2010年10月1日金曜日

保証人を断る方法

フナの同級生が久しぶりに電話をしてくれたそうです。

でも、、、
電話の内容は、フナの考えてもいないことでした。


連帯保証人。


ある意味、日本独自の制度。
(海外にも保証人制度自体はあります)

昔の連座制にも似た、愚かな制度。
借りてもいない人が、
そのまま同じ借金を背負うというもの。


「あほう!やめとけ!」

と、、、

言っておきました。


・・・


私の父は、他人の保証人になり、
大きな借金を背負いました。

また、自分の失敗で、
他人に大きな借金を背負わせました。

どちらも、みんなが不幸になりました。


・・・


私の師匠、平先生は、勤めている会社の社長から、
無理やり一憶円の保証人にされました。

間もなくその会社は倒産しました。

先生は独立後、一年でその借金を返しました。

ただ、、、

これが平先生でなく、普通の人ならば、
自殺していてもおかしくありません。

先生のお兄さんは、同じ社長から
もっと多くの借金をかぶされました。

7億だったか8億だったか。


・・・


お金を借りたい人がいる。

お金を貸したい、金融屋(銀行も含め)がいる。


ならば、、、

勝手に二人でやりとりすればいいのです。

周りに影響させる必要はないのです。

銀行なり、金融屋がお金を貸したければ、
「その人」自身に勝手に貸せばいい…

と、私は思うのです。


・・・


何の関係もない第三者が、
保証人になったことで、自殺したり、
一家離散に追い込まれたりしているのです。

近代国家で、許されないことです。。


なので、、、

私は、いつかは保証人制度は
廃止されるべきものだと思っています。


自分のせいでビジネスに失敗するのなら
まだあきらめもつくでしょう。

しかし、他人のせいで、または、
この制度が存在するせいで失敗するのは、
悔やんでも悔やみきれません。


・・・


でも、、、

私も経験があるのですが、
これはなかなか断りにくいものです。

今の現状では、制度がある以上、
保証人を立てなければなりません。

とても仲の良い友人から頼まれたら、
なかなか「いや」とは言えないものです。


そういうときのために、
これを聞いておいてください。

いつか役に立つ日が来ます。


保証人を頼まれた時の断り方(約9分)

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ここからは、余談です。

私の昔の、彼女の話です。
長いです。

時間があったら読んでください。

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私が15だったか16だったかの時、
少しの間付き合っていた彼女がいました。

A子さんとしましょう。

ほんとに少しの間だったので、
今でいうオトナな関係ではありません。

A子さんは、その数年後に結婚し、
ご主人と商売をしていました。

お店も2件に増え、
順風満帆だったそうです。

しかし、幸せは長く続きませんでした。
A子さん夫妻は、他人の連帯保証人になっていたからです。

例のごとく、知り合いのお店はつぶれました。

A子さん夫妻もお店、自宅、親の自宅・・・
全てを失いました。

そして、借金だけが残りました。


・・・


毎日がケンカ。

「お前が悪いんだ」
「保証人になんてなるからだ」
「あなたも・・・」

という感じです。

特別、体が強かったわけではないA子さんも、
トラックに乗って日も夜も働いたそうです。

A子さん夫妻は、20代後半から、40歳過ぎまで、
十数年にわたって返済を続けました。

しかし、借金は全然減っていかなかったのです。

破産を覚悟するしかありませんでした。


・・・


破産してしばらくたったある日、
A子さんは気が抜けたのか、
頭が痛いと2日間寝ていたそうです。

ご主人が、どうだい?と聞くと、

「うん、今日は少し楽になったの」
と答えたそうです。

その夜、A子さんは意識を失いました。

脳溢血。

過労が原因でした。


・・・


A子さんは、意識を失う数日前に、

「私に何かあったらヒロタという人に連絡して」

と、同僚に伝えていたそうです。


A子さんの同僚は、ヒロタなにがしが、どこのだれだか知りません。

なので、知っているA子さんの友人をたどって、
ウチの事務所に電話をくれたのです。

A子さんが倒れてから、
すでに一週間がたっていました。

よほど、、、

苦労して、

私を探してくれたのでしょう。


・・・


上の話は、ご主人から聞いたものです。


30年間、会ったこともないのに
他の男性である私のことを呼んだ、

そのことに腹を立てるわけでもなく、
何かを疑うわけでもなく(ホントに会ってない)、

ご主人は、、、

集中治療室に私を入れてくれました。


「声をかけてあげてください、
 目を覚ますきっかけになるかもしれません」


30年ぶりに会ったA子さんは、
ただ眠っているだけのように見えました。

そして、昔と一緒のままに思えました。


変わってないな…

ちょっと白髪が増えたかな、でも、俺もあるもんな。


A子さんはベッドに横になり、
脳にはチューブが入り、その上からガーゼと包帯。
多くの機械に囲まれていました。



「A子ちゃん、ヤスユキやで」


A子さんは返事をしてはくれませんでした。

反応すらも。


・・・


私は、A子さんが私に何をしてほしかったのか、を考えています。


なぜ私に連絡を取ってくれと頼んだのか?
何かを頼みたかったんだろうか?
ご主人のこと?子供たちのこと?


