長岡です

    いつもながら、短く端的なご指摘、とても参考になります。これも事業をする中で誰しも経験することがあると思う『未払い』、起業絡みで取り上げて頂けると助かります。 

    億の廣田先生に比べ『ゴミ』のような金額かもしれませんが、数十万円の手数料未払いが発生しています。

    当方、お客さんに塗装業者を紹介して、お客さんに良質な工事をする直接施工業者を複数紹介、中間マージンカット、競合でメリットを与え、手数料を業者よりいただくモデルです。

    1件当たり10~20万円、計進行中を含め4件発生、最初の1件が8月末支払予定が何回催促しても支払いがない。

    残3件も、危ない状況です。 一応内容証明を出し、少額訴訟で勝訴後、債権の譲渡する旨の連絡の後、善意の第三者に譲渡を考えています。

    信じて仕事を出していた相手に裏切られ自分の脇の甘さも見えてきました

    いま進行中の他の業者からの入金も大丈夫だろうかととても不安になります。

    前置きが長くなってしまいましたが、『不払い対策』
    防止するにはどうしたらよいか、起こった場合はどの様に対応するか、経営者としての心構え等を教えて頂ければ幸いです。

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    1. チョウサンさま、いつもコメントありがとうございます!

      なるほど!ですね、こういうパターンはありがちです。金額の多寡ではなく、頂けるべき金額を頂けないという事はビジネスにおいてあってはならない事ですね。まして、チョウサンさまのまったく原因のないところでの不払い、単純に発注業者の資金繰りが原因でしょう。

      不払いについてのやり方などいろいろあるかと思いますが、やはりパターンが違います。ビジネスのないように寄っては全く違う答えになりますので、まずここは「チョウサンさまの今回のビジネスにおいて」のお答えをしましょう。

      まず、払おうとしない相手から集金するのは非常に難しいです。とくに、この業者さんは彼らの発注先(材料屋とか)にも踏み倒しをしている可能性が強いです。

      で、集金についてはチョウサンさまの今やっている方法でいいと思います。

      さて、今後このような事がないようにするには、ですが、これはカンタンです。

      集金時期を、紹介時にしてください。

      塗装工事に入る前、塗装業者からお金を頂いてください。なぜなら、紹介をした段階で、すでにチョウサンさまの仕事は済んでいるからです。

      工事にかかり、工事が終わってから集金する必要はありません。

      紹介した段階で、工事にかかる前に手数料をもらってください。それが一番だと思います!

      また覗いてくださいね!

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    2. これまた、端的かつ適切なアドバイスありがとうございます。 

      確かに、工事着手前に当方の仕事は完了しています。新規業者の契約締結時には内容をそのように変更を致します。

      集金の時期を早めるは全く、気が付きませんでした。ありがとうございました。

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    3. はい、チョウサンさま、是非そうされてください!これでもう不払いの心配はありません!
      また是非ご質問くださいね!

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  2. 起業するときのアドバイス
    ありがとうございますb

    起業の最初のステップはやはりゼニは借りる事になると思います(汗
    しかし運転資金までは本当に借りてまで私もしたくないと思いました。最初のやり方が大事だな~って感じました。

    考えすぎると・・・w
    はじめの一歩が中々、前にでないですね。

    失敗でも成功でも行動して経験値にしてみようと思いますb
    今回もありがとうございます。

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  3. RYUさま、コメントありがとうございます!

    そうですね、起業の最初のステップでは私も借りましたし。資金があれば言うことはないですが、なかなかそうも行かないものです。また、初動の借金は励みにもなると思います。

    運転資金をショートさせないために、フローをちゃんとみながら行くのが大事ですね!

    失敗でも成功でも、コヤシです!

    また覗いてくださいね!

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