2024年1月30日火曜日

NO.1395 武尊選手、本当にお疲れ様。ありがとう。

 武尊、すごかったね。
命を削るあの戦い方、根性、本当にファンとして感謝しかない。
   
ほとんどの感想が「ありがとう」というものだった。
 
本当にたまにだけど、コメント見てると「ローキックも避けれないのか」とかいうアホなのもある。
 
まあ、プロとしてリングに上がる以上「見るものの判断に身を晒す」ということだから、何を言われても仕方ないのだけどさ。
   
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オタク的な話題でごめんね。
 
元々、武尊はローを受けずに戦うスタイル。K1は3ラウンドだから、効く前に終われる。ただ今回は5ラウンド。まして、最初の相手はロッタン。それが変更になった。ロッタンはどちらかというとパンチとミドル。そして、ショートレンジで戦う選手。スーパーレックのようにロングで戦うタイプではない。つまり、ローを受ける、という前提で練習を積んできてない。
 
武尊のスタンス自体、前体重で左膝が少し内向いてる。この立ち方だと、ローを受けにくい→その分パンチに力が乗る。スーパーレックはやはりそこを見逃さない。ちゃんと研究してたね。
   
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何より、原口がペッパノムルンに何もできずに負けた時「相手は世界最高だから」と言われた。いやいや、スーパーレックも、それ以上に世界最高だよ。
 
他団体のタイトルマッチで、初めてムエタイのトップ中のトップと戦ったんだから、よくやったと思う。他の選手じゃあそこまで行かない。
 
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ただ、次やったらどうなるか?
 
今回の負けの差はなかなか埋まらない気がする。次やったら?逆に差は広がると思う。スーパーレックの方が技術の幅が多すぎる。
 
今度戦う時、スーパーレックは前蹴りとロー、入る時に膝を多用して、さらにショートで戦おうとはしないだろう。武尊の癖とリズムはもう見られたから。それができる技術がある。
 
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もちろん、蹴りの距離で戦い、チャンスを狙って中に入る、というプランもなくはないが、それをやると、さらにペースを掴まれるだろう。
 
技術はなかなか追いつくのに時間がかかるんだよね。
 
今の日本のキックはパンチに比重を置くため、蹴りの技術が上がらない。
 
ミドルをどれだけ蹴っても、パンチが1発顔にかすると帳消しにされる。特に今のK1。
 
この辺りがK1がRISEに負けたりする理由なんだよね。ボクシングキックになってるのよ。蹴りを取る判定だと勝てない。RISEの方が少しだけ蹴りを重視してるから。
 
50:45というフルマークも含め、ワンで勝とうと思ったらその辺りの判定基準も影響する。
 
少なくとも3ラウンドは取ったと思ったもんね。あのラッシュはすごかった。よほどフィジカルを上げてないとアレだけの連打はできない。
 
あそこで倒せていたら、とみんなが思ったろう。
 
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まあ、思いつくままにつらつらと書いたけど、勝ち負けや細かいことより、武尊のあの命を削る戦い方こそ、ファンが本当に見たいものだと思う。
 
試合後の言葉「これ以上できない」も、本当にとことんやったものの言葉。我々は一体どんな時にそれが言えるだろう。
 
選手として、男として、尊敬します。
 
武尊選手、本当にお疲れ様。ありがとう。
 
どうかまた武尊選手のファイトが見られますように。
 
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今日は格闘技のオタク的投稿でごめんなさい。まだあの試合の興奮が冷めやらんのですよ。
 
写真は試合後の武尊の足。あの足で最後まで前に出て戦った。
スーパーレックも「倒れるかと思った。男だから頑張れと自分に言い聞かせた」と。試合後、チャトリCEOに泣きながら報告してた

本当にとことんやった

この足

追加。パンチを打ち続けた腕も筋断裂だって。聞いたことない。返す返すももすごい


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