OK、任せといて。

「ヒロタに」

その一言を、ファインプレーに変えてやるわ。
安心して早よ目覚ませよ。

呼んでくれてありがとな。

お前が困ってるときに、
助けてあげられなくてごめんな。

本当にごめん。

許してな。


・・・


保証人制度。

もし、夫妻が保証人にさえなっていなければ、
今も幸せな家庭を築いていたでしょう。


ひょっとしたら、家を建てるために、と
そんな理由で再会していたかもしれません。

「えー?A子ちゃん?久しぶり!元気?」

と、互いに笑顔を見せながら、イベント会場で
出会っていたかもしれないのです。


全ての原因が、
保証人になったせいだ、
というつもりはありません。

しかし、、、

そう思ってしまう。制度のせいにしてしまう。
あんな制度がなかったら、と思ってしまう。

これも人間でしょう。


・・・


保証人制度を今すぐ廃止したら、
お金を借りられなくて困る人もいるでしょう。

でも、

私は、できる限り早く、
この制度はなくすべきだ、と思っています。

借りる人は、決して保証人なんて頼みたくありません。

制度があるから、仕方なく、つらい気持ちで、
大切な人にお願いするのです。

いずれこちらも、
その相手の保証人になるという覚悟を持ったまま。


・・・


つまりこれは、

銀行も含めた、金融屋たち、
「貸す側」だけが優遇される制度なのです。


あなたは、断ってください。


日本の人全員がイヤだ、といえば、
こんな馬鹿な制度はなくなります。


断り方は、上の録音を聞いてください。

以上、余談でした。


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ちょうど、この録音で出てくるM社長。
素敵なエピソードがたくさんあります。

本に書きたかったのですが、書けませんでした。

可愛がってもらいました。保証人のお話だけでなく、
仕事の話、心構えの話など、
本当にいろいろ、教えてもらいました。

カッコええなあ、といつも思っていました。
社長と話す時間は私にとってとても楽しい時間でした。


社長の予想通り、いつの間にか商売してますわ、オレ。
うまく行ってますよ。社長に見てもらいたいくらい。


ありがとう。
若い子にも、ちゃんと伝えてます。


それと、オレ、、、

今も、守ってますよ。社長に教えてもらったこと。


・・・


M社長の魅力あるエピソードをご紹介しましょう。

フナが聞きたい、というので別に録音しました。

上記の録音とは違う、番外編です。

M社長のエピソード(約9分)



・・・


今日はすごく長くなりました。
しかも、ついおセンチ系になってしまいました。

ここまで読んでくれる人は少ないかなー


まず読んでくださったことに感謝。
本当にありがとうございます。


みなさん、ありがとう(^^)

14 件のコメント:

  1. 廣田先生、こんにちは。

    連帯保証人ですか。

    船川さんが悩む理由が理解出来ないですね。
    僕は19歳から個人事業主で会社員したことないので固定給の感覚がないです。

    毎月必要なお金が稼げないかもしれない、どうしよう・・・という恐怖感を味わったことがあれば、保証人は断るはずなんですけどね。

    最近は車のローンでさえ、組んではいけないという感覚なので借金はしないですね。

    まず、家族以外に言う時点で無理な風呂敷を広げようとしていると思います。

    借金をしなければいけない事業ならまだするべきではないと思います。

    コツコツ稼いでいけば必ず儲かると思います。

    今の日本はアメリカと違い、破産してもフリーターで月収20万稼げますから心配することはなんにもないと思います。

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  2. こんばんは、廣田先生。

    お気づかいが、とても嬉しい直希です。

    とりあえず3カ月で現状を変えるつもりでいるので大丈夫です!顔も知らない自分にありがたいお心使い涙がでます。(泣)


    廣田先生の周りには、カッコイイ大人が沢山いるのですね。僕には周りが見えていないのかな?
    僕の一つの目標に「カッコイイ大人になる」というのがあります。まさに、こんな大人になっていきたいですね。


    A子さんは、本当に廣田先生を信頼していたのでしょうね。保証人にはならなくても、いざという時に頼られる人間でありたいと僕は思います。

    今日はあたたかいお話に感謝です。

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  3. nodahajimeさま、コメントありがとうございます!

    >どうしよう・・・という恐怖感を味わったことがあれば、

    おっしゃるとおり!このことは非常に大切ですね。恐怖感と戦って、勝ってきたからこそ、創業社長はやはり強いのだと思います。

    >借金をしなければいけない事業ならまだするべきではないと

    全くその通りです。そして、借入しなければ回っていかないのであれば、「別の道」をとるべきですね。

    ただ、自分は気をつけていても、周りからその話が来るときがあります。

    そして、その相手が「断りきれない」相手で
    あることもまたしばしばです。

    その時に、角をたてずに断れれば、それ以上のことはないと思います。ただ、そうは思っても、なかなかジレンマがあるものです!

    nodahajimeさまはその心配はないですね!

