なんか経歴詐称をカミングアウトしたとかいう、情報商材屋をしてる若い衆の記事を見たよ。
元中卒で海外へ出て、17社起業したとか、今は東大を出て、なんたらかんたらしてるとか。どっかで聞いた某なにがしに似てる気もする。
まあ別に、他人のことだから何でもいいんだけど、私などは、詐称すべき経歴すらない。中卒だからねえ。
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こういう時よく思うのだけど、その経歴詐称情報商材屋くんは、一体、セミナーで参加者に対して、どんな話してたんだろう?
参加者たち、タメになったのかな?役に立つ情報だったのかな?
もし、めっちゃ役に立ってたなら、医師免許持ってないブラックジャックみたいなもん。ある意味、凄腕。
それならそれで、別にいいんじゃないかな?
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肩書きは大切。
やはり、人は実績で話を聞く。やはり、近所の野球好きオジさんより、イチローのアドバイスの方が貴重だからねえ。
でも、一度レールに乗ったら、あとは「その人の発する情報」が大切になるんじゃないかしら。
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チャンピオン製造機エディ・タウンゼント、カスダマト、ナダルのコーチのトニさん、彼らは名選手というわけじゃない。
コーチとして、トレーナーとして優れてたんだ。
つまり何が言いたいかというと、一旦育てる側に回れば、その実力こそが大切なんだということだよね。
この若い衆が、コーチとして優れていたのかどうかは知らない。まあ、別にどっちでもいいけど。
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人は、外見で判断する。肩書きも同じ。しかし、一旦付き合えば、相手の本質って、わかるもんだよ。
その時に評価される人間でいたいと思うよね。
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こういう話をすると、ひとつのモデルを思い出す。
ミスターX。
彼はどこの誰助かわからない。謎のアメリカ人青年。
たしかに、平先生は、エックスのことを「資産数百億、サンダル履きの旅行者で〜」と紹介した。
平先生の紹介だからこそ、人は最初、聞く耳を持った。
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しかし、、、
ミスターXの第一回目の電話セミナー、その一言で、皆は魅了された。
「お客様は、読まない(聞かない)、信じない、行動しない」
この一言で、エックスが「どこの誰助か?」がどうでもよくなった。
以降、ミスターXは、本人の名前も実績も全てを差し置いて、伝説のマーケッターとして、人々の記憶に刻み込まれたんだ。
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「語るものより、語られる話こそ」
という言葉がある。
どこの誰かは知らん。その人間の経歴は(興味を持つには十分であったけれど)、今は関係ない。
その人間の発するメッセージこそに価値がある。
そうありたいものだね。
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その経歴詐称情報商材屋くん、そのカミングアウトこそ嘘だったりしてね。
そうだったら笑えるね。
写真は、近所で朝飯食ってるとこだよー。でも、これも嘘かもしれないねえ。どっちでもいいんだけどねえ。
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