2011年3月15日火曜日

避難についての見解です No.0180

現在、東京で避難の人が増えているようです。

各国の大使館は、帰国を呼びかけ、支援し、
フランス大使館は
「特別な理由がない限り数日間、関東を離れるよう」
指示をしているようです。

(ググれば出てきます)

こういう状況になると、どう動くか?
がとても大切になってきます。

特に、人口の多い関東圏の人は、
迷ってしまうと思います。

ちょっと整理してみます。

・このままいてもいいだろうか?

・はやく動くべきか?

これで迷われている方が多いかと思います。


・・・

ちょっと検証してみましょう。


まず、次のことが言えると思います。

・先行きはわからない

・報道はおおむね、安全側で行う
 (パニックを防ぐため)

・なかなか会社も休めない

・動けない家族がいる

・資金的に難しい


というものではないでしょうか。


・・・


私の考え方です。

・2、3日すればかなり正確な情報、方向性がわかる

・その間、何かあった場合に動きがとれるようにしたい

・弱いもの(家族や仲間)を危険にさらしたくない

というものです。


・・・


ですから、私は次のように考えます。


*もし、ご自身が東京からはなれることが可能なら、
身内と共に、いったん少し離れて、
状態を見て帰ればいいと思います。



*もし、自分(男性限定)が仕事などの理由で
離れることができないなら、
家族だけ逃がせばいいのです。

男性ひとりなら、会社からそのまま避難だってできるのです。


この先、どうなるか、予断を許さないのです。


もし、何もなければ、旅行へ行った(家族を行かせた)、
と思えばいいのです。

何もなければ、ラッキー!と思って、
すぐに帰ればいいだけのことです。


もし、何かあったら、その場合、言うまでもありません。

例えば、インフルエンザでも、会社を休みます。
もし、自分が社長なら、慰安旅行でも会社は閉めるのです。

(平先生と一緒にやっている私の関連の
 都内の事務所はすでに閉めています。
 仮に可能性が万が一であったとしても、
 従業員の生命や体の方が大切だからです)


多くの人は、起こるかどうかわからない事故のために、
多額のお金を払って保険をかけるのです。

燃える可能性なんてかなり少ないにも関わらず、
これも多額の火災保険もかけるのです。


それと比べて、今の状況は、
「もう少し」可能性が高いです。


「保険」をかける意味で、移動を考えてもいいと思います。


それは決して、無駄な行動ではないと思います。

情報をよく見て、選び、自分の判断で、
しっかりと家族や仲間、弱いものを守り、
行動してください。


廣田康之


追伸①


リーダーの役割は、仲間を守ることです。

家の中で言えば、主人の役割は、
家族を守ることです。

世の男性たちに、こう言いたいと思います。
自分の命を捨ててでも、仲間や家族を守ってください。

会社の社長なら、従業員の安全を優先してください。
あなたがご主人なら、家族の安全を優先してください。

それ以上に大切なことは何ひとつありません。

私はそう思います。



追伸②


この記事を投稿した段階で電話がありました。

茨城で社長をしている友人がいます。

安倍さん、といいます。

社員と家族を集め、バスを用意し、
「三重県に出発するのでよろしく!」とのことでした。

「おまえら、伊勢神宮でも行ってこい」と
スタッフたちにひとこと残して。


これがリーダーの仕事です。


彼は、地震直後、スタッフ総出でトラックを用意し
断水している人たちの家を回り、水を配りました。

仕事そっちのけで。

スタッフたちに危険が迫ってきた段階で、
安全を確保しようとすぐに対処しています。

素晴らしいリーダーシップ。

こういう人を「社長」と呼ぶのです。


追伸③

避難をすませた友人から連絡がありました。

「〜略〜
 このように実家に戻って感じました。
 今、手に入ったのは、安全だけではなく、安心です。
 こちらは、地震の心配さえ、ないのです。
 はじめてゆっくり眠れました。いかに疲れていたか
 〜略〜」

家族に、安心できてゆっくり寝られる環境を与えるだけでも、
無駄ではないと思います。

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