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  4. 直希さま、コメントありがとうございます!

    >顔も知らない自分にありがたいお心使い

    こちらこそ、いつも応援してくださってありがとうございます!

    >僕の一つの目標に「カッコイイ大人になる」というのがあります

    私も全く同じです!私たちのグループの決定基準は「かっこいいか」どうか、なのです。
    自分の思う自分に、人生をかけて近づいていこうと努力する。

    目指すものは同じですね!

    >保証人にはならなくても、いざという時に頼られる人間で

    最高のフレーズです!私も、できる限りそうありたいと思います!

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  5. 廣田先生、こんばんは。

    「連帯保証人」。
    本当にこんな制度は早く廃止すべきですね。

    私の両親もコレで人生が変わったうちの一人です。
    子供の頃に両親の大変な姿を見ていたのでその怖さはわかります。

    家族の為にひたすら頑張ってきた両親を誇りに思います。

    誰かの身代わりになるなんて絶対に間違ってます。早く廃止されることを祈ります。


    廣田さんと繋がれる方はとても幸せですね。

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  6. 匿名様、コメントありがとうございます。

    >私の両親もコレで

    ご苦労なさったのですね。大変なこと、たくさんあられたと思います。とても人ごとに思えません。

    >誰かの身代わりになるなんて

    本当にそうですね。あってはならないことだと思います。

    早く廃止されるよう、皆で意識していくことですね!

    ありがとうございます!また覗いてくださいませ!

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  7. 廣田さまのブログ、3日前に初めて知りました。それから毎日、楽しみに楽しみに読ませて頂いてます。お人柄がにじみ出ていて、毎日心がぽかぽかになります。ありがとうございます。ぽちっ!必ず毎日しますね。
    アカウントとかまだわからないので匿名にて失礼致します。

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  8. 匿名さま、コメントありがとうございます!

    おほめの言葉嬉しいです!

    よろしければ過去録音など聞いていただければと思います!

    富永録音「奥さんをないがしろにしてしまう」フナ録音「うだるが上がる方法」「価値癖をつける」など、人気でした!

    ぜひまた覗いてくださいませ!

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  9. 私も保証人制度は反対です。
    連帯保証人と言うのは日本語が間違っています。本当は連帯債務者とするべきなんです。
    とにかくこの制度は非道すぎます。

    廣田さんのブログ。
    私も毎日楽しみに拝見しています。
    本のキャンペーンも楽しみです。

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  10. 楠さま、コメントありがとうございます!

    >連帯債務者

    本当ですね、おっしゃる通りです!
    そうすれば誰もなり手がいないので意図的にそう呼ばない感じですね。
    早くこんな制度なくなってほしいですね!

    キャンペーン応援ありがとうございます!

    また覗いてくださいね!

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  11. 廣田様、はじめてコメントいたします。

    私は保証人になったことはありませんが、親しい友人からお金を貸してほしいといわれたことがあります。

    彼は事業をやっていて運転資金に困っているようでした。

    この話がくるまでの彼の事業は調子がよく見え、当時は羽振りがよかったように見えました。

    でも、お金に困っているとなると、事業が傾き始めたのでしょう。

    いろいろと悩んだあげく、そのときはお金を貸すことにしました。

    ただ、このお金は“返ってこないもの”と考えました。つまり“あげる”つもりで貸しました。


    学生時代に、友人へのお金の貸し借りで、悪い雰囲気になったことが何度もあるため、私は友人へお金を貸すときの自分の決め事として、“あげる”ことができるものだけ貸そうと決めました。


    貸したお金は、数年後に戻ってきたのですが、予想していなかった臨時ボーナスのような思いでした。


    お金の貸し借りは人間関係にひびが入ると思いますので、廣田様のお考えを参考に、今後は“貸さない”と自分のルールにしようと思いました。

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  12. スノボーTさま、コメントありがとうございます!

    素晴らしいご意見です!

    貸すときは、「あげる」つもりで貸す。
    私もそうしております。

    スノボーTさまと同じく、私も若いころ、お金をどれだけ貸しても返してはもらえませんでした。

    当時は貧乏していましたので、私は人からお金借りて貸したりしていました。でも、返ってきたことはほとんどありませんでした。

    なので、スノボーTさまと同じ結論に達しました。貸さずに、あげる。あげることのできる金額が、その上限。
    何もしないと自分自身に悔いの残ることもありますね。

    なので、「貸せないけど、これ持ってけ。返さなくていい」と言うようにしています。

    ほとんど「貸してくれ」はなくなりましたが、今も、あればそうします。正しいと思います!!

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  13. 廣田様

    私のコメントへのご返信をありがとうございます。

    廣田様のような方から、“正しいを思います!!”とのコメントを頂戴し大変嬉しく思います。

    ありがとうございました。

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  14. スノボーTさま、とんでもないです!
    ありがとうございます!

    またぜひ覗いてくださいませ!

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