2019年4月14日日曜日

キャッシュレスの話 No.0890

新札発行されるんだね。渋沢栄一さんが一万円札だって。

いつもの経済塾で、渋沢栄一さんの縁者の方とご縁があるので、なんとなく嬉しい感がある。


で、今日はお金の話、というか、キャッシュレスの話だよ。


・・・


このように新札切り替えをすると、メリットがたくさんある。ホリエモンさんなんかは、この際高額紙幣を発行せず、キャッシュレスを進めるべき、と発言されてる。


私もそう思う。


テレビなどで見た方も多いと思うけど、中国は強制的なキャッシュレス経済が進んでる。


・・・


日本は弱者の言葉を聞こうとする国。キャッシュレス経済に対応できない人のために、急激な変化を強制しない。


これは、いいことなんだけど、、、

国としては弱い。


・・・


キャッシュレス経済に移行すると、いいことがたくさんある。


・コストがかからない 

・国が個人の情報を把握できる

・脱税が防げ、税収が上がる

・タンス預金などの動かないお金が表に出やすい

・アングラマネーが表に出る

・わりと抵抗なく消費しやすくなり、経済が活発になる


などだよね。
逆に悪いところは、


・個人の情報が国に筒抜けになる

・悪いことがしにくくなる(麻薬の売買、売春などもキャッシュレス笑)

・高齢者など、情報弱者と言われる人が使いこなせない


かな。

でもまあ、脱税など、悪いことができなくなる、というのは本来あかんことやからねえ。無視していい。


私が思うに、圧倒的にメリットが多いので、日本としては迅速に進めるべきだと思う。


・・・


ビジネス面から見てもそうだよ。圧倒的に経理が簡素化できる。メリットしかないよね。


なろうことなら、早く導入したい。


・・・


こういう時、強権発動が容易い中国は強い。


国が「これは良い」と思ったら、すぐ取り入れられる。


「ガタガタいうな、やれ」で終わりだもん。


国民は、それについていかなければならない。個人の努力とかの負担はあるにせよ、国としては急激に変化できる。


これを日本でやろうとしたら、10倍以上の期間とコストが必要になる。何をするにせよ、この差は大きい。


・・・


で、考えてみた。 


日本が迅速にキャッシュレス経済に移行する方法。


現金決済の場合、キャッシュレス経済と比べコストが実際にかかるのだから、税金を増やせばいい。


消費税の%を変える。


カードで支払った場合、手数料がかかるじゃんね?


あれの逆を行く。


・・・


人は勝手なもので「これから現金は使えません」と言っても、なかなかいうことを聞かない。


情報弱者はどうする、とか、あれこれ文句をつけて、変化しようとしない。


なので、「変化した方が得」という環境を作る。そうすれば勝手に「トクな方」を一生懸命模索する。


だから、損得をつけるんだ。


・・・


現金を使うならそのための(国の負担としてのコスト)が増えるわけだから、税金は高くなる。


キャッシュレスに対応してくれた場合、逆に、国のコストは減り、メリットがあるので、税金安くて当たり前。


だから、両者に差をつける。


・・・


例えば、現金は消費税5%増し。キャッシュレスなら5%割引、と10%の差をつけたら、誰でもすぐにキャッシュレスに移行しようとするよ。


んで、三年後には全てキャッシュレスにしますよー、と言えば、多分みんなついてくる。 


3年の間はいろんな処理が面倒になるけど、その後のメリットを考えるの、差し引きしてもトクだと思う。


・・・


人は変化を嫌う。
面倒だから。


良いことにも、変化をしようとしない。


なので、変化した方がトク、という形をつくるんだ。


人は、自分の損得には敏感だもんね。そうすれば勝手に、変化しようとする。


これが「仕組み」だよ。


・・・


ビジネスも、同じだよ。


勝手に良くなる、そんなシステムを作ることが大切。


そうすれば、会社は自然と良い方向に向いていく。


・・・


だいたいさ、会社が良くなったら、トクするのは社員なんだもんさ。


同じく、キャッシュレスになったら、トクするのは国民なんだ。


政府は、抵抗に負けずに、進めてほしい。


・・・


ノイジーマイノリティの話を聞きすぎるこの国には、到底無理な相談だろうけどね。


中国という国は大キライ(中国人は大好き)だし、住みたいとも全く思わない。


でも、国として、羨ましくもある。


トップダウンですぐ決めれらる。これは強い。何をするにしてもグズグズやってる日本は、置いていかれるばかりだよなあ。つらいなあ。


・・・


写真は、平先生と一緒に行った、いつかの上海だよ。あれから、随分差がついた。日本も負けずに頑張ってほしいよ。


このまでは、世界に置いていかれるばかりだもん(泣)